ペットロス対処法①思う存分悲しむ
ペットロスというのは、言葉自体は世間一般に広まっているものの実態としては十分な認識がされていないと思います。犬と暮らしている人にとっては家族同然でも、周囲の人間からすると「たかが犬」と思われることも多いと思います。そのため、犬が亡くなったときも「犬が死んだくらいでいつまで悲しんでいるんだ」と冷ややかに思われることも。そのように周囲からの理解がないと、犬が亡くなった後も平然としていなければならなかったり、悲しみを隠さなければならなかったりすることもめずらしくありません。
しかし、ペットロスにおいて悲しみを我慢すればするほど、気持ちを押さえつければ押さえ付けるほどより悲しみが増し、いつまで経ってもそこに立ち止まったままになってしまいます。悲しい時には周囲の反応は気にせず、思う存分泣き、わめき、悲しめばいいのです。
ペットロス対処法②つらさを吐き出す
ペットロスを乗り越えるために、まずは思い切り泣いて悲しむことが大切です。そして、自分の気持ちを我慢せずに発散するためには、誰かと愛犬についてたくさん語り合うことも効果的です。その相手は愛犬にとって最も身近である家族はもちろん、お散歩仲間、動物病院の先生、お世話になったドッグトレーナーなど愛犬のことを知っている人がいいでしょう。特にペットロスに関するアドバイスをもらうわけではなくても、悲しみに共感してもらうだけでずいぶんと気持ちが軽くなると思います。ひとりで思い切り泣いて少し涙が止まったら、今度は周囲の人と愛犬の思い出をたくさん語り合ってまた存分に涙を流しましょう。
ペットロス対処法③新しい犬を迎える
愛犬を亡くしたばかりでは、次に犬を飼うことなど考えられないでしょう。「亡くなったばかりで愛犬に申し訳ない」「こんなつらい思いはもうしたくない」と思うのが当然の感情だと思います。しかしながら、現実には新しい犬を迎え入れた人の方がペットロスからの回復が早いという研究結果も出ているのです。犬の飼い始めを想像してもらうとわかると思いますが、新しい犬を迎えるととにかく生活が慌ただしくなると思います。物理的に考え事をする時間がなくなり、日々の忙しさに追われる中で少しずつ悲しみも和らいでいくでしょう。ただし、あまりにも後悔が強い状況で無理やり新しい犬を迎えても、以前の愛犬と比較してしまうなど精神的負担が大きくなる可能性もあるので注意しましょう。
＜まとめ＞ペットロスを乗り越えるために
ペットロスを乗り越えるためには、ここで紹介したことのほかにもしっかりと愛犬のお墓をつくって供養する、過ごした日々の思い出をフォトブックなどにする、犬仲間を呼んでお別れ会をするなど、あえて亡き愛犬と向き合う“区切り”となることをするのもいいでしょう。
しかしながら、ペットロスを乗り越える上で最も大切なのは「ペットロスを乗り越えよう」と頑張らないことだと思います。「犬が死んだくらいで泣いてちゃいけない」「早く立ち直らなきゃ」と思うほど、その反動で悲しみは倍増しいつまで経っても引きずってしまいます。愛犬の死というのは、そう簡単に乗り越えることができなくて当然なのです。悲しいものは悲しい！ペットロスに陥ったときには、思う存分悲しみ、その思いを我慢せずに吐き出すようにしましょう。
