こんな見た目の人は犬に怖がられやすい!?
1.身体が大きな人
身体が大きな人を怖がってしまう犬は、チワワやポメラニアンやトイプードルなど、超小型犬や小型犬に多くいます。犬にとって人間は、自分よりもずっとずっと大きな身体を持つ存在です。相手が見知らぬ人であるとき、子供は得意だけど、大人は苦手、という犬もいます。女性は得意だけど、男性は苦手、という犬もいますが、身体の大きさが関係していることがあります。
中型犬や大型犬、人間よりも大きいのでは?というくらい大きな身体を持つ超大型犬の中にも、身体が大きな人を怖がってしまう犬がいます。もしかすると、子供に囲まれて生活している犬であったり、飼い主さんが女性であったり、飼い主さんが小柄な方なのかもしれません。
2.サングラスをかけている人
サングラスをかけている人を怖がったり、サングラスをかけている人に向かって吠えて威嚇したりする犬がいます。特に、相手の目が見えないほど、真っ黒なサングラスをかけている人を警戒するようです。
私も普段、サングラスをかけている人とすれ違うことは滅多にありません。犬も、サングラスをかけている人を目にする機会が少ないと、”あの人、何だか怪しい物を身に着けているぞ”と、警戒してしまうのではないでしょうか。
普段、メガネをかけることはないけれど、本を読むときだけ老眼鏡をかけるという飼い主さんによると、メガネをかけた自分の姿を、愛犬が不思議そうに、たまに不審そうに見つめることがあるのだそうです。見慣れない物であったり、見慣れない飼い主さんの姿だったりするからかもしれません。
3.作業服を着ている人
警察官・郵便配達員・工事業者・宅配便など、作業服を着て訪問される人に対して、怖がったり、執拗に吠えたりする犬がいます。目にする機会が少ないため、違和感を抱いたり、不審に思ったりしてしまうのでしょう。
郵便配達員や宅急便の人であれば、目にする機会は決して多くはないものの、何度も目にしたことがあるでしょう。工事業者の人も、お散歩などですれ違う機会があります。警察官はどうでしょう。滅多に目にする機会がないかもしれません。
実は、先日、自宅に警察官の男性が広報誌を持って訪ねてこられたのですが、愛犬がものすごく警戒し、これまでにないくらい吠えて威嚇していました。玄関先で初めて目にしたからだと思います。飼い主さんが作業服を着てお仕事に行かれる場合、作業服姿の人に慣れている犬もいるのではないでしょうか。
4.車椅子や電動車椅子に乗っている人
車椅子や電動車椅子を目にする機会が少ない犬もいるでしょう。最近では、高齢者の方が電動車椅子に乗られている姿も見られますが、決して多くはありません。
見知らぬ機械に見知らぬ人が乗っているというだけで、警戒してしまう犬もいます。電動車椅子であれば、ピピピっと音が鳴ったり、音声ガイドが流れたりするなど、聞き慣れない音がすることもあります。見慣れない物体であることだけではなく、自分の身体よりも大きな物体であることも、怖がらせてしまう原因なのかもしれません。
また、予期せぬ動きをする物体であることにも、不安や恐怖を感じているのではないでしょうか。もし、車椅子や電動車椅子に乗っていないときは怖がられない、というのであれば、やはり見知らぬ物体に警戒しているのでしょう。
まとめ
犬が怖がる"人の見た目"の特徴には、
- 身体が大きな人
- サングラスをかけている人
- 作業服を着ている人
- 車椅子や電動車椅子に乗っている人
などがあります。
見慣れないから怖い、ということがほとんどなのではないでしょうか。見慣れないものと触れ合う機会を増やすことはなかなか難しいかもしれません。しかし、外出の機会や人と交流する機会を増やすことで、警戒することや吠えることなどを改善することができるかもしれません。