”どうぶつうんち研究所”
ペット保険の先陣を切るアニコム損保には“どうぶつうんち研究所”があるのだそうです。研究員が30人もいる研究所では、ペットの健康のために、うんちと健康の関係や、さまざまな病気リスクについての研究を行っているとのこと。
1日所長の南明奈さん、新人研究員の具志堅用高さんとうんちを知ろう
イベントに登壇したのは1日所長の南明奈さんと愛犬のトイプードル“ちーちゃん”、新人研究員の具志堅用高さんと愛犬のボクサー“グスマン”です。研究所所長の河本さんと一緒にうんちと健康の関係について学びます。
なんと新人研究員の具志堅さんはうんちを頭に乗せて登場です。
ワンちゃんは飼い主に似ると良く言われますが、愛らしい雰囲気がとても似ている南さんと“ちーちゃん”、筋肉質で強面だけどのんびり優しい雰囲気の具志堅さんとグスマン、本当によく似ています。愛犬の好きなところを聞かれた具志堅さんは「かっこよくてブサイクなところ!」。おっとりとマイペースな仕草で会場を和ませるグスマン同様に、そんなところも良く似ています。
“腸内フローラ”をご存知ですか?
さて、このイベントの本題は“腸内フローラ測定”についてです。
腸内フローラとは腸内に生息する腸内細菌のことです。私たちの腸内には1,000兆個以上もの腸内細菌が住んでいて、この腸内細菌の種類や数と病気リスクなどの健康状態の関係がわかってきているそうなのです。
善玉菌、悪玉菌、という言葉は良く耳にしますよね?そして悪玉菌が多いと良くない、ということはご存知の方が多いのではないでしょうか。多種多様な腸内細菌は、体に良い影響を及ぼす善玉菌と悪い影響を及ぼす悪玉菌、どちらでもない日和見菌に分けられます。健康のために重要なポイントは善玉菌・悪玉菌・日和見菌のバランスなのだそうです。食生活や年齢、ストレスなどでこのバランスが崩れてしまうと、生活習慣病をはじめとするさまざまな病気を発症する原因になることがわかっているんだとか。
腸内フローラ測定でわかること
アニコムグループのうんち研究所では、前述した腸内フローラの研究を進めています。ワンちゃんだけでなくネコちゃんやうさぎさんなどのペットの腸内フローラ測定を行い、現在までに28,000を越える検体(うんち)の分析結果を保険金データと照らし合わせることで、さまざまな病気と腸内フローラの相関を調査する研究を進めています。
例えばワンちゃんの腸内フローラとがん発症の関係について。腸内フローラを測定後1年以内にがんを発症した6歳以上のワンちゃんについて分析したところ、発症しなかったワンちゃんに比べて、エンテロバクター科の細菌が占める割合が多く、ベイヨネラ科の細菌が占める割合が少ない傾向にあるという特徴がわかったそうです。
アニコムグループでは、従来の「病気になったときのための保険」ではなく、病気にさせないための保険『予防型保険』を目指すため、この腸内フローラ測定を保険契約者全員が1年に1度受けられるようにしました。測定結果からは、ペットの腸内年齢や腸内細菌の種類や比率、病気リスクなどを知ることができます。ペットの体質がわかっていれば、食事や運動を意識して未然に対策をして発症を防ぐことができますし、さらに病気の早期発見にも役立ちそうですね。
日ごろから“うんち”の色とかたさ、ニオイをチェックしよう
愛犬や愛猫のうんち、毎日きちんとチェックしていますか?色やかたさは皆さん注意して見ていると思いますが、ニオイまでチェックしている人は少ないのでは?悪玉菌が増えて腸内フローラの理想的なバランスが崩れてしまうと、うんちのニオイがとても臭くなるそうなんです。うんちに鼻を近づけて嗅ぐ勇気はないな、と悩むところですが、愛犬・愛猫のためには毎日チェックしないわけにはいきませんね。
そして、お散歩をたくさんする犬ほど腸内細菌の種類が豊富だというお話も。いろいろな場所を訪れることで、多彩な菌に触れて腸内細菌の種類が増えるのだそうです。もちろんこれは健康のためにいいことです。
うんちからいろんなことがわかっちゃいました
イベントに登壇した南さんと具志堅さんの愛犬たちが“腸内フローラ測定”を体験しました。測定結果からいろんなことがわかっちゃいました。
健康は食から!?具志堅さんは“鶏の頭”、南さんは“酵素”を活用
愛犬の健康のために何かしていますか?という質問に、
南さん「酵素をフードにトッピングしています」
具志堅さん「鶏の頭を食べさせています」
やはり健康は食から。おふたりとも愛犬の食事には気を遣っているようです。それにしても具志堅さんの「鶏の頭」には南さんも、会場の人たちも意表を突かれて苦笑い。ニワトリの頭、見た目はギョッとしてしまいますが、じつは栄養満点の食材で、お肉屋さんでは1kg300円ほどで買うことができるんですよ。具志堅さんは、愛犬グスマンの様子を見ながら定期的に与えているそう。「鶏の頭を食べさせると毛艶が全然違うんだよ!」と具志堅さんがおっしゃるように、鶏の頭のトサカや軟骨・クチバシなどは、皮膚や被毛に良いとされるコラーゲンがたっぷり含まれている健康につながる食材なんです。
南さんは、「値段が高いフードでも愛犬の健康のためなら安心できるいいものを食べさせたい」ともおっしゃっていました。愛犬家の皆さまなら納得ですよね。
南さんのちーちゃん、具志堅さんのグスマンの腸内健康年齢は!?
このイベントに際して、ちーちゃん、グスマンのうんちを採取して腸内フローラを調べる“腸内フローラ測定”を行っていました。会場で発表されたグスマンの腸内健康年齢は…
なんと実年齢の9歳より1歳上の10歳!これには具志堅さんガックリです。心なしかグスマンもがっかりしているみたい。
南さんのちーちゃんは実年齢より2歳若い腸内健康年齢だったとのこと。毎日ごはんにトッピングされている酵素が効いているのかな?
驚き!うんちでこんなことがわかっちゃった!
腸内健康年齢が実年齢より1歳上だったグスマンに、
河本所長(健康チェックの結果を見て) 「下痢になりやすいですか?」
具志堅さん 「そう!そうなの、お腹が弱くて」
グスマンの腸内細菌の種類や比率でそんなこともわかっちゃったみたいです。しかし残念な結果だけではありませんでした。
グスマンの測定結果からは通称“痩せ菌”と呼ばれる細菌がたくさんいることがわかりました。河本研究員からの「飼い主の具志堅さんのように、グスマンもスポーツマン体質!」とのコメントに具志堅さん嬉しそう。
1年に1回“腸内フローラ測定”でペットの健康管理をしよう
ペットの健康状態がうんちから測定できちゃう“腸内フローラ測定”は、ペット保険のアニコム『どうぶつ健保ふぁみりぃ』契約者なら毎年1年に1度受けることができます。
方法はとても簡単!アニコムから郵送されてくる測定キットを使って、ブラシの先にチョンチョンと愛犬、愛猫のうんちを絡めるだけ。返送用の封筒に入れてポストに投函すれば、最短3週間ほどで測定結果がわかります。
測定結果はパソコンやスマートフォンなどで確認ができます。腸内健康年齢やどんな腸内細菌がどれくらいいたのか、同年代のワンちゃんやネコちゃんの平均値との比較などがわかります。また前年度との比較もできるので、健康維持の指標として活用したいですね。
イベントの感想:私の愛犬も腸内フローラ測定がしたい!
今回のイベントでは、腸内フローラの研究内容や『予防型保険』という発想に驚きました。保険で得られる膨大なデータを研究に活かして「病気にさせない保険」を目指すアニコムグループの想いに感服。ペットに痛みや不快な思いをさせない腸内フローラ測定は、病院嫌いな子でも安心です。そして何より、病気を発症してから気が付くのではなく、発症前にリスクを知ることができるのはとても魅力的でした。また病気を発症していても飼い主がなかなか気付けないケースも良く耳にします。未然に防ぐ、または早期発見は飼い主の課題ですよね。
若いうちはあまり気にならなかった愛犬の健康問題ですが、歳を取るほど気にかかるようになってきました。筆者の愛犬は6歳、じつはペット保険は別会社で契約しています。アニコム損保のペット保険の契約は7歳11ヶ月までなのだとか。切り替えようかな、急がないとな、と思案中です。