へっぴり腰になっている
わんこも「へっぴり腰」になっちゃう
何か怖いものがある時に腰が後ろに下がり気味になるのが「へっぴり腰」ですが、犬も何か怖い対象がある時にへっぴり腰になります。
犬の場合は腰やおしりが進行方向に対して後ろに下がるほか、四肢が緊張気味にこわばる様子が見られます。まるで「進みたくないです!」と言っているかのように地面に張り付いてしまうことも。
何かが怖いのかも
愛犬がお散歩時にへっぴり腰になっている時は、何かに恐怖を感じている可能性があります。その場合、しっぽも足の間に丸め込んでいる様子が見られます。
この時に無理にリードを引っ張って歩かせようとすると、肉球を傷付ける危険がありますので注意が必要です。
足取りが重い
犬がお散歩を楽しんでいる時には、その足取りも軽やかになります。シニア犬の場合は若いころと比べるとゆったりとしたペースになりますが、体調に異変がない場合には順調に一歩一歩進んでいきます。
もし足取りが重く、ちょっと歩いては止まるというような様子が見られる場合には「歩きたくない理由」があるのかもしれません。
- 熱中症の可能性はないか
- 持病が発症していないか
- 疲れすぎていないか
- どこかケガをしていないか
- 車や他の犬など、何か恐怖の対象がないか
などをチェックしてみましょう。
体調の異変がある場合には、抱っこして帰宅したり受診するなどして愛犬に無理をさせないようにしましょう。
歩き方がおかしい
どこか痛いところがあるのかも
歩く時に
- 足をケンケンする
- スキップするように歩く
- 特定の足を地面に着こうとしない
- 歩きたがらない
- 触ると嫌がるところがある
などの様子が見られた場合、どこかが痛かったり違和感があるのかもしれません。
私の愛犬も、お散歩中にスキップするような様子になったことがありました。その状態がしばらく続くので受診したところ、足の関節が外れやすい状態であることが分かりました。痛みはなさそうで治療も必要ない症状でしたが、速いスピードで歩いたり走ったりすると「ガコン」と外れやすいそうで、その時に違和感を覚えていたようです。
服やハーネスなどのサイズは合っている?
- 首輪
- ハーネス
- 服
などのサイズが小さすぎたり大きすぎたりしていませんか?
愛犬がお散歩時に歩きづらそうにしている場合、もしかしたらこれらが小さすぎて体にこすれて痛かったり、大きすぎて歩行の妨げになっている可能性があります。
首輪のみでお散歩する場合は特に首への負担が大きくなりますので注意が必要です。また、服の首回りが小さくて苦しくなってしまうこともあります。
そして、ハーネスや服の脇まわりのサイズ感も適切かどうか確認しましょう。
「お散歩は楽しい」と思ってもらうには?
ただ歩くだけになってない?
犬にとってのお散歩は日々の運動不足解消という目的もありますが、そのほかに「飼い主との共同作業」という大切な目的があります。
犬は探索が大好きな動物で、特に飼い主のパートナーとして一緒に探索をすることを求めています。
日々のお散歩が「ただ歩くだけ」になっていると、愛犬の心や脳にとって少しもったいない時間になっているかもしれません。
飼い主と共に
- 不思議なものを観察する
- 自然の匂いを嗅ぐ
- 人間社会の様々な音を聞く
- 知らない道を探検する
などの作業を大切にすると、犬の脳はさまざまな刺激によって活性化されます。
そして「飼い主と一緒に行った」という充実感を感じることで、愛犬と飼い主のパートナーシップがより豊かなものになります。
すべてを禁止したり叱ってはもったいない!
愛犬が植え込みの匂いを嗅ごうとした時や気になるものを見つけて立ち止まった時、リードを強く引っ張って禁止したり強く叱ったりしてはいませんか?
犬が飼い主を無視してワガママに歩くことや、拾い食いをしたりといったことは制御する必要があります。しかし、すべてを禁止してしまうのももったいないと思います。
わんこの楽しいお散歩のためにはただ歩くだけではなく、時には道草をして散策する時間も大切です。
まとめ
わんこにとって、ごはんの時間と同じくらい楽しみなのがお散歩の時間ですよね!
しかし、お散歩の時にどうも楽しめていない様子が見られる時があります。
そんな時は
- 恐怖を感じていないか
- 痛いところはないか
- 体調に異変はないか
- 首輪やハーネスなどのサイズが合っているか
- ただ歩くだけのお散歩になっていないか
ということを確認してみましょう。
みなさんと愛犬のお散歩ライフが、より一層ハッピーになりますように★