子犬のお散歩デビューに最適な時期とは?
子犬を飼い始めたからにはお散歩に連れて行くなど楽しいことをたくさんしたい!と思うのは当然だと思います。しかし、子犬のお散歩デビューには守らなくてはいけない条件があるのです。子犬の購入先や動物病院などから「散歩は3回目のワクチンが終わってから」と言われ、ちょっとがっかりする人もいるかもしれませんが、子犬の健康や命を守るためにはとても大切なことです。子犬が受けるワクチンは生後8週頃、生後12週頃、生後16週頃が目安となっているため、これを待ってお散歩デビューとなると生後約4か月以降となるでしょう。
健康を守るためのワクチン接種ですが、生後4か月まで外に出さないとなると問題になってくるのが「社会化ができない」ということです。生後2~4か月頃は犬がさまざまなものを見聞きし体験することで社会性を身につけるために最適な時期とされています。この時期にしっかりと社会が行われないと、色々なものに対して過度に怖がるようになったり、攻撃的になってしまったりとトラブルを起こしやすい犬になると言われています。
プレお散歩デビュー!?「抱っこ散歩」のススメ
子犬のお散歩デビューは3回目のワクチンが済んでから行うのが健康を守るために大切なことですが、犬にとって重要な「社会性」を身につけるにはそれでは遅すぎるのです。では、愛犬の健康をおびやかすことなく社会性を育てるにはどうすればいいのか…。それは「抱っこ散歩」と言って、名前の通り子犬を抱っこしたまま外をお散歩するのです。
社会性というのは色々なタイプの人や犬、音、物などありとあらゆるものを見て、聞いて、触れて体験することで身についていきます。しかし触れたり体感しなくても、新しいものを見聞きするだけでも十分社会化を行うことはできます。そのため子犬を抱っこしたまま外に出て、車やバイクの走る音を聞かせたり、行き交う人の姿を見せたり、公園の外から他の犬や鳥の姿を見せたり、子供のはしゃぐ声を聞かせたりする。それだけでも立派な社会化となります。
ワクチン接種完了前であれば他の犬や人と触れ合わせたり、地面におろして歩かせなくてもかまいません。ただ、外に出て外でしか感じられない空気や音、雰囲気を子犬に知ってもらうための「抱っこ散歩」は大変おすすめです。また、家のベランダや玄関先に出てほんの少し歩かせてみるのもいいと思います。ただし、初めは数分程度からスタートして犬の負担にならないように注意しましょう。
子犬のお散歩デビューに適切な時間
子犬のお散歩デビューで大切なことは、子犬の負担になりすぎないようにすること。そのためお散歩の時間も初めは5~10分程度と短めにして切り上げるようにしましょう。初めから長い時間かけて歩かせたり、色々と経験させようと連れまわしてしまうと犬はとても疲れてしまいます。それは体力という面だけでなく、精神的に疲れてしまい散歩自体がストレスになってしまうこともあるので「物足りない!また行きたい!」を思うくらいの時間で終わらせておくのもポイントです。お散歩デビュー時は短めの時間でかまわないので、1日2回以上外に出て慣らしてあげるようにしましょう。
子犬のお散歩デビューは準備が大切
子犬のお散歩デビューはとても楽しみなものですが、先に紹介した「抱っこ散歩」とともにぜひしておきたい準備があります。それはリードをつけて歩く練習を家の中でしておくこと、外で必要なしつけを少しずつ始めておくことです。実際、お散歩デビューをした子犬が外で歩かない、リードや首輪を嫌がって抜こうとしてしまう、ということは非常に多く見られることです。そのためまずは家の中で首輪やリードをつけたまま自由に遊ばせたりおやつをあげたりしてみましょう。そうすることでリードや首輪に対していい印象付けを行っておき、少しずつ飼い主がリードを持って引っ張ったり一緒に歩く練習をしておくと実際のお散歩デビューをスムーズに行うことができるでしょう。
ユーザーのコメント
30代 男性 やみす
抱っこ散歩は毎日朝夕2回やりました 近所の人に撫でてもらったりしてお陰で人に対して優しくなりました またカートに乗せて少し遠出もしました ほかのわんこの姿を見せました