不潔な家で犬を飼うリスク①誤飲・誤食
「不潔な家」といっても色々なタイプの家があると思いますが、掃除がされずゴミが捨てられずに溜まっていくような家の場合、犬がさまざまなものを誤飲・誤食してしまう恐れがあるので注意しましょう。特に食べ物が入っていた袋や食べかけのお菓子、生ゴミなどは犬もにおいで引きつけられやすく興味を持ってしまうので口にして飲み込んでしまうことも十分に考えられます。
また、 食べ物以外にも薬やビニール袋、ペットボトルのキャップなど思わぬものを口にしてしまうことも珍しくありません。焼き鳥の串を飲み込んでしまって亡くなってしまうなどの悲しい事故も少なくないので、大切な愛犬の命を守るためにもゴミや食べかけのものを捨てるなど心がけるようにしましょう。
不潔な家で犬を飼うリスク②怪我
不潔な家といっても単純に“汚れている”というだけでなく、“片付いていない”ということも挙げられます。片づけられず物があふれている状態では、犬が口にしてはいけないものが落ちていても気がつきにくいですし、踏んでしまうと怪我をする恐れのあるものが落ちている場合などもあるでしょう。そうすることで肉球が切れたり炎症を起こしてしまったりして歩くことに支障が出てしまうこともあるのです。
また、片づけられていなくて物が積み重なっているところに犬が足をかけてしまうことで崩れてしまったり、高いところから落ちてしまったりすることで脱臼や骨折などの怪我をしてしまう可能性もあります。
不潔な家で犬を飼うリスク③アレルギー
汚れている、片付いていないなど不潔な家で心配なのはアレルギーです。掃除が行き届いていない家ではほこりやハウスダスト、ダニなどが溜まっていることがあります。それらを吸い込むことでアレルギーを発症したり、気管支などにダメージを受けてしまったりすることもあるので注意しましょう。
ノミやダニはよく聞く虫ではありますが、大量に体につくと貧血などを起こしたりすることもありますし感染症などのリスクも上がります。室内飼いが一般的になってきたことでハウスダストやノミ・ダニによる皮膚トラブルや気管支トラブルなどが増えてきていると言われているので、毎日の掃除はしっかりと行うようにした方がいいでしょう。
<まとめ>犬を不潔な家で飼うことについて
片付いていなかったり掃除がされていないような不潔な家で犬を飼うことは、たくさんのリスクや危険性があるということを覚えておきましょう。家の中には犬が口にしてはいけないものがたくさん置いてありますので、病気や怪我の恐れ、最悪の場合命を脅かす恐れもあるので十分に注意してください。
完璧にピカピカにしなければならないというわけではありませんが、犬が暮らすスペースで犬の目線に立ってみてどんな危険性があるかを想像してみると犬にとってより安全な家になると思います。また、どうしても危険な伴う箇所がある部屋には犬が出入りできないように柵をするなどしっかりと管理してあげるといいでしょう。