犬の年齢を人間に換算すると?
犬は子犬(パピー)、成犬、老犬の3つのライフステージに分けられます。
犬種や性格、体の大きさ、生活環境によって成長スピードが異なるため、一概に「〇歳から成犬」「〇歳から老犬」と断言できませんが、犬の年齢を人間に換算してご紹介します。
いくつか計算方法があるので、参考までにご参照ください。
犬の年齢の換算方法①
犬の1歳を人間の18歳とし、その後1年ごとに4歳ずつ足していきます。つまり犬の2歳は人間の22歳、犬の3歳は26歳…という形です。この換算方法が一般的に使われています。
犬の年齢の換算方法②
体の大きさによって換算していく方法です。犬の1歳を人間の16歳、2歳を24歳とし、その後小型犬は1年につき5年、中型犬は5年、大型犬は7年ずつ足していきます。
犬の年齢の換算方法③
犬種によって換算率があり、年齢と掛け合わせることで人間の年齢に換算します。犬が2歳になるまでは、小型犬は12.5歳、中型犬は10.5歳、大型犬は9歳とし、3歳以降は換算率によって計算します。
犬は何歳から成犬と言える?
人間でも犬でも、成人や成犬といわれるには、「体だけでなく心も大人になる」という見方があります。
そうした上で、一般的に小型犬は生後1年、中型犬・大型犬は生後2~3年で成犬といわれています。
小型犬は生後1年までに早く成熟しますが、中型犬や大型犬は緩やかに成長します。
超大型犬に関しては、5歳まで体が成長していたというケースもあるようです。
成犬になったら食事も切り替えていきましょう。
子犬用の食事は成長を考えて、栄養価やカロリーが高いため、成犬にとってそれらは過度な摂取となってしまいます。
また、体だけでなく心も成長したことで、本能的行動や意識が高まるといわれています。
今まで甘噛みだったのが本気噛みになったり、散歩の際の力も想像以上に凄まじかったりするものです。
犬は何歳から老犬と言える?
犬種ごとの換算率をご紹介します。
- チワワ:年齢×4.87歳
- フレンチブルドッグ:年齢×7.65歳
- シーズー:年齢×4.78歳
- ミニチュアダックスフンド:年齢×4.32歳
- キャバリア:年齢×5.77歳
- ゴールデンレトリーバー:年齢×5.74歳
- ジャーマンシェパード:年齢×7.84歳
換算方法①~③を参考に人間の60歳を高齢期と考えると、小型犬は9~11歳、中型犬は8~10歳、大型犬は7~8歳が老犬と考えて良いでしょう。
近年の獣医療の発展や、栄養を考えられたペットフードの改良などにより、犬の平均寿命が伸びています。
犬種や性格、生活環境、運動量などによってバラつきはありますが、見た目や体に老化のサインがあらわれます。
しかし元気に走り回っていたり、食事もたくさん食べたりなど、老犬とよばれる年齢になったとしても元気な様子がみられる子もいますが、油断してはいけません。
犬は、「痛い」「助けて」と声に出すことができないので、愛犬が老犬とよばれる年齢になったら、今まで以上に注意を払いましょう。
少しでも変化を感じたら、獣医師さんに相談してみてください。
まとめ
犬の成長スピードは約5倍といわれています。体の大きさ関係なしに約10年で老犬とよばれ、平均寿命は15歳といわれています。人間とは比べ物にならないほど、短い生涯なのです。
愛犬が健康で長生きすることは、飼い主さん誰しもが望むことです。毎日の食事や運動、健康管理に気を配ることが、愛犬との濃密な時間を作る上で大切なこととなります。
犬の11歳は人間年齢に換算すると何歳?老化サインの見分け方や平均寿命を延ばす秘訣まで