犬も文句を言うの?
犬が不満を感じて文句を言いたい時はどんな時なんでしょう?「退屈だな」「お散歩行きたいな」「もっとオヤツ食べたいな」など、十分に満足感を得られない時は、文句のひとつも言いたい気分になるのでしょう。
愛犬のわがままに応えてばかりいる訳にはいきませんが、不満が募る生活ばかりを送らせていては、ストレスにつながってしまうので健康面にも良くありません。犬は飼い主さんに従順で忍耐強い生き物です。なかには自分自身の満足感よりも、耐えて褒められることを喜びに感じる個体もいるほどです。
そんな健気な愛犬の不満を察知するためにも、犬が文句を言っている時にする仕草や行動を確認しておきましょう。
犬が文句を言っている時にする仕草や行動4選
身体を掻く
特に皮膚トラブルがあるわけでもないのに、身体を掻く仕草が多い時は、何かしらの不満を感じているサイン。後ろ足で身体を頻繁に掻き、ブルブルッと全身を振るわせる仕草をする時は、緊張感が続きストレスに繋がっている可能性もあります。
愛犬が苦手とするものと接した時に、身体を掻く仕草が見られるかもしれません。愛犬が苦手なものは認識できていますか?病院に行ったあとや、特定の犬や人に会ったあと、また洋服が苦手な犬は洋服を着せられた時に、自分の身体をカキカキと掻きはじめてしまうかも。あまりにも不満が強そうであれば解消法も考えてあげましょう。
尻尾を追いかける
犬が自分の尻尾を追いかけてグルグルと回る姿を見たことはありますか?この行動、ひとり遊びの一種でもあるのですが、不満やストレスが原因になっていることもあります。子犬であれば、遊びの延長でになっていることも多いですが、成犬で特に唸りながら尻尾を追いかけている時は、不満やストレスに繋がる文句がある時のようです。
どうやら嫌な気分になった時、その気分を紛らわすための行為とも考えられています。犬が尻尾を追いかけ回す行動は、特に異常な行為ではありません。ただし、頻度が高かったり、飼い主さんが声をかけても全く止める気配がない時は注意が必要です。実際に尻尾を噛んで出血してしまう危険性もあります。あまり長引かないよう不満の原因を取り除き、必要であれば獣医さんにも診察してもらいましょう。
粗相をする
日頃は上手に自分のトイレで用を足せる犬が、文句がある時はあきらかにわざとトイレを失敗することがあります。家族の誰かとケンカをした時、もっと遊んでいたいのにケージに戻された時など自分の思い通りにいかなかったことに、ご機嫌斜めになるようですね。ごく稀なトイレの失敗であれば叱ることなく、愛犬を無視してモクモクと片付けてしまいましょう。
もし、頻度が高ければ、やはりストレスから問題行動に発展している可能性があります。お散歩の量や質、また愛犬とのコミュニケーションの時間は十分に足りていますか?もし、愛犬がストレスを感じてしまう環境に心当たりがあれば、愛犬の様子を見ながら改善していきましょう。
フセの姿勢で力なく見つめてくる
眠るわけでもなく、ただフセをして力なく飼い主さんを見つめたり、また視線が定まらずボンヤリとどこかを見ている時は「たいくつです」「つまらない」「構ってくれないかなぁ」などと感じていることが多いでしょう。
我が家の愛犬も私が料理中などは、私の後ろでフセの姿勢で待機して「まだ終わりませんか」と言わんばかりに待っています。ひと段落した時に私がソファに座ると、駆け寄ってきて私の隣に座るので「早く終わらせて…」と文句めいたことを思いながら待っているのかもしれません。
犬は私たち人間の様にやらなければいけない家事や仕事というものがありません。人間と比べると、どうしても暇を感じる時間は多いようです。犬は睡眠時間が長いので、起きている時間が短いですよね。その時間に「退屈」を感じていては可愛そうですね。ボンヤリ過ごす時間が長い子には、退屈しないようにオモチャを用意したり、飼い主さんが一緒に過ごせる時間を作ってあげましょう。
まとめ
なにかしらの不満があり、満足できない時に犬も文句を言いたくなるのだと思います。しかし、犬の性格によっては文句を行動や仕草で表現でいない子もいるかも…。不満を感じる環境が長く続くことは、心の健康にも体の健康にも良いことではありません。愛犬に文句を言っている時にする仕草や行動が見られた時は、たんなる我がままなのか、それともストレスに繋がってしまう様な不満なのか見極めて環境を整えてあげましょう。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 プーリママ
50代以上 男性 虹の児
まるで、人間のようですよフテている姿は、