愛犬Grayとの出会い
現在飼っている 愛犬「Gray」は、3年前に突然出会ったワンコでした。
年明けの1月、とてつもなく寒い日、近所の公園を散歩していると、なにやら木陰に黒い物体が…!
恐る恐る近づいてみると、それはモジャモジャの毛が絡まりすぎていて顔さえ見えないワンコでした。
捨てられたのか、逃げ出して迷子になってしまったのか…。以前から似たような犬の目撃情報があったため、きっと1週間以上は放浪していたのでしょう。
そのワンコは微動だにせず、ずっとこちらを見つめていました。私はしゃがんで驚かさないようゆっくり一歩一歩近づき、5分以上かけてやっと、背中を撫でることに成功しました!
すると安全な人だと分かったのか、そのワンコは急に動き出しました。はしゃぎ方から見て、まだ5ヶ月くらいの子犬でした。首元にはデニム調の首輪が。きっと飼い主さんはこの子を探しているだろうと思い、保護することにしました。
保護してすぐにしたこと
報告、張り紙
警察、保健所、動物愛護センターに連絡。保護した場所、日時、電話番号、その子の大きさ、毛色を伝えました。公園や駅などに許可を取り張り紙をして、近くのペットショップやサロン、動物病院にもお願いしました。
病院へ連れて行く
放浪していた犬は、感染症が心配です。何か病気を持っているかもしれないし、ノミやダニが付いているかもしれません。我が家は先住犬が居たので移ってしまう前に、速攻連れて行きました!
幸いなことに健康面は異常なしだったのですが、ワクチンはすでに打たれているかどうかがわからない為、健康診断とフロントラインを貰うだけでした。
トリミング
公園にいたので全身カピカピのウンチまみれ、毛玉だらけ、葉っぱだらけ。恐らく生まれてからほとんど手入れされてなかったように思います。このままでは皮膚が呼吸できないので皮膚病になってしまいます。まだ子犬の毛なので毛玉を千切ってしまうと将来スカスカになってしまうかもしれません。しかしブラシで解けるレベルではなく、毛玉を一個ずつ切ってシャンプーしました。
すると!真っ黒い犬だったのに中から白い毛が!(この時、耳の毛玉は取りきれなくそのままにしたので黒いままです)
とりあえず、綺麗になって良かったです…。
その後〜現在
そして保護して3ヶ月後、元の飼い主が見つからなかったため、正式に我が家のワンコとなりました!
Grayは活発で物怖じしない性格だったようで、外の生活がトラウマにならなくて本当に良かったと思います。1週間以上、なにを食べて生活してたんだろうととても気になりますが…(汗)
我が家にも慣れ、ご飯もよく食べ、すくすく成長し3歳になり、今では最高のパートナーです。
伝えたいこと
ノーリードで散歩してる人をたまーに見かけます。どんなに躾されてても、雷や花火でパニックになって逃げ出す子もいます。リードは必ず付けて、首輪には住所と名前を記載して欲しいです。できればマイクロチップも!
犬を飼ったら最後まで責任を持って欲しいです。捨てないでください。
もし誰にも拾われなかったら…。飢え死にしてしまうかもしれない…。
平気で道路に飛び出し、車とぶつかってしまうかもしれない…。
病気になっても病院へ連れて行ってくれる人がいない…。
あなたが拾えない状況でも、迷子になっている犬がいたらSNSでもいいので是非拡散してあげてください。保健所に渡すのは逆に期限が付いてしまうので出来れば個人の方に保護されてほしいですけどね…汗
それと、路上にいる犬を保護するときは、しゃがんでゆっくり近づいてほしいです。触らせてくれた後でも、通行人には吠えまくり警戒していました。立っていきなり近づいていたら噛まれていたと思います。
まとめ
放浪犬はたしかに感染症のリスクがあるけれど、治療すれば普通の子と変わりません。血統書付きのワンコだって、ペットショップで何十万もするワンコだって、放浪して汚いワンコだって大切な家族になるんだと、改めて気付かされました。
出会いのカタチはこだわらないし、Grayと出会えて本当に幸せです!
もしまたワンコを迎え入れるなら、私は保護犬や放浪犬を選んで救える命を一つでも救いたいです。