犬は愛情深い生き物
犬は人間によく懐き、賢い動物。特に親愛なる飼い主さんに対しては忠実で愛情深く、その愛情はとても一途なものでもあります。飼い主さんに対して、愛情や「大好き!」という気持ちを伝えてくる行動をとることも多いですよね。
顔をペロペロと舐めてきたり、前脚をチョコンと乗せてきたり、お尻をくっつけてきたり…。これらは全て愛犬から飼い主さんへの愛情の気持ちの表れです。時には「ちょっとしつこい…」と感じるほど、愛犬からの大好きアピールは熱烈なものがあるのではないでしょうか?犬が飼い主さんに大好きアピールをする理由を探ってみましょう。
犬がひたむきに大好きアピールする理由3つ
構ってほしい
ご自宅の愛犬は甘えたい時や一緒に遊んでほしい時に一生懸命アピールしてくることはありませんか?構ってほしい時にとる行動は、前脚をチョコンと乗せてくることが多いようですが、他にも飼い主さんの足元に何個もオモチャを持ってきたり、飼い主さんの行く場所すべてについてきたりなどするのではないでしょうか。
我が家の愛犬は、一緒にのんびり過ごしたいときや、撫でてほしいときに必死にどこにでもついてきます。洗濯物を干すときも、料理をするときも、掃除機をかけているときも私の近くでフセをして待っています。時々、待ち疲れて寝落ちしていますが、寝落ちしている愛犬の背中をポンポンと優しく撫でて一緒にソファに行くと、「待ってました」と言わんばかりに身体をくっつけて眠りにつきます。穏やかに眠る愛犬を見て「一生懸命だったんだね、待たせてごめんね」と思いながら撫でています。
愛情を伝えている
信頼関係がしっかり築けている愛犬と飼い主さんの間では愛情も深まっているはず。愛犬が飼い主さんの顔をペロペロと舐めるのは親愛の証と言われているのは有名かと思いますが、時に「もういい止めて…」と思うほど何度も長い時間舐めてくることはないですか?
これは愛犬から飼い主さんに対しての深い愛情でもあり、大好きで大好きでたまらないという気持ちの表れ。我が家の愛犬はリラックスタイムによく何度も長い時間舐めてくれます。愛犬なりに愛情の気持ちを、ひたむきに伝えてくれているのだと思っています。
また、飼い主さんの顔を舐めているとき、愛犬の表情が不安そうな顔をしていたら要注意です。犬は不安やストレスを感じているとき、それを打ち消すために飼い主さんの顔を長時間なめることがあります。顔を舐めてくれるときは、愛犬の表情にも注目してみましょう。
喜びの気持ちを伝えている
犬は嬉しいときにも喜びの気持ちと同時に大好きアピールをすることがあります。日常的に見る大好きアピールは仕事から帰宅した飼い主さんを出迎えるときではないでしょうか。お出迎えの大好きアピールはとっても一生懸命ですよね。心から待ちわびていたことが分かる行動だと思います。
我が家の愛犬も夫が仕事から帰宅したときは、毎日熱烈歓迎しています。また私が愛犬をマッサージしているときも、喜びの気持ちなのか顔だけではなく、手や腕などあっちこっち一生懸命舐めてくれます。
犬が大好きアピールするときの行動
愛犬が飼い主さんに対して見せる愛情表現は、顔をペロペロする意外にもいくつかあります。愛犬が飼い主さんに見せてくる「大好き!」の気持ちを伝えてくれる、仕草や行動はどんな表現方法があるのでしょうか?
- 擦り寄ってくる
- アゴを乗せてくる
- お腹を見せてくる
- くっついて眠る
何げにそばに寄ってきて、猫のように身体をスリスリしてくるのは甘えたいサイン。また、何か不安があるときにも同じ行動をとります。愛犬の表情が硬いときは何か不安があるのかも。どちらにしても、飼い主さんを信頼している行動ではあります。特に硬い表情をしているときは、そばにいて抱きしめてあげましょう。
飼い主さんの身体にアゴを乗せるのも、お腹を見せるようにゴロンと転がるのも飼い主さんとの信頼関係が築けていて大好きな相手であると思っている証拠。アゴを乗せるのはリラックスタイム、お腹を見せるのは構ってほしいときや甘えたいときに多いようです。
くっついて眠るのも飼い主さんのことが大好きだからこそ。犬は親犬や兄弟犬と身体をくっつけて眠る動物です。飼い主さんに寄り添って眠るのは飼い主さんのことを親犬のように安心できる存在と感じているようです。
まとめ
犬も様々な感情がありますが、人間ほど思考が複雑ではなくシンプルなので飼い主さんに対する愛情の気持ちが揺らぐことはありません。ちょっとくらい体調が悪くても、嫌なことがあっても全力で愛情を伝えてきてくれる生き物です。愛犬の真っ直ぐで一途な愛情をしっかり受け止めてあげましょう。