愛犬と長期間会えなかったとき、飼い主がするべきこと3つ
1.愛犬の世話をする
もし、「会えない時間、愛犬に寂しい思いをさせたかもしれない」と飼い主さんが感じたのなら、きっと、それは飼い主さんの独りよがりではありません。ふだんと変わりない態度であれ、何かよそよそしいと感じの態度であれ、飼い主さんの心に何らかの影響を与えているのであれば、愛犬の心にも何か動きがあったはずです。
ですから、まず、離れていた時間にできなかった、愛犬の世話を率先して行いましょう。食事の世話や排泄物の処理、散歩など、愛犬のためにできることはたくさんあります。
犬の性格によっては、決まった人としか散歩に行かない場合もあると思います。そう言った場合でも、一緒に散歩に出かけることはできます。愛犬の世話をする、ということは愛犬に寄り添うことだと考えれば、面倒に感じることなど一つとしてないはずです。
2.できる限りたくさんの時間を一緒に過ごす
有名な「犬の十戒」の中に、以下ような文章があります。
「私の一生は大体10年から15年です。あなたと離れるのが一番つらいことです」
「あなたには他のやることがあって、楽しみも友達もいるかもしれない」
「でも、私にはあなたしかいないのです」
犬と一緒に暮らしていると、「犬の十戒」の言葉全てが、どれほど犬という動物の心の内を間違いなく言い当てているかを実感します。まして、数日でも、数か月でも離れていなければならないとき、愛犬はどれほど心細い思いをしていたかを考えると、その離れていたときに感じただろう寂しさを埋めるために、何でもしてあげたいと思うのはとても自然なことなのではないでしょうか。
とはいえ、人間の子供の機嫌を取るように、おもちゃを買い与えたり、高価な服を買ったりするなどといったことは必要ありません。できる限り、愛犬の視界に入る場所にいて、できる限り一緒に過ごす時間を作りましょう。
3.愛犬と過ごす時間を精一杯楽しむ
愛犬にとって「楽しいこと、嬉しいこと」を共有します。おもちゃで遊んだり、ふだん行かない場所へ散歩に出かけたりします。愛犬のためだけに行動するのではなく、飼い主さん自身も愛犬と過ごす時間を精一杯楽しんでください。
家族を思い出せないときの犬の態度
吠える
進学や就職などで、育った家を出て、実家に帰ってくるのは半年に一回程度…という家族の場合、犬の月齢や性格によっては、その家族のことを忘れてしまったような態度をとることがあります。「ただいま」と玄関を開けた途端、初対面の人に対して威嚇するように吠えられたら、仕方がないとはいえ、家族としてはとても寂しいものです。
隠れる
吠えずに、身を隠す場合も、久しぶりに会う家族に対して警戒している証です。あまり深追いせず、お気に入りのおやつなどで気を引いて、一緒に暮らしていたときと変わりない態度で接するようにしましょう。
目を合わさない
吠えず、隠れず、名前を呼んでも聞こえないふりをし、目を合わさない…という態度を愛犬がとるときは、とても複雑な感情を抱えていることが考えられます。拗ねているのかも知れませんし、威嚇はしないけれども警戒はしている、という状況なのかも知れません。
まとめ
愛犬と一緒に過ごす時間には限りがあります。家族として迎えたときから、最期を看取る覚悟を持たなければいけません。最期まで幸せな思い出だけで愛犬の心を満たすことができるようにもし、飼い主さんと離れて過ごす時間があったなら、そのときに愛犬が感じただろう寂しさを忘れてくれるように、家族としてできるだけのことをしてあげてほしいと思います。
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20代 男性 匿名