ウンチを食べても病院に連れていかなくてもOKなことがほとんど
今回はもしも犬がウンチを食べてしまった時、どのように対処するかをご紹介していきます。しかし、犬が自分のウンチを食べることで問題が発生することはまずないので、自分のウンチを食べてしまったからといって病院に連れて行かなくても大丈夫です。
しかし、なぜ愛犬がウンチを食べてしまったのかを考えることはとても重要です。なぜならば、何かのサインかもしれないからです。
そのため、犬がウンチを食べてしまった時は、原因を考え、その後、食糞しないように対処することが最も重要なのです。自分のウンチを食べたことで問題が起こることはないですが、ウンチを食べる原因が寄生虫や腸の病気によって栄養が十分に吸収できないことにある場合は病院での治療が必要になりますし、お散歩で他の犬のウンチも食べてしまう犬の場合には、病院で寄生虫のチェックを受けた方が良いでしょう。
犬がウンチを食べてしまった時にするべき対処法
では、犬がウンチを食べてしまった時、今後に備えてどのような対処をするべきなのでしょうか。原因ごとに対処法をご紹介していきます。
1.お腹が空いている、ごはんが合わない:ごはんの量と質を再確認
犬がウンチを食べてしまう原因の1つに、お腹が空いていたりごはんが合っていなかったりすることが考えられます。もしかすると、犬の体の大きさや年齢に対して、ごはんの量が足りていない、足りない栄養素がある、また量は足りているけれども犬の体に合わないのかもしれません。
同じ犬種、同じ犬であっても、年齢や性格、環境などによって適切な食事量や栄養要求量は増減します。
どのくらいの食事量が適切であるか自分で判断が難しい場合は、かかりつけの動物病院やペットショップの店員さんに相談すると良いでしょう。今食べている量が適切かどうか、犬の体の状態と行動から判断してもらうことができます。
また、ごはんの量だけではなくある栄養が足りていないということも起こりえます。前述したとおり、子犬期、成犬期、さらにシニア期では、特に必要となる栄養素が若干異なります。そのため、愛犬がどのステージなのかどんなタイプのドッグフードをあげると良いのかは、愛犬の年齢と状態から考えなければいけません。
愛犬の年齢と活動量に合ったドッグフードをあげていれば、何かの栄養が足りなくなるということは基本的にありませんが、手作り食の場合には何か見直すべき点があるかもしれません。そんな時は、犬の栄養学に詳しい獣医さんに相談してみましょう。
また、ネットにもさまざまなレシピが紹介されているので、色々と試してみるのも良いと思います。
また、あげているごはんの量は十分だけれども、そのごはんが愛犬には合わずにウンチを食べてしまうということもあるようです。ウンチを食べてしまう場合には、量と栄養は足りていそうでも、一度違うフードに変えてみても良いかもしれません。
2.かまってほしい:ウンチを食べた時に騒がない
ウンチを食べることで、飼い主が「何をしてるの!」と慌てて駆け寄ってきてくれる…これを学習している犬の場合、かまってほしい時にウンチを出し、ウンチを食べている可能性があります。これをやめさせるためには、愛犬がウンチを食べてしまっても決して騒がずに、黙って淡々と片付けることが必要です。片付けている最中に愛犬が寄ってきてもかまってはいけません。片付け中は、サークルやケージに愛犬を入れておくのも良いでしょう。
3.ストレスが溜まっている、ひま:運動量を増やしてみては?
3つ目は、ストレスの蓄積、犬がひま過ぎることです。
他にもストレスサインを見せているようであれば、ストレスを解消させてあげる対応をしましょう。例えば、運動をたくさんさせることで、心も体もすっきりさせるというのはいかがでしょう。飼い主さんと一緒に遊ぶ時間も増やしてみましょう。犬が1匹で過ごす時には、自分だけで遊べるおもちゃを使わせましょう。
犬によってどんな運動が好きか、どんな遊びが好きかは変わりますので、その子に合ったストレス解消法を見つけてあげられると良いですね。飼い主さんともっと触れ合い合いたい、スキンシップをとりたい、と思っていそうな場合には、運動を増やすだけではなく一緒にいて触れ合う時間を増やすと良いと思います。
4.もっとも重要なのはウンチをすぐに片付けること!
原因ごとにいろいろ対処法をご紹介しましたが、それでも食糞をやめさせるために最も重要で、手っ取り早い方法は、愛犬がウンチをしたらすぐに片付けることです。愛犬が食べてしまう前に片付けてしまえば、当たり前ですが食糞に繋がることはありません。
しかし、常に愛犬の行動を監視しているわけにもいきませんよね。特にお仕事をしている人であれば、日中は犬が1匹でお留守番していることも多いでしょう。
そんな時は、先ほどご紹介した原因に合った対処法を試してみてください。しかし、そもそも食糞は動物としては異常な行動ではないと考えられていて、原因は分からないことも多くあります。
なかなかやめさせることができないようであれば、一度獣医さんに相談することをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょう。犬がウンチを食べる理由は、その犬によって異なります。原因が分からないこともありますが、普段から様子を観察し思い当たる原因があれば、今回ご紹介した原因に合った対処法を試してみましょう。対処することで、パタリと止まる犬もいますよ。
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40代 女性 レーちゃん