犬は落ち込むことがあるのか?
私たち人間は、落ち込むことが多くあると思います。特に日本人は悩みやすい性格の人が多く、ささいなことで傷ついて落ち込んでしまうということもめずらしくありません。だからこそ癒しを求めて犬を飼う人も多いと思いますが、癒しの存在である犬自身は落ち込むことはないのでしょうか?
犬も落ち込む!
結論から言うと、当然のことながら犬も落ち込むことはあります。もちろん言葉で「落ち込んでいる」ということが明確に確認できるわけではありませんが、犬にとって不快なことや嫌なことがあったとき、日頃とは違う様子が見られることも少なくありません。
何らかの状況に対して行動が変化することで落ち込んでいる、気分が塞いでいるといった状態だと確認することができるとされています。虐待や事故にあったことのある犬は、トラウマのようなものを抱えることも多く、ただ落ち込んでいるだけではなく気力のないうつ状態になることもあります。また、精神的に落ち着かず不安障害などがあらわれることもあるとされています。
犬が落ち込んでいるときに見せる仕草
犬が落ち込んでいるとき、ふだんとは様子が変わったりあまり見たことのない行動・仕草を見せたりするようになります。
- 背中を丸めて上目遣いになる
- 食欲が落ちる
- 遊びや散歩を喜ばない
- 声掛けに対する反応が鈍い
- あまり動かなくなる
- 尻尾や手足を噛み続ける
背中を丸めて飼い主の様子を伺うように上目遣いになることは、比較的多く見られる仕草・行動だと思います。飼い主に叱られたり、びっくりするようなことがあったりしたときに、不安や警戒心からこのような様子が見られるようになりますが、多くの場合は自然におさまるでしょう。飼い主に対して無反応になったり、食欲が落ちたり、自傷行為をするようになるとやはり心配ですね。落ち込みの原因を突き止め、解消してあげるよう飼い主が努めないとならないところだと思います。
犬が落ち込んでいるときにするべき対応
犬が落ち込んでいる様子や仕草が見られたときは、まず何が原因で落ち込んでいるかということを把握してあげることが大切です。漠然となぐさめたところで原因がわからなければ同じことが繰り返されて、根本的な解決にならないためです。原因を取り除くことができればもちろん取り除き、そうできない場合には不安やストレスを軽くする方法を考えてあげなければなりません。
「慰めすぎ」は禁物
また、落ち込んでいる犬をなぐさめるというのも“やりすぎ”は禁物です。落ち込んだ様子に対して過剰になぐさめたり、ふだんは許さないことも「かわいそうだから」と許可してしまったりすると、犬はそれを誤学習してその仕草や様子を見せることで、自分にメリットがあると覚えてしまうこともあります。少し落ち込んでいるかな?と思われる程度であれば、様子を気にかけつつも特別なことはせず、明るく楽しい雰囲気で接してあげるといいでしょう。
<まとめ>犬が落ち込んでいるときについて
私たちが落ち込んで気持ちがふさぎこんでしまうことがあるように、犬にも落ち込んで気分が晴れないことがあるのです。わかりやすく仕草や様子で伝えてくれる犬もいれば、限界になるまで表面にはあらわれず、急に自傷行為を始めたり食べなくなってしまったりする犬もいます。
ふだんとは違う落ち込んでいるような様子が少しでも見られたら、犬の体調や食欲、表情などをしっかりと観察してあげるようにしてください。飼い主さんはできるだけ明るく、ほがらかな態度で接してあげることで犬の不安やストレス、落ち込みが解消されることも多いので、心がけてみてくださいね。
ユーザーのコメント
女性 匿名
昨年に第一子を出産しましたが、それまで自分たち(犬)に目を向けられていた状態が途端に飼い主である私たちが赤ちゃんへ付きっきりになる様子に内の一頭が拗ねたような上目遣いでジッと見ているようになりました。赤ん坊が寝た頃になると、分かるのかスタスタと足元へやってくるなり甘えてクーンクーンと離れずにいるのでごめんね、寂しかったね。声を掛けて撫でてあげています。犬たちも赤ん坊もお互いに慣れるまではと自分自身も辛抱していますが
やはり、出産前までは猫可愛がりをしてしまっていた分その様子を目にすると胸が痛みますが落ち込まず長い目で見て子どもが今より大きくなった時に家族みんなで賑やかに楽しく過ごせる事を願い、一緒に暮らしていこうと思います。
実際どのようにしてあげれば良いのか
毎日毎日悩んでいるばかりですが
空いた時間のブラッシングのときにスキンシップを図るといったことを欠かさずにしています。