飼い主以外に超クールなSAMURAI
日本犬は他の犬種と比べると、より飼い主さんのみに忠誠的な子が多くいます。
私自身も愛犬の散歩中に、日本犬を連れた飼い主さんと会って日本犬と他の犬種との違いを実感しました。
他の犬種の子であると、社交的な子なら知らない人である私にも「かまって~♡」と自らアタックしてきますし、怖がりな子なら「知らない人、怖いでしゅ…」と飼い主さんの足の後ろに隠れるなどのアクションを起こします。
しかし、日本犬の場合は…まさに「無」といった状態です。もはや知らない人である私に「何の興味もありませぬ」というような毅然とした態度で、ただ無表情にそこにいるといった子が多くいます。飼い主さん以外にはデレデレしないというクールな姿はまさにSAMURAIのよう!
日本犬のそんな一面を知ってから、知らない日本犬に対しては馴れ馴れしくしないようにしています。武士には礼儀が大事です。
キリッとした顔→笑顔のギャップがすごい
日本犬は表情のギャップも魅力の1つです。
普段は武士のような「キリッ」としたお顔をしています。日本犬は基本的にクールな性格をしていますので、そうやすやすと笑顔など見せないのです。
しかし、飼い主さんに対しては違います。忠誠を誓っている飼い主さんやそのご家族には、時にとびきりの笑顔を見せるのです。クールでキリッとしたお顔とはじける笑顔のギャップに、ハートを撃ち抜かれる日本犬ファンの方も多いのではないでしょうか?
キレイ好きでトイレへのこだわりがすごい
日本犬には神経質な子が多く、キレイ好きであると言われています。特にトイレへのこだわりが強く、なかなか飼い主さんの設置した室内トイレを使ってくれない子も多くいます。
お外でトイレを済ませる子でもこだわりがあり、用を足す場所を決めるまでせわしなくウロウロして吟味を重ねる子も!
食事はひとりで食べたい派
日本犬は独占欲の強い子が多く、食に対してのこだわりも強い方です。他の犬とお皿を並べてごはんを食べるより、ひとりで落ち着いて食べるのを好む子が多くいます。
そして、自分のお気に入りやこだわりがハッキリしているため、ドッグフードの味がいきなり変わると口をつけなくなってしまう子もいます。これは「いつもと違う」ということに警戒してしまっている可能性もあります。
食に対しても神経質が発動してしまうことが他の犬種より多いため、ごはんやおやつ選びに試行錯誤なさっている飼い主さんも多くいらっしゃいます。
獣医さんお墨付きの神経質さ
犬のことを熟知している獣医さんは、日本犬が神経質であることをもちろん知っています。優しい性格の日本犬ちゃんなら良いのですが、中には怒りん坊の日本犬もいるので診察時には注意を払います。
診察するには動かないように抱っこしたり、体を触診する必要があります。神経質で触られるのを嫌う日本犬の場合は怒って暴れてしまったり、大きな声で吠えてしまうこともあるそうです。
しかし、獣医さんや看護師さんは日本犬の特性を知っていますので「日本犬だから仕方ないね、触ってごめんね!」などと理解してくれるでしょう。日本犬のガンコさや神経質な面は獣医さんのお墨付きなのです。
まとめ
犬という動物は基本的に人間が大好きです。しかし、日本犬にいたっては人間ならだれでも好きというわけではありません。飼い主さんやそのご家族にだけ忠誠を誓い、知らない人にはクールにふるまう子が多いところが日本犬の特徴です。ちょっとこだわりが強くて神経質な一面もありますが、そこもまた武士っぽくてステキです。自分にだけ笑顔を見せてくれたり甘えたりしてくれると、飼い主さんとしてはものすごく嬉しいですものね!