愛犬と差し向かいで飲むのも夢じゃない!犬用ビール発売
夏の夕方、カフェやパブのテラス席で飲む冷たいビール、足元には愛犬。ビール好きな人なら、たまらないシチュエーションですね。
でも今までなら、ただ待たせているだけだった愛犬も、一緒にビールを楽しめたらもっと素敵ですよね。そんな夢を叶えるような犬専用のビールが、アメリカのオハイオ州で発売されました。
犬用ビールを発売した会社は、その名も「BrewDog」会社のトレードマークも犬の姿です。(会社のメイン商品は人間用のビールです。)
犬のためのビールってどんなもの?
犬専用のビールは、見た目は普通のビールと変わらないのですが、もちろんノンアルコールで炭酸も含まれません。原材料は、茹でたニンジンとバナナなのだそうです。多分ほんのりと甘いのでしょうね。
BrewDogは、元々はスコットランドでスタートしたのですが、現在はヨーロッパやアメリカの各地に醸造所と、作りたてのビールが飲めるバーを持っています。
犬用ビールをスタートさせたのは、オハイオ州コロンバスにある醸造所で、そこは人間用のバーにドッグパークが併設されていて、犬たちが自由に遊べるようになっています。犬のためのサービスも充実しています。
愛犬のためにパーティーを開きたい場合は、ドッグパークを予約し、犬1匹につき10ドルで犬用ビールと犬用ケーキを提供してくれます。ケーキは地元のペット用ベーカリーにオーダーして、調達されるのだそうです。
犬のためのパーティーのサービスは、他の店舗でもスタートしていく予定だそうです。BrewDogは、つい先日韓国にアジア1号店をオープンし、中国でのオープンも控えているそうです。日本にもぜひ上陸してほしいですね。
2人と1匹でスタートしたビール醸造会社「BrewDog」
社名にDogを冠したBrewDogは、2007年にスコットランドのフレーザーバラという街で、2人の男性マーティンさんとジェームスさんが、自分たちが本当に飲みたいビールを作ろう!と手作りの醸造所をスタートしたのが始まりです。
会社のウェブサイトには、当時の従業員数を「従業員2名、犬1匹」と記しています。業績は順調に伸び、従業員が毎年増えていったのですが、サイトの従業員数の項目には常に「犬1匹」が記されています。そして、マーティンさんとジェームスさんの傍らには、常にチョコレート色のラブラドールが寄り添っています。
BrewDogは、犬のためのビールだけでなく「犬がデザインしたビール」も発売しています。従業員ならぬ従業犬は、嗅覚を生かして、ビールの原料となるホップ、モルト、アクセントになるフルーツの選択に参加して、ビールのデザインを手伝ったそうです。
出来上がったのは、スイカの風味を持つシングルホップのインディア・ペールエールと呼ばれるタイプのビールです。どんなビールか試してみたいですね。
まとめ
社名にDogと付く会社が作った、犬専用ビールのニュースをご紹介しました。このBrewDogという会社、犬が会社の重要なアイデンティティの一部となっている感じがとても素敵ですね。
ところで、犬用のビールは今回ご紹介したBrewDogの他にも、いくつかの地ビールの醸造所が製造して販売しているようです。
ここで紹介したような、フルーツベースのタイプもあれば、チキンやビーフの味がするタイプもあるようです。
できることなら全部取り寄せて、ドッグビアパーティーなんてやってみたいなあと思わせられますね。
《参考》
https://www.brewdog.com/usa