犬を多頭飼いする時のポイント
先住犬と年齢をあける
多頭飼いするときは犬の年齢をあけることをオススメします。
三歳ぐらいになると落ち着いてくる犬が多いので、そのぐらいの年齢をあけると良いでしょう。
しつけがしっかりとしていれば、新しく迎える犬のお手本になるはずです。
またシニア犬になったときを考えると、それぐらい年齢が離れていたほうがお世話をしやすくなるでしょう。
先住犬のしつけをしっかりとする
先住犬のしつけができていないと、新しく来た犬が真似をしてしまい大変なことになります。
待て、やふせができなくてもトイレのしつけや噛み癖などの基本的なしつけができてから新しい犬を迎えるようにしましょう。
順番を決める
おやつやご飯などの順番が必要な場合は、必ず先住犬から先にしましょう。
犬は群れの中で順位をつける習性があるので、先住犬を先にすることで言うことを聞きやすくなり、犬同士のトラブルも回避できます。
トラブルを事前に回避できるかどうかは多頭飼いするうえでは重要なポイントになります。
多頭飼いの散歩は難しいの?
小型犬なら強く引っ張ることで、飼い主さんがコントロールできると思っている方は多いようですが、毎日の散歩がそんな状態なのは問題です。
散歩をさせる意味は運動もありますが、飼い主さんのとのコミュニケーションをとるということもあります。
お互いの関係性をきちんと認識させなくてはなりません。
犬が引っ張ってしまい、リーダーだと勘違いしてしまうことは避けたいですよね。
犬は複数で歩く場合、リーダーがその先頭に立つと言われています。
そのため犬のほうが飼い主を引っ張ってしまう形になると、犬がリーダーとして関係を認識するようになってしまいます。
一頭でもこういったことに注意しなければならないため、複数頭となるとさらに気をつけなくてはなりません。
犬同士の関係性や、飼い主さんとの関係性も散歩で築いていく可能性もあります。
また、きちんとしつけをせず飛び出していったり、誰かに吠えたりするのは一頭だと対処できるかもしれませんが複数頭になるととても大変です。
躾がちゃんとできていれば良いのですが、できていない場合は複数頭での散歩は危険という場合もあります。
反対に言えば、すでにしつけが済んでいるのであれば複数頭での散歩も問題ないと言えます。
複数頭での散歩が難しいと言うよりは、きちんとしつけができていない状態の犬を複数頭散歩させるのが難しい、ということですね。
散歩のポイント4つ
1.一頭ずつのしつけをしっかりと!
まずは一頭ずるきちんとしたしつけをする必要があります。
散歩のときに引っ張らないように、飛び出したり他の犬に向かっていったりしないようにしつける必要があります。
一頭でもしつけができない状態で複数頭散歩させるのは大変危険ですし、飼い主さんにも負担になります。
なのでいきなり複数頭一気に散歩させるのではなく、最初は一頭ずつ散歩をさせてください。
しつけができたら、複数頭一緒にまずは短い距離から散歩させてみると良いでしょう。
2.相性が良い犬同士を連れていく
犬にも年齢や犬種、性別、性格によっては合う合わないがあります。
まずは一頭ずつ散歩に連れ出してどういった行動をとるか見てみましょう。
それによって複数頭で散歩をさせるときの組み合わせが見えてくると思います。
二頭なら組み合わせを考える必要はありませんが三頭以上になると分けて散歩をさせる必要もあるかと思います。
そういった場合に犬の組み合わせは重要になります。
仲の悪い犬同士を一緒に散歩させても上手くいくはずがありません。
なるべく相性の良い犬同士で散歩に行くようにしましょう。
複数頭一気に散歩させる場合も右手と左手のリードの組み合わせを考えると良いかもしれませんね。
3.伸縮リードは使わない
二頭以上で散歩を行うときに伸縮リードを使うと、犬が興奮したときに抑えるのが難しくなります。
また長く伸ばした状態だと絡まってしまうこともあります。
できるだけ長すぎず丁度良い太さのものを選びましょう。
4.二頭引きリードを使ってみる
リードには二頭引きをするための専用のリードもあります。
いくつが種類があり、例えばリードの先がふたつに分かれているものだったり、金具に工夫がされていて絡まらないようになっているものなどがあります。
持ちてが一本になっているものがコントロールしやすいかもしれませんね。
ただし二頭のうちどちらか一頭に引っ張り癖があると難しいかもしれません。
まとめ
多頭飼いをしていると一頭だけ飼っているときとは違う苦労があります。先住犬との相性やしつけなど色々ありますね。
そしてそれは散歩でも言えることです。
散歩は多頭飼いだから大変というよりも、一頭ずつきちんとしつけをしていないと苦労することになります。
そのためまずは一頭ずつしつけをして、新しい犬を迎えることをオススメします。
そうすることで多頭飼いをしていてもスムーズに散歩をさせることができるかと思います。