犬の里親になる前に
家族と話し合いましょう
まず、一番大切であり一番初めにしなければいけないのが「家族での話し合い」です。
当たり前の事ですが家族にお迎えする前にきちんと話し合い皆が犬を飼う事に賛成しているのか、アレルギー等が無いかを確認し、新しくお迎えするわんちゃんが気持ちよく過ごせる環境を家族で整えてあげる事がとても大事です。
お迎えする犬を決めましょう
次はお迎えする犬のサイズや犬種、性格や月齢を決めていきましょう。希望を先に決めていけば見つかりやすくはなりますが、里親なので全て希望を満たす犬が見つかるとは限りません。あまり狭めずに希望を絞り探していくのが良いでしょう。これらが決まったら、次はどこでお迎えするかを決めていきます。里親でお迎えするには様々な方法があります。その一部を下記にご紹介します。
- 里親掲示板
- ボランティア団体の里親譲渡会
- 市町村区の保健所
- 動物病院での里親募集
里親掲示板などは個人で募集していたりボランティア団体が募集をしていたりと幅広く探す事が出来ますが、悪徳な人が募集をかけていたりする場合もあるので要注意です。あくまで個人のやりとりに過ぎませんので、注意深く何度も話し合いする事をおすすめします。
ボランティア団体の里親譲渡会は、お迎えしたいわんちゃんを実際にその場で見る事が出来ます。譲渡会には全てのわんちゃんが来るわけではないので、住んでいる地域で活動している里親ボランティアさんを探し会ってみたいわんちゃんを問い合わせてみましょう。
市町村区の保健所では、期限が付けられているわんちゃん達がたくさんいます。優先して見に行かれる事をおすすめします。
動物病院の里親募集は、チラシやポスターなどが待合室に張り出されている事があります。気になったら病院の方にお話を聞いてみましょう。
犬をお迎えし里親になりましょう
待ちに待ったお迎えです
お迎えする時がやってきました。慣れない場所へ突然やってきたわんちゃんは不安でいっぱいです。鳴きながら部屋をウロウロするかもしれません。うずくまってどこかに隠れようとするかもしれません。お迎えした当日は出来るだけ環境に慣れてもらえるよう、そっと見守るようにしましょう。怯えている様子ならお水をあげる時に一言立ち上がる時に一言ご飯をあげる時に一言、少しずつ声を掛けてあげて下さい。
心が傷付いたわんちゃんを里親として引き取った場合、時間と愛情と根気が必要です。信頼関係を第一に考え、まずは話しかける事から始めていきましょう。おはようからおやすみまで話しかけ、触りたい気持ちをグッと堪えわんちゃんから歩み寄ってくれる事を待って下さい。愛情が伝わり信頼関係が築けていけば必ず応えてくれます。
里親になる事
里親なんて難しいと感じ、敬遠される方も居るかもしれません。ですが、命を飼う事に難しく無い事など無くペットショップで飼っても難しい事なのです。生涯を共に生きていくパートナーをたくさんのわんちゃんが探しています。基礎知識として一番大事なのは、わんちゃんを家族に迎え一生を共に出来るかどんな事があっても手放さずお世話が出来るかです。里子としてやってきたわんちゃんを、もう二度と里子として出す事がないようにしましょう。
終わりに
犬の里親になる為には、どんな事があっても手放さない覚悟とどんな子でも深い愛情を掛けられる自信と一緒に過ごせる時間があれば誰でもなれます。ですが、それらは里親だけではなくペットショップで飼う時も同じものなのです。誰かの里親になりたいと行動一つで救われる命もあれば、どこかの犬を飼いたいという行動一つで期限を付けられる命もあります。その事実を忘れずに、里親への一歩を踏み出してみましょう。