犬舎見学にもマナーがある?ブリーダーへの配慮や注意点とは

犬舎見学にもマナーがある?ブリーダーへの配慮や注意点とは

犬舎を見学する際のマナーや注意点を守ることで、子犬やブリーダーさんとのコミュニケーションや信頼関係を築くことにも繋がります。子犬は感染症のリスクが高いため、必ずブリーダーさんの指示に従ってください。

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記事の監修

ダルメシアンの犬種向上のため、2001年に「スペイン・ダルメシアン・クラブ」を創立。以降、事務局長として2020年までクラブ運営に携わり、「ブリティッシュ・ダルメシアン・クラブ」協力の下、クラブ大会を企画・開催。クラブ・ブリーダーのダルメシアン聴力検査義務化を実現。また、ダルメシアンの遠足会なども企画し、時に20頭を超えるダルメシアンと野山で遊ぶ。現在、日本におけるダルメシアンの正しい普及と犬種向上に取り組む。

犬舎見学のマナーや注意点

柴犬

犬を飼おうと決めたとき、まずは犬に関する知識を身に付けておく必要があると思います。細かすぎるくらいに知る必要はありませんが、犬を飼う上で必ず知っておくべきことがあります。

「こんなことも知らないで犬を飼おうとしているの?」なんて驚くことが私にもありますし、ブリーダーさんなら尚更のことだと思いますし、「こんな人に大切な子犬を譲ることはできない」と思わせてしまうかもしれません。

ブリーダーさんの指示に従いましょう!

抱っこされる子犬

子犬の可愛さにばかり気持ちが向かってしまい、ただ子犬を触って抱っこして遊んで、ブリーダーさんの話が耳に入らない人もいるようです。

疑問に思うこと・不安に思うことを聞く

ブリーダーさんの話をしっかり聞き、疑問に思うことや不安に思うことは質問し、子犬とだけではなく、ブリーダーさんとのコミュニケーションもしっかりとるようにしましょう。

ブリーダーさんにとって可愛い大切な我が子を譲るのですから、ただ子犬が可愛いというだけで話も聞いてくれず、疑問や関心さえも持ってくれない人は信頼できないですよね。

見学する前に予約をする

見学する前に必ず連絡をし、見学しても良い日時を確認しましょう。突然見学に行っても良い犬舎もありますが、連絡をしておく方がお互い気持ち良いですよね。

ブリーダー
鈴木桂子

犬舎訪問はブリーダーによって、何週齢からの訪問を受け入れるというルールがあると思いますから、必ず予約を取りましょう。

電話で予約をする際に、購入意思があることは必ず伝えます。そして自分が今までに犬を飼った経験があるかどうか、どういった犬種を飼っていたのかなども伝えておくとよいでしょう。

また、ブリーダー側からすると明確な希望がある人の方が対応しやすいので、家庭犬として欲しいのか、ショーに出す犬が欲しいのか、希望するのはオスかメスかなども伝えておきましょう。

ブリーダーからの情報を求めるだけでなく、自分の情報もきちんと伝えることも大切です。見学ができなくなった場合は、当然ながらキャンセルの連絡をすることも忘れずに。

犬舎見学時に必要なブリーダーへの配慮

眠る3匹の子犬

犬舎に関すること、ブリーダーさんに関すること、親犬に関すること、子犬の健康状態に関することなど、知りたいことはたくさんあると思います。細かくチェックしたい気持ちもよくわかります。

全ての希望に対応できるわけではない

しかし、全ての希望に対応してもらうことができるわけではありませんし、わがままが通ることもありません。犬はアクセサリーではなく「命」なのですから。

子犬が寝ている時は遠慮する

訪問する時間やタイミングによっては、子犬が眠くなってしまうことがあります。眠っている子犬を無理やり起こしてまで会わせるようなことはしません。

母犬の体調も配慮する

親犬と会ってみたいという人も多いですが、健康状態によっては会えないこともあります。産後は痩せ細ってしまう親犬もいますし、被毛にツヤがなかったり、見た目に悪い状態である場合もあり、そのことを理解することができない人には見せることはできないですよね。

同じ日に他の犬舎を訪問しない

ワクチンを接種する前の子犬は感染症のリスクがとても高いです。他の犬舎やペットショップなどに立ち寄ることで、感染症を持ち込んでしまう可能性があります。

ペットショップで「手を消毒してください」と言われた経験のある人もいらっしゃると思いますが、衛生面にはとくに注意が必要なのです。

ワクチンを接種する前の子犬だけではなく、産後のデリケートな親犬のためにも、一日に見学する犬舎は一つにして欲しいと思います。

ブリーダー
鈴木桂子

いきなり見知らぬ人が訪れるというのは、母犬にとってストレスになる場合があります。静かに近づき、母犬に容認されることも大事なポイントです。

子犬はパルボウイルスなどに感染しやすく、ワクチン接種が終わっていない子犬にとって命取りになります。見学する方は自分が外から持ち込まないよう、充分配慮してください。子犬が眠っているときは触れたりせず静かにしておきます。授乳や食事の時も、そっと見ているだけにしましょう。

犬舎訪問の際はどういった時間帯に行くのが一番良いのかを、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。

ブリーダーと信頼関係を築く

犬の施設

犬舎を見学し、実際に子犬を見てから購入したい場合、子犬の姿を見ることだけではなく、ブリーダーさんとのコミュニケーションや信頼関係を築くことも大切なことだと思います。

最近では、ブリーダーさんや子犬と直接会うことなく、インターネットで子犬の写真や動画を見て購入してしまう人もいらっしゃるようなのですが、トラブルが起きてしまう原因となっています。

心から犬を愛し大切に思う優良なブリーダーさんであれば、直接会うことなく子犬を販売してしまうことは決してありません。子犬に関する情報を提供しますし、飼い主さんになる相手の情報だって知りたいでしょう。

子犬を販売するだけではなく、しつけなどのアドバイスをしてくれたり、相談にのってくれたり、販売後もフォローしてくれます。

インターネットで写真や動画を見て子犬を選ぶ場合も、犬舎を見学し、子犬やブリーダーさんに直接会ってコミュニケーションをとるべきだと思います。

ブリーダー
鈴木桂子

欲しい犬種があれば、その犬種の優良ブリーダーから全てを学ぶことができます。

その犬種の歴史から性格、かかりやすい病気など、その犬種に関する必要な情報を我々ブリーダーは持っています。私たちブリーダーも飼い主との健全で良好な関係を望んでいるのです。

また犬舎を訪れ成犬を見ることは、ペットショップで子犬を見るだけでは得られない、成犬の大きさや立ち居振る舞いを知ることもできます。

子犬でいるのはほんの1年程、しっかりとした成犬の認識を持っていれば、こんなはずではなかった、というようなことにはなりません。

まとめ

眠る子犬

とくに注意して欲しいなと思うことをご紹介しました。ブリーダーさんとのコミュニケーションをしっかりとることで、子犬に関するたくさんの情報を得ることができますし、その後のフォローもしてもらうことができます。

犬と初めて暮らすとき、考えてもみなかったことがたくさん起きます。イメージしていた通りになることなんてほとんどないですし、困り事も多いです。

そんなことから簡単に手離してしまう人が多いのではないでしょうか。ブリーダーさんとの信頼関係を築くことができれば、犬もずっと幸せに暮らすことができるんです。

ブリーダー
鈴木桂子

ブリーダーと飼い主の関係が健全であればあるほど、犬は正しく育ちます。

子犬を引き取った後も、出来るかぎりブリーダーとの情報交換は続けましょう。躾や食事、犬種特有のアレルギーや病気など、不安や疑問が生じたらどんどん相談してください。

そして、もしあなたが何らかの事情により、あなたの愛犬を飼い続けることが出来なくなった場合、必ずブリーダーに連絡してください。良い里親を見つける努力を共にしてくれるはずです。そして亡くなった場合も知らせてください。それが犬を飼うという事で出来る繋がりです。

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