老犬と子犬を一緒に飼うのは可能?気をつけたい注意点3つ

老犬と子犬を一緒に飼うのは可能?気をつけたい注意点3つ

老犬と子犬を一緒に飼うことは可能です。『老犬と子犬を一緒に飼うときに気をつけたい注意点』についてまとめました。老犬の先住犬がおり、子犬を迎えたいと考えたとき、ぜひご参考ください。

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先住犬が老犬~子犬を迎えるときの注意点~

微笑むポメラニアン、目を細めた笑顔のポメラニアン

慌ただしかった、子犬時代や成犬時代を終え、老犬となった愛犬との暮らしは、穏やかなものです。視力や聴力が衰え、室内の家具や物にぶつかるようになったり、お漏らしをしてしまったりなど、たまに慌ただしくなることもありますが…。

そんな、老犬となった愛犬との穏やかな毎日の中、新しく子犬を迎えよう、と考えることがあります。活発な子犬が来てくれると、雰囲気も明るくなりますし、お散歩や運動を億劫にするようになった老犬にも、活力を与えてくれるのではないか、とも考えることがあります。

老犬と子犬を一緒に飼うことはできます。実際に、私にも経験があります。しかし、子犬を迎える前に、じっくり考えなければならないことが山ほどあります。老犬と子犬が一緒に暮らすとき、どのようなことに注意すると良いのか、一緒に考えてみましょう。

1.老犬の健康状態は良好ですか?

老犬となった愛犬の健康状態はどうでしょうか。子犬でも成犬でも、犬でも他の動物でも、新しい家族を迎えるには、相応しくない健康状態であっては、新しく子犬を迎えることはできません。子犬を迎えることで、生活環境が大きく変わります。飼い主さんの行動だって変わります。

そのことが、老犬に大きなストレスを与えることとなり、健康状態がさらに悪化してしまったり、病気の発症や問題行動の原因になってしまうことがあります。飼い主さんは、“健康だ”と感じていても、愛犬は何か不調を抱えているかもしれません。

子犬を迎える前に、老犬となった愛犬の健康状態を把握するようにしましょう。定期健診は受けられていますか?年に一度の健康診断、大切です。まずは、健康状態を把握するため、健康診断を受け、新しく子犬を迎えようと検討していることを、獣医さんにも相談されてみてください。

2.他の犬と仲良くすることができますか?

2匹の犬

老犬となった愛犬は、これまで、他の犬と仲良く過ごすことができていたでしょうか。お散歩のときにすれ違う犬や人を威嚇し、唸ったり、吠えたり、飛びかかろうとするなどありませんでしたか?他の犬と仲良くすることができるよう、犬社会を十分に学ぶことができているでしょうか。

また、神経質であったり、臆病であったり所有欲が強く、精神的に不安定なことはありませんでしたか?社会化が不十分で、他の犬や人に対して攻撃的な犬であった場合、新しく子犬を迎えたとき、上手く付き合うことができるとは考えにくいのではないでしょうか。

老犬になり、攻撃性も弱まり、穏やかになったように感じられるかもしれません。しかし、元々の性格が大きく変わったわけではないでしょう。子犬がじゃれてきたとき、急に攻撃的な部分を見せることがあるかもしれません。

3.それぞれに生活のスペースを与えることができますか?

いきなり同じスペースで生活することには、お互いにストレスを感じてしまうでしょう。こんな風に考えてみてください。

あなたのお家に、ある日突然、見知らぬ人が一緒に暮らすことになりました。あなたと同じソファーに座り、あなたと同じ食器を使い、あなたと同じベッドで眠る。考えてみるだけでも、何だか嫌な気分になりませんか?犬だって同じです。

愛犬たちが身体を寄せ合ってソファーに座って寛いでいたり、ひとつのベッドで仲良く眠っている姿は、とても可愛いです。老犬が子犬を可愛がる様子も、子犬が老犬を慕う様子も、とても愛おしいです。しかし、それは、まだずっと先の話です。老犬と子犬の様子をよく観察しつつ、少しずつ距離を近づけてあげると良いです。

そのためには、それぞれに生活スペースを与えてあげる必要があります。ケージ・食器・ベッド・トイレなど、老犬用と子犬用をそれぞれ用意し、老犬の生活スペースに子犬が入ってしまわないよう、ガードしてあげると良いでしょう。それぞれに生活スペースを与えてあげるためには、それだけのスペースを用意してあげられる生活環境にあるのかどうかも考えなければなりません。

まとめ

立ち止まって見つめるポメラニアン

老犬と子犬を一緒に飼うことは可能なのか、どんなことに気をつけると良いのか、

  • 老犬の健康状態は良好ですか?
  • 他の犬と仲良くすることができますか?
  • それぞれに生活のスペースを与えることができますか?

この3つをテーマにお話しました。老犬のお世話も、子犬のお世話も、成犬のお世話と比べると大変なことが増えます。どちらかのお世話に追われ、どちらかのお世話が疎かになってしまうようではいけません。また、飼い主さん自身の生活が疎かになってしまうこともいけません。老犬のこと、自分自身の生活環境のことなどを考え、新しく子犬を迎えることができる状態であるか、じっくり考えてみましょう。

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