ぬいぐるみをおもちゃとして遊んでいるワンちゃんも多いのではないでしょうか。ワンちゃんがぬいぐるみを大事にしている姿を見ると、なんとも可愛いですよね。時には自分より体の大きなぬいぐるみを振り回す子も。
そんな犬のおもちゃにもなるぬいぐるみですが、人間用のぬいぐるみをそのまま与えていませんか?手軽に手に入ってかわいいおもちゃでもありますが、犬に与える場合は注意が必要です。今回はそんな「犬にぬいぐるみのおもちゃを与える際の注意点」をご紹介します。
犬におもちゃを与える理由は?
犬におもちゃを与える理由はなんでしょうか。
- 愛犬の「知育玩具」として
- 飼い主との「遊び道具(コミュニケーション)」として
- しつけができた際の「ご褒美」として
- 留守番時や一人の時間の「暇つぶし」として
これらの理由があげられるのではないでしょうか。中でも、犬は飼い主さんと遊ぶ時間が何よりも大好き。ワンちゃんと暮らす場合は、毎日遊ぶ時間を確保し、十分なコミュニケーションをしましょう。
また、毎日遊ぶことで、愛犬の様子のみならず、おもちゃの状態を確認することができます。どんな用途だとしても、犬がおもちゃで遊ぶ際には「噛む」「引っ張る」「投げる」といったおもちゃを傷める動きをすることになりますよね。そのためおもちゃには確かな安全性が必要です。
犬にぬいぐるみを与える際の注意点
まずぬいぐるみを与える場合は、できるだけ「犬用」として作られた商品を選ぶようにしましょう。前述したように、犬がおもちゃで遊ぶ場合、「噛む」「引っ張る」「投げる」といった動きが頻繁に行われます。そのためおもちゃの中でも壊れやすいぬいぐるみは、特に注意が必要になります。
- 口に入れて問題がない素材かどうか
- 細部まで縫製がしっかりしているかどうか
- 取れやすいパーツがないかどうか
- 綿が飛び出していないかどうか
ぬいぐるみを購入する際は、必ずこれらのことを確認しましょう。特にぬいぐるみを長時間与えた場合、犬はぬいぐるみの耳や目、しっぽなどの細かいパーツをカミカミして外してしまいます。
また、パーツを外した隙間や破れから、ぬいぐるみの中身の「綿を取り出して食べてしまう」ことがあります。綿を食べると犬のお腹に詰まってしまい、腸閉塞を起こしたり、開腹手術をしたりといった事態になります。よかれと思って与えたぬいぐるみが、最悪の場合は命に関わる可能性もあるため、十分な注意が必要です。
また、ぬいぐるみを与える前に安全性を確認することはもちろん、購入後も定期的におもちゃの状態を確認するようにしましょう。気になる部分は補強し、補強や修復が難しい場合は買い替えることも検討しましょう。愛犬のお気に入りのおもちゃを処分するのは心苦しいかもしれませんが、見ていない場所で思わぬ事故を招く可能性もあるのです。
おすすめのおもちゃ
ぬいぐるみ以外にも犬のおもちゃは数多くあります。その中でもおすすめのおもちゃをご紹介します。
ボール
犬が大好きなおもちゃの一つである「ボール」。飼い主さんが投げたボールを犬が取りに行って持ってこさせる遊びは、犬のストレス解消にもなりますし、何よりも飼い主さんとのコミュニケーションにはぴったりです。ボールで遊ぶ場合は、ぜひ広い場所で遊んであげてくださいね。
ロープ
犬と引っ張りっこ遊びができる「ロープ」もおすすめのおもちゃです。中には歯磨き効果のあるロープなどもあります。犬用の強度が高いものはもちろんですが、タオルやハンカチなどでも代用することができます。(その場合、与えたままにしないようにしましょう)時には飼い主さんが負けることで、ワンちゃんも夢中になって遊びますよ。なお、遊びをやめる最後は飼い主さんが勝つようにコントロールするようにしましょう。
コング
投げたり転がしたりできる「コング」もおすすめのおもちゃです。コングの中におやつを入れるタイプは知育玩具としても人気です。一人で暇をさせている時などに、おやつを入れたコングを与えると夢中になって長時間遊んでくれますよ。
まとめ
犬にぬいぐるみを与える際の注意点
- 口に入れて問題がない素材かどうか
- 細部まで縫製がしっかりしているかどうか
- 取れやすいパーツがないかどうか
- 綿が飛び出していないかどうか
ワンちゃんも大好きなおもちゃ。たくさんの種類がありますが、どんなおもちゃを選ぶ際もその安全性には十分に気を配るようにしてくださいね。