基本的なしつけ
トイレトレーニングやクレートトレーニング、オスワリやフセといった基本的なしつけは、犬が1歳になるまでにマスターしてしまうのがベストです。1歳を過ぎ、成犬になってからでも不可能というわけではありませんが、飲み込みの速さが格段に違います。
また、吠え癖や食糞などの悪い癖がある場合には、その癖が完全に身体に染み付いてしまう前に矯正してしまわないと、後から治すのにはかなりの労力を伴います。
去勢手術
去勢手術を考えている場合も、やはり1歳になる前に済ませてしまうと良いでしょう。犬の生殖能力は、生後半年から1年で成熟すると言われています。もちろん、性的に成熟した後でも去勢手術ができないわけではありませんが、一度発情期を迎えてしまうと性的ストレスを感じてしまうため、発情期を迎える前に行ってあげましょう。また、足を上げてオシッコをするようになる前に去勢手術をすると、オスであってもそのまま足を上げずにオシッコをするようになることが多いのもメリットの1つです。
ただし、去勢手術にはメリットだけでなく、デメリットももちろんあります。「1歳になる前に済ませなきゃ!」と焦るあまりに慌てて手術を受けさせ、後から悔やむことのないよう、手術のメリットとデメリットをよく考えた上で受けるかどうか決めてくださいね。
身体のお手入れに慣らす
爪切りやブラッシング、歯みがきなど、犬が嫌がってしまいがちな身体のお手入れも、愛犬の健康を保つためには欠かすことができません。1歳になる前、パピー期から愛犬の身体のいろいろなところに触ってあげることで、耳先や爪先といった敏感な部分でも、嫌がらずに触らせてくれる犬になります。
また、トリミングデビューも1歳までには済ませたいところ。小さい頃からトリミングに慣れておけば、トリミングを嫌がってトリマーさんに迷惑をかけることも、トリミングのたびに長時間を費やすこともなくなり、犬自身のストレスも減らすことができます。
交通機関でのおでかけ
いずれ、愛犬と車や電車でおでかけをしたいと考えている場合には、やはり1歳までに経験させておくと良いでしょう。まずは止まっている車の中で遊ばせ、少しずつ時間と距離を伸ばしたり、楽しいところに連れていってあげたりする経験を積ませて、車や電車が大好きな犬にしましょう。車や電車でのおでかけが難なくできると、愛犬との行動範囲が一気に広がります。
写真をたくさん撮る
愛犬は何歳になっても可愛いものですが、パピー期の可愛さはまた何ものにも代え難いですよね。そして、そんな貴重なパピー期は、人間よりもあっという間に過ぎていってしまいます。ぜひ、たくさん写真を撮って、可愛い姿を残しておきましょう。後から見返したとき、「こんな頃もあったなぁ」と懐かしく思えること間違いありませんよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?犬と暮らす1年は、思っている以上にあっというまに過ぎてしまうものです。いつまでに何を済ませたいのか、済ませるべきなのかをリストアップし、後悔のない犬ライフを楽しみたいですね。