子犬って可愛いですよね。コロコロした体型でヨチヨチ歩いて、クンクン鳴いて。スヤスヤ寝ている顔は天使そのもの。でも、その可愛さ以上に子犬のお世話は大変です。
1.よく鳴く
子犬って、よく鳴きます。お腹が空いた~遊んで~退屈だよ~サークルから出して~寂しいよ~等々、鳴く理由を上げたらキリがありません。
よく「この犬種はあまり鳴かないから飼いやすい」なんて聞きますが、躾をしなければどんな犬でも吠えます。確かに犬種によって、吠えやすい吠えにくいはありますが、きちんと躾をすれば吠えやすい犬も吠えたりしませんし、躾を怠れば吠えにくい犬種だってギャンギャン吠えたりします。
ましてや、子犬は基本的に躾をされていないのですから、よく鳴いて当たり前だと思ってください。うちにいるMシュナウザーは、3ヵ月(もうすぐ4ヵ月でしたが…)に来ましたが、一人前にワンワンギャンギャンうるさいくらいに吠えてました。
2.甘噛みは想像以上に痛い
甘噛みと聞くと、あまり痛くないイメージがありますが、想像以上に痛いんです。うちの子が甘噛みを止めるまで、家族全員の手や手首がミミズ腫れだらけになりました。
ただ、これはペットショップ出身のワンコに多いかもしれません。良いブリーダーさんの元で、生後56日頃まで親兄弟に囲まれて育った犬は、嚙み加減を分かってる子も多く、噛まれても痛くない場合があります。
ただし、痛くないからといって叱らないと、人の手は噛んで良い物だと思ってしまうので、きちんと躾をしてあげましょう。
3.あまり寝てくれない場合もある
子犬はよく寝るって聞いたのに、全然寝てくれない!とよく聞きます。特に、夜中にクンクン鳴き続ける(夜鳴き)という話は、聞いたことがある方も多いのでは。
これは、母犬や兄弟、慣れ親しんだ場所から離された不安と、恐怖で鳴いてしまうのです。あと、体力があり余っている場合もなかなか寝てくれないでしょう。子犬は、パワーの塊ですからね。
4.サークルから出すと走り回る
これは、サークルに閉じ込める飼い方をしなければ起こらないことですが、多くの飼い主さんはサークル飼いをされてますよね。
そして、サークルから出すとダダダッ!と勢いよく部屋を走り回ったり、興奮して玩具を振り回したりと、可愛い以上に勢いに負けてしまう飼い主さんも多いようです。
5.何でも口に入れる
子犬は好奇心の塊です。興味がある物は、何でも口に入れてしまいます。そして、壁であろうと絨毯であろうとコードであろうと、子犬にしたら素敵な玩具に大変身しちゃうのです。
事前に、コード類はカバーをする、噛まれたら困る物は片付けておく等しておきましょう。
6.どこでも排泄する
どんな子犬でも、一度や二度は粗相します。そして、成犬になってトイレが完璧!になったとしても、調子が悪いときは粗相しますし、老犬になれば粗相の回数も増えるでしょう。家の中で粗相されるのが嫌な方は、犬を飼うべきではありません。
子犬っていろいろ大変なんです。でも、人間の赤ちゃんもそうですよね。泣いてお母さんにお腹が空いた、オムツを換えて、抱っこしてと訴えますよね。少し大きくなってハイハイし始めたら、何でもお口に入れちゃいますし。トイレトレーニングが始まれば、トイレを覚えてくれるまでお母さんは後始末に追われます。飼い主は犬のお母さんやお父さんになるつもりでいましょう。
さいごに
ここまで、子犬の大変さをあげてきましたが、それでも可愛いのには変わりありません。寝顔は本当に可愛いし、寝起きに顔をすり寄せてきて甘えてきてくれるときは幸せいっぱいです。
一日トイレを失敗しなかった日は本当に嬉しいですし、イタズラが見つかったときの「見つかっちゃった~」と言わんばかりの表情は、面白いです。
可愛いだけではなく、育てる大変さを理解した上で子犬を迎えてあげてください。そして現在、育犬で悩んでる方は一人で思い詰めず、獣医さんやトレーナーさん、犬が好きな友達などに相談してください。話を聞いてもらうだけでも、辛さは軽減しますよ。
ユーザーのコメント
40代 女性 匿名
でも、出掛けて帰ってきた時の喜んでくれる姿、甘えてくるしぐさ、首を傾けて話を聞く顔、寝てる時、笑いかける顔、色々な仕草、とにかくかわいいが1日に何度もでます。やっぱり飼って良かったと思います。