思いやりのある犬の特徴①「病気の仲間を思いやる犬の姿」
動物病院の診察台の上に横たわり、点滴を受けている一頭の犬。力なく、自力で動くことができないほど、体調が悪そうな様子です。そして、仲間の犬が診察台の上で横たわる姿を見て、心配そうに診察台の上に手をおき、仲間の犬の鼻に自分の鼻をつけるようにし、そっと覗き込む一頭の犬。
このように、病気やケガをして動物病院へ運ばれた仲間を、心配そうに見つめる犬の姿がSNSなどで話題になり、動画や写真で共有されています。仲間を思いやる犬の姿には、思わず涙腺がグッと押し上げられるような、そんな感情になりますよね。この犬は元気に過ごしているのだろうかと、忘れられなくなってしまいそうです。
思いやりのある犬の特徴②「車に轢かれて命を失ってしまった仲間を思いやる犬の姿」
道路を渡ろうとし、交通事故に遭い、車に轢かれて亡くなってしまった犬。その犬の仲間なのでしょうか。兄弟や家族なのかもしれません。亡くなってしまった犬の顔や体を必死に舐め、鼻で突いてみたり、まるで「起きてよ!」と必死に語りかけているようです。海外には、野良犬が多く暮らしている地域があり、交通事故に遭って亡くなってしまう犬が多いようです。人間にとっては、日常茶飯事で当たり前の光景になってしまっているのだとか。
思いやりのある犬の特徴③「自分よりも弱い仲間を手助けしてくれる」
犬が仲間同士で助け合う姿にもグッときますよね。自分よりも弱い者に対する思いやりが見られます。16歳の高齢の柴犬と、4歳のシェパードが暮らしていました。高齢になり、足腰が弱くなってしまった16歳の柴犬は、自宅の中のちょっとした段差も越えられなくなってしまいました。移動したいのに移動することができない。そんな柴犬の様子を見て、シェパードが柴犬の首元をくわえ、持ち上げようとしてくれました。
思いやりのある犬の特徴④「ごはんを分け与えようとする」
自分のごはんを相手に分け与えようとする犬がいますね。飼い主さんや人間に対しても、自分のドッグフードを分け与えようと、わざと食べ残す犬もいます。犬が野生で暮らしていた頃は、群れの仲間たちと狩りをし、獲物を捕らえ、分け合って食べていました。その名残もあるのかもしれません。
思いやりのある犬の特徴⑤「人間を慰めてくれる」
飼い主さんや家族が暗い表情をしているとき、泣いているとき、慰めてくれる犬がいますね。そっと寄り添うように隣に座ってくれる犬。涙を拭うように顔を舐めてくれる犬。共鳴するように一緒に鳴いてくれる犬。自分のお気に入りのおもちゃを持ってきて渡してくれる犬。相手の気持ちをよく読み取り、思いやりのある行動ができる犬。私たちも見習わなければなりませんね。
思いやりのある犬の特徴⑥「相手に合わせて歩いてくれる」
お散歩のとき、一緒に歩いてくれる相手に合わせてくれる犬がいますね。とある犬は、80代の男性と60代の男性と暮らしています。60代の男性とお散歩をするときは、少しはしゃぎ気味で、飛び跳ねるように歩いていきます。一方。80歳の男性とお散歩をするときは、足が悪く、杖をついて歩く男性に合わせ、横に並んでゆっくり歩いていきます。高齢の飼い主さんへの思いやりが見える瞬間です。
まとめ
思いやりのある犬の特徴には、
- 病気の仲間を思いやる犬の姿
- 車に轢かれて命を失ってしまった仲間を思いやる犬の姿
- 自分よりも弱い仲間を手助けしてくれる
- ごはんを分け与えようとする
- 人間を慰めてくれる
- 相手に合わせて歩いてくれる
など、みなさんも実際に感じたことのある犬の思いやりの姿があるのではないでしょうか。犬の愛は無償だとよく言いますが、見返りを求めることなく、相手を思いやれる姿に、私も見習わなければといつも感じています。