犬が歯を鳴らすのにはどんな意味があるの?
興奮した気持ちを抑えようとしている
犬が歯をカチカチさせているときは、興奮した気持ちを抑えようとしている場合が多いようですよ。例えば、飼い主と一緒に遊んでとても嬉しいときや、思いっきりはしゃげる場所に連れて行ってもらえたとき、大好物の食べ物がもらえると分かったときなど、気持ちが高まりやすいことがあると、歯をカチカチと鳴らすことがあるみたいですね。
敵でないことをアピール
愛犬が散歩中に他の犬と出会った時に、歯をカチカチと鳴らすことはありませんか?一見、歯をカチカチ鳴らして相手の犬を威嚇しているのかな?それとも怖がっているのかな?と思うかもしれませんが、実は相手の犬に向かって歯を鳴らすことで「僕は君の敵じゃないよ」と、メッセージを送っているのだそうですよ。
また、歯をカチカチ鳴らす行為は基本的に敵意がないことを示すために行うことで知られていますが、時には相手のことを怖がってカチカチと歯を鳴らすこともあるみたいです。愛犬が怯えながら歯をカチカチさせているときは、怖いと感じているのでしょうね。
不安になって歯をカチカチ
私たち人間は恐怖や不安を感じると歯をカチカチさせることがありますよね。夜中に変な物音がしたり、とても怖いと感じるものを見たりしたときに、歯がガチガチと小刻みに震えてしまう人はいると思います。犬も同じように凄く不安を感じたときに歯をカチカチ鳴らすことがあるそうです。例えば、雷の音が鳴ったときや病院に連れて行ったときに、不安を感じて歯をカチカチすることが多いみたいですね。
犬が歯がカチカチすることで分かる心身の状態
寒いと感じている
犬が歯をカチカチさせることで、そのときの体と気持ちの状態が分かるそうです。その1つとなるのが『寒いと感じている』というものになります。私たち人間は体が冷えてしまうとブルブル震えてしまいますよね。なんでも、体が冷えすぎたときは無意識に体中にある筋肉を小刻みに震わせて体を温めようとしているのだそうですよ。顔にも筋肉はたくさんあるので、それらを震わせた結果歯の周りも小刻みに震えて歯がカチカチと鳴ってしまうみたいですね。
こういった行動は犬も同じで、寒さで体が冷えてしまうと歯をカチカチさせるようです。寒い時期に愛犬が歯をカチカチ鳴らしながら寒そうにしていたら、すぐに暖かくしてあげる必要があるといえますね。
ストレスを溜め込んでいることもある
犬が不安になっているときは少なからずストレスを感じているといえます。ですので、不安や恐怖が原因で歯をカチカチさせていることが多い場合は、ストレスを溜め込んでいる可能性が高いそうです。できる限り愛犬が不安に感じるものを取り除いて、少しでもストレスを解消するようにしましょう。
病気になっていることも
犬が歯をカチカチ鳴らす行為は、病気のサインとなっていることもあるそうです。例えば、口の中に違和感を抱いていると口を動かして歯をカチカチとさせることがあります。そういったときは、歯周病などの口の中の病気になっている可能性が考えられます。咳をする病気や呼吸がしにくくなる病気なども口周りを動かすことが多いので、歯をカチカチ鳴らす行為がそういった病気のサインとなっていることがあるみたいですよ。
主に口周りの病気のサインとして知られていますが、他の病気のサインとなっている可能性もあるので愛犬の様子が何かおかしいと感じた場合は、すぐ病院に連れて行って診てもらうようにしましょう。
まとめ
犬が歯をカチカチさせるときは、基本的に興奮している感情や不安な気持ちを落ち着かせようとしているみたいですね。ほとんどの場合あまり心配しないでも大丈夫そうですが、いつも不安そうに歯をカチカチ鳴らしてばかりいる、元気がなさそうにしながら歯をカチカチしていることが多い。そういった場合はストレスが溜まっている、もしくは体調を悪くしているといった可能性があるので気をつけるようにしてくださいね。