1.雷の音
雷の音が苦手だったり嫌いだと思っている犬はたくさんいます。実際に『ゴロゴロ~……』と雷の音が聞こえたとたん愛犬が怯えたりソワソワしたりしはじめる…そういった経験をもつ飼い主は数多くいらっしゃることでしょう。なかには、雷の音を聞いてパニックになる、必死になって狭くて暗い場所に隠れようとする、といった犬もいるみたいですね。
犬は低い音が苦手なので、雷の地響きを伴った低音を聞いて「恐いよ~」と感じてしまうことが多いようです。
これは私の考えになるのですが、もしかすると犬は雷の音を『自分よりもとても大きな動物の唸り声』だと思っているのでは?と感じることがあります。愛犬を見ていると、強い動物に怯える小動物のように見えるときがあるからです。真相は定かではありませんが、犬は雷の音を怪獣の唸り声だと感じて怖がっているのかもしれませんね。
2.花火の音
夏の風物詩として有名な『花火』。人間にとってはとても綺麗で夏の楽しみの1つといえますが、犬からするとただの恐怖の対象でしかありません。愛犬と一緒に打ち上げ花火を見に行ったら、愛犬が花火の音を怖がってパニックになってしまった!そういったケースも珍しくないようです。
花火の音には犬が不快に感じやすい2つの原因があります。1つは雷と同じ地響きを引き連れた重低音。もう1つは『バーン!』と瞬間的に発生する音です。ロケット花火や爆竹などの音は、いきなり『パンっ!』と大きな音が鳴るので、ビックリして怖がってしまう犬が多いといえます。また、打ち上げ花火の音は連続的に大きな音が鳴りやすく、長時間にわたって重低音と地響きが身体に伝わるので、犬が「恐いよ~……」と感じやすいみたいですね。
3.乗り物の音
犬は大きな音を出す乗り物に対しても不安を感じやすいので、犬にとっては『嫌いな音』『恐い音』といえます。例えば、飛行機や電車の音は犬が怯えやすい音として知られています。他にも大きなトラックの音が苦手な犬も割といるようですね。
これらの乗り物の音には、『大きな音』『振動』といった犬が苦手に感じやすい共通点があります。加えて、もともと自然の世界ではない音となるので「この音は何?」と犬が不安を感じやすく、結果として『怯えやすい音』『嫌いな音』と思われることが多いようですよ。
4.人工物から出る音
先ほども少しお伝えしましたが、犬はもともと自然界にはない人工的な音を嫌いな場合がよくあります。なかでも『大きな音』や『勢いのある音』を聞くと、嫌がったり怯えたりする犬はたくさんいるようです。身近にある音だと……、
- ドライヤー
- 掃除機
- 除湿機
- 空気清浄機
- エレキベースの重低音
などがあります。犬の祖先から伝わる遺伝子には無い音を聞くことで、音の正体を突き止めることができず不安や恐怖を感じやすいのかもしれませんね。
5人間にはほぼ聞こえない超音波の音
犬は低い音が嫌いなことで有名ですが、高音も苦手に感じる音として密かに知られています。毎秒2万ヘルツ以上の周波数の音……、つまり基本的に人間には聞こえない高音が人間よりも聴覚が優れている犬には普通に聞こえているそうです。
ただ、犬は高音を聞くと不快に感じる場合が多いようで、無害で対策ができる犬よけのアイテム、犬の撃退アイテム、しつけのアイテムとして度々高音を使ったアイテムが利用されることがあるみたいですよ。高音は蚊の「ン~~、ンン~~」という羽音に似ていることから別名『モスキート音』と呼ばれています。私たち人間は寝ている時に蚊が耳元で「ン~~」って飛び回って不快に思うことってありますよね?おそらく犬もそういった不快感を感じているのかもしれませんね。
まとめ
今回は身近に潜む犬が嫌いな音を5つご紹介しました。もちろん犬によっては全く動じない場合もあります。ただ、もし愛犬が何らかの音を聞いて怯えたり怖がったりした場合はストレスを溜め込みやすいといえますので、そういった時はなるべく嫌いな音が聞こえなくなるように対策をしてあげてくださいね。