犬を興奮させ過ぎるNG行為4つ!リスクを考えて愛犬の気持ちになろう

犬を興奮させ過ぎるNG行為4つ!リスクを考えて愛犬の気持ちになろう

犬は何らかの刺激を受けると興奮しやすい生き物なので、飼い主の毎日行っている行為によって愛犬が興奮しすぎることが度々あるのだとか。興奮させすぎると少なからず愛犬にリスクを背負わせることになってしまうので、なるべく気持ちを高ぶらせないように気をつけましょう。

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1.過剰にテンションを上げながら触れ合う

犬の後ろから抱きしめる女性

愛犬と触れ合うとき、愛犬のテンションが上がるようにこれでもか!といわんばかりにたくさん撫でながら「○○ちゃん、可愛いね~!」「わぁ可愛い!よしよしよしよし~!」といった感じでわざとオーバーリアクションしながら接することはありませんか?

私は愛犬の興奮する姿を見たいがために、ついこのようなオーバーな接し方で可愛がってしまうことがあったのですが、実はこういった愛犬を興奮させやすい飼い主の行為は、愛犬にケガをさせるリスクがありますので基本的にはNG行為といえます。

犬は興奮してしまうと気になるもの以外見えなくなる傾向にあり、喜んで走り回ったり飛んだりしたときに、物にぶつかってケガをすることが割とよくあるのです。

また、興奮時はいつもと違った動きをすることが多いので、脱臼をしたり関節を痛めてしまったりすることも少なからずあるといえるでしょう。がむしゃらに可愛がったときに喜びながらはしゃぐ愛犬の姿を見たいと思う気持ちはわかるのですが、ケガをするリスクをなくすためになるべく興奮させないように接してあげてくださいね。

2.お出かけから帰ったときに構いすぎる

部屋のドアの前で待つ犬

犬が興奮しやすいシチュエーションとして有名なのが『飼い主がお出かけから帰ってきたとき』です。大好きな飼い主が数時間ぶりに帰ってきた瞬間、おそらく犬は飼い主に飛びかかりたいくらいとても嬉しい気持ちになっていることでしょう。それほど嬉しさを感じているときに、飼い主が「ただいま~!寂しい思いさせてゴメンね!」と目一杯構ってくれたら犬はどうなるのでしょうか。

おそらく心当たりのある飼い主はたくさんいると思いますが……、めちゃくちゃ喜ぶ場合が多いです。なかには興奮しすぎてオシッコを漏らす犬も少なからずいるみたいですね。その他にも飛び跳ねて喜びを表現する犬もいたりします。

毎回お出かけから帰ってきたとき、すぐ愛犬に構って興奮させすぎていると、喜んで飛び跳ねることで脱臼や関節を痛める可能性がありますし、愛犬がオシッコを漏らす場合は感情が大きく揺さぶられたときにオシッコを漏らす癖がついてしまうこともあります。

また、お留守番中と飼い主が帰宅した際の感情の揺れ幅によって、「飼い主と離れたくない……」と寂しがるようになり、飼い主に依存しやすくなるなんてことも考えられます。お出かけから帰ってきたときは真っ先に愛犬を安心させようと感じて過剰に構ってしまいたくなると思いますが、興奮させすぎないよう冷静に接するか、愛犬の気持ちを落ち着かせてから可愛がってあげることをおススメします。

3.愛犬の反応を見ようと好きなものでしつこく誘う

立ち上がって飼い主が持つおやつを欲しがる犬

愛犬の面白い反応を見ようとして、お気に入りのオヤツやオモチャでしつこく誘った経験はないですか?心当たりのある人は少なからずいることと思いますが、愛犬の大好きなオモチャやオヤツで気を引こうとすると、「オモチャで遊んでくれるの!?やったー!」「オヤツ、くれるの!?早くちょうだい!」といった感じでビックリするくらい興奮しながら喜んでくれます。

そういった犬の行動はとても楽しくて愛らしい姿といえますが、こういった飼い主の行為も基本的にはNG行為といえるでしょう。

なぜなら無理にお気に入りのオヤツやオモチャで愛犬の気を引いてばかりいると、「またオヤツ、頂戴」と、おねだり癖がつく可能性がありワガママな性格になりやすいといえます。また、オヤツやオモチャに注目しながら走り回ることで家具などにぶつかる危険性もあります。また、「オヤツが欲しいの?」と聞いたときの愛犬の反応が面白くてオヤツばかり食べさせていると、肥満のリスクも高まってしまうといえるでしょう。

4.本能を刺激しすぎる

犬と引っ張り合いの遊びをする人

犬を興奮させすぎるNG行為で、一番危険なものとなるのが『本能を刺激しすぎる』です。愛犬との生活で本能を刺激しやすい行為といえば『狩りを意識した遊び』となります。具体的にいいますとオモチャを引っ張り合ったり、オモチャが獲物に見えるように動かしながら愛犬と楽しんだりする遊びのことです。

これらの狩りを意識した遊びは、犬の本能を刺激するのでストレス解消や気分転換の効果が期待できますし、愛犬と一緒に狩りを意識した遊びをすることで良いコミュニケーションになるともいえます。

しかし、本能を刺激する遊びに夢中になっていると愛犬が興奮しすぎて本能が目覚めてしまい、攻撃的になってしまうことがあるので要注意となります。例えば、愛犬と一緒にオモチャで遊んでいると唸られて噛まれそうになった。もしくは本気で手を噛まれた。そんな経験をしたことがある飼い主はいることと思います。

こういった行為を続けていると、愛犬が『遊び噛み(手加減して噛む)』をしなくなって『本気噛み』をするようになる可能性があります。また、犬と遊んでいる相手が出血するほどのケガを負う場合も多いので、遊んでいるときに「愛犬が興奮してきているな」と感じたときは、一旦遊びを中断して高ぶっている気持ちを抑えるようにしてあげましょう。

まとめ

嬉しそうな表情で見つめる犬

何らかの原因で犬を興奮させすぎてばかりいると、周りが見えなくなって犬がケガをしたり本能を呼び起こされて攻撃的になったり、飼い主に依存しやすくなったりと様々なリスクを抱えてしまうことがあります。ですので、普段から愛犬を興奮させすぎないように接することが大切といえるでしょう。もし、愛犬が興奮しすぎてしまった場合は慌てず落ち着かせてあげてくださいね。

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