初代愛犬との生活
初代の愛犬チワワの女の子は、12年前息子が小学生になる前に我が家にやってきました。新築のマイホームに中学生の娘と幼稚園の息子、愛犬。幸せを絵に描いたような生活でした。
でも、その後元主人の仕事がうまくいかなくなったせいで、私にはもちろん娘にも手が出るようになってしまいました。誰にも相談できず我慢の日々でしたが、あまりの物音に愛犬もびくびくしていたことを覚えています。
娘が高校生になってしっかりしてきてくれた頃、愛犬を連れて家を出ました。最初は古い借家住まいでしたが、娘が就職してからは小さな家を買い、母子三人と愛犬で幸せな日々でした。
その矢先、愛犬の心臓病が悪化していることがわかりました。今まで私たち3人を支えてきた中で、生活が落ち着いたのを見て安心もしたのでしょう。11歳で天に召されました。2年前の春のことでした。
里親会でのひなたとの出逢い
心にぽっかり穴があいたようで、どんなふうに生活してきたかもわからないまま、あっという間に一周忌をむかえました。次に飼うのは保護犬と決めていました。何度もいろいろな里親会に足を運びましたが、出逢いはなく私たちが探しているのは亡くなった愛犬だと気づきました。
これが最後のチャンス、出逢いがなければもうあきらめようと思っていた7月の最終土曜日に行われた里親会。真夏のことで、テントがあるとはいえとても暑さ厳しい里親会でした。端から順番に見ていく私と息子を横目に、娘が「目が合った」と一目散に向かったのが、今我が家にいるひなたのところでした。
ひなたは数日前に繁殖場からレスキューされたばかりのチワワの男の子でした。暑かったのか、凍らせてもらってあるペットボトルに寄り添っていました。
息子がそばにいくとしっぽを振ってそばにきました。この子だ!三人とも同じ気持ちでした。その日から一週間のトライアルが始まりましたが、翌日には正式譲渡をお願いしました。
心臓の病気とともに
その後、検診でひなたは心臓の病気を抱えていることがわかりました。今は月に一度の心エコーの検診と毎日2回の薬はかかせません。病院からは突然死の可能性もあります。と言われています。
もしレスキューされなかったら、もうこの世の中にはいなかったかもしれない。でも、ひなたは我が家にきました。楽しい、もっともっと生きたいって思っていると信じています。ひなたの生命力と、足つぼ師である私のマッサージで奇跡をおこしたいと思っています。
当初、私はレスキューされる前のひなたのことを知りたいと思っていました。しかし息子から、それを聞いてどうするの?同情しながら育てるの?今のひなたがどう思うかが大事なんとちがうの?と言われ目が覚めました。
今では、毎日毎日を大切にすることを家族で大事にしながら、ひなたと過ごしています。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 小桃のかあやん
ひなたちゃんには今からこれからが大切なんですよね。
息子さんいいこと言いますね!花マルです。
ひなたちゃん、お大事に。