がん探知犬とは
人間の息や尿の臭いからがんを発見することのできる犬のことです。がん探知犬で最も有名なのは、天才的な嗅覚の持ち主と言われる水難救助犬マリーンです。
マリーンは地下深くに沈んだ遺体からでる微量のガスを嗅ぎ分けられる嗅覚を見込まれがん探知犬になりました。マリーンのような特殊な訓練を受けた犬が「がん探知犬」となっているため、がんの早期発見の的中率はほぼ100パーセントと言われています。
健康診断のためにがん探知犬を導入している都道府県もあるため、がん探知犬の実績は高く評価されていることが分かります。しかし、犬はがんの臭いには反応しますが、身体のどこにがんが発生しているかを特定することはできません。
したがって、犬が反応した患者はその後精密検査を受けてがんを特定します。がん探知犬は早期発見という意味では万能と思われますが、残念ながら病名まで特定することはできません。
がん探知犬の検査にかかる料金
がん探知犬の料金は約50,000円です。保険が適用されないので、比較的高めの料金となっています。市販のがん検査キットが約10.000円なので、がん探知犬での検査が普及するにはまだまだ時間が掛かると考えられます。
DOGLAB(ドッグラボ)では2017年に1周年記念として、がん探知犬でのがん検査が割引されて38,000円になった実績があります。そして、現在では38,000円という価格に訂正され、より多くの人にがん探知犬を利用しやすい環境が整えられています。DOGLABにてがん検査を受けることが最も安価で済むと考えられます。
がん探知犬の検査申込み方法
インターネット
DOGLABのようなインターネットサイトで申込みが可能です。申込みの前にサイトに掲載されている質問に答える必要がありますが、最も手軽にがん探知犬でのがん検査を利用することができます。
病院にて申込み
直接DOGLABに申し込まずに、病院に仲介してもらって申し込む方法です。料金も38,000円と直接DOGLABへ申し込んだ場合と同様の金額であるため、費用面も心配することはありません。病院で検査を受けるか自宅で受けるかを選ぶことも可能なので、自宅で検査をする手間を省きたい人に最も適していると考えられます。
自治体での健康診断
自治体によっては40歳以上の市民にがん探知犬検査を行います。この場合は、実施している自治体に住んでいること、そして年齢が40歳以上と限定されているため気軽に受けることはできません。しかし、がん探知犬の実績が上がってくれば他の自治体もがん検査の一つとして取り入れてもらえる可能性は十分にあります。
がん探知犬による検査が行える場所
がん探知犬による判定を行える場所は、千葉県の館山市にあるがん探知犬育成センターで行います。病院や自宅あるいは自治体で検査した場合、結果が出るまでに1か月から2か月程度時間が掛かります。
その場ですぐに結果が出るわけではありません。理由は、採取した尿を育成センターに送ってから検査するからです。したがって、血液検査のような短時間で結果が出る検査ではないので、検査を受ける場合には余裕を持ったスケジューリングが必要となります。
まとめ
がん探知犬が普及すれば、死亡率1位のがんに対する予防手段としてひじょうに有効的な方法となります。しかし、がん探知犬は数も少ないためまだまだ普及には時間を要するでしょう。検査費用も自費扱いなので割引されていても高額な点がデメリットと考えられます。
しかし、上手に活用していければ画期的な検査方法であることは間違いありません。自治体や病院が積極的にがん探知犬検査を導入し、市民に探知犬の存在を認識させていけば、現在よりもより需要が高まると考えられます。
ユーザーのコメント
10代 女性 コーギーLOVE
病院の検査はみんな緊張するものなので、
わんちゃんに検査してもらうことで
患者さんの気持ちが安らいだり、
少しリラックスできることが
できるのではないかと思いました。
私も、いつか検査できたらいいなと
思いました。