「散歩=作業」になっていませんか?
犬と一緒に暮らしていると、1日の日課の中に必ず入る散歩。最初は新鮮で毎日の散歩が楽しくて仕方がなかった飼い主も、長い間毎日、同じ道を愛犬と一緒に通ることで、本来楽しかった散歩を義務のように感じてしまっているということはありませんか?
散歩は愛犬の運動不足解消のためでもありますが、それだけでなく、飼い主とのコミュニケーションをとったり、スキンシップをとり、絆を深める場でもあります。さらには犬の持つ本来の本能を満たす役割もあるのです。
そんな大事な役割を果たすべき散歩が作業化してしまうことで、飼い主だけでなく、愛犬も楽しめなくなっている可能性があります。
散歩が作業になるとこんな悪影響が!
散歩が作業になってしまうことで起こる悪影響もあります。
先ほど話した通り、散歩は飼い主と犬がコミュニケーションをとり、関係性を強化する場でもあります。しかし、散歩が作業化してしまうことで、まったくスキンシップもとらず、アイコンタクトも取ってあげない状態を作り上げてしまうことが多いのです。
このような状態が続くことで、愛犬側も「飼い主は自分との散歩を楽しんでくれていない」と感じるようになり、飼い主に対して寂しい思いを抱いてしまいます。そうなると今まで築いてきた信頼関係をより強固なものにすることはできず、反対に薄くさせてしまう可能性も否めません。
そして作業化してしまっている散歩の特徴として、他の犬と会っても長居させないという点が挙げられます。毎回、せっかく他の犬と会うのに、犬たちにコミュニケーションをとらせてあげないというのは非常に勿体ないのです。
犬同士のコミュニケーションというのは、犬社会のルールを知ると共に、社交性を身に付けるきっかけでもあります。このように散歩が作業になり、他の犬とのコミュニケーションを存分にとらせてあげないことで、社交性が身に付かなくなってしまうという悪影響も考えられます。
犬が喜ぶ散歩とは?
ここまで犬との散歩が作業となってしまうことで悪影響が生じる可能性をお話しして参りました。では、実際に愛犬が喜ぶ散歩とはどのような散歩なのでしょうか。愛犬が散歩を思う存分楽しめるポイントを4つご紹介します。
1.匂いは思う存分嗅がせてあげる
「散歩に行くと、愛犬が地面の匂いばかり嗅いでいる」「全然前に進んでくれない」という声を多く聞きます。たしかに、地面の匂いばかり嗅いでいて前に進まないという状況は、飼い主にとって少々飽きてしまう原因となり得るかもしれません。
しかし、この匂いを嗅ぐという行為は犬にとっては非常に重要です。なぜならばこの行為は犬としての本能を満たす行動でもあるからです。
犬は匂いから様々な情報を得ています。相手の犬の匂いを嗅ぐことで、相手がどのような犬なのかという情報を得ることができますし、散歩中に地面を嗅げば「ここをあの犬が通ったな」「今日はいつもと違う匂いがするぞ」と好奇心を刺激されるのです。
犬本来の本能を満たすということは、愛犬の散歩に対する満足度を上げることにも繋がりますので、できるだけ思う存分、匂いを嗅がせてあげてください。
2.行ったことがない場所にもチャレンジ
いつも同じルートでは、愛犬も飽きてしまうことがありますし、飼い主にとっても毎日通る同じ道となりますので、良い刺激とはなりません。
そのため、普段は同じルートで、「最近ずっと同じルートを通っているな」と感じ始めたら少し別の道を行ってみるというのも良い方法です。
今まで行ったことのない場所を散策するということは、先ほどの話にも繋がってきますが、新しい匂いと出会うチャンスでもあります。また、いつも会う犬とは違う犬に出会うことができる可能性も高いので、犬としての社交性も高めることができます。
3.途中のベンチで休憩タイム
散歩の途中で休憩するスポットを見つけるというのもおすすめです。犬の中にはなかなか歩いてくれないという子もいると思いますが、いつも歩くルートの少し先にある公園などに一度連れて行き、そこのベンチで休憩タイムをとることで、一度気持ちがリセットされるものです。
また、その休憩タイム中におやつを一欠片与えることで、「あの場所へ行けばおやつが貰える」と覚え、そのベンチを目指して楽しい気分で歩いてくれるという子も少なくありません。
このように散歩の途中で愛犬が楽しみになるようなイベントを付け加えることで、散歩がより充実したものと感じるようになりますよ!
4.愛犬に声を掛けてあげる
最初でもお話しした通り、散歩というのは愛犬だけのためにあるのではなく、愛犬と飼い主のコミュニケーションの一環としても大切な日課です。
飼い主さんが愛犬に「疲れたね」「楽しい?」と声を掛けてあげたり、名前を呼んであげるなど、話しかけてあげるだけでも、愛犬の散歩に対する満足度が上がります。飼い主さんに話しかけてもらえたことで「飼い主さんも楽しんでくれているかも」と感じるのです。
また先ほど紹介した途中で休憩スポットを入れることで、休憩スポットではおやつをあげてスキンシップをとったり、ここでも話しかけながら撫でてあげるなど、スキンシップをとるためには絶好のチャンスでもあります。
家の中で名前を呼ぶと反応してくれるということは当たり前です。しかし、外に出ると飼い主さんの声が聞こえなくなってしまったかのように、愛犬が言うことを聞かなくなってしまうという話を聞きます。
これも散歩中に飼い主さんと愛犬がコミュニケーションやスキンシップをとらないことで、本当の意味での信頼関係が築けていないからなのです、普段から散歩中に名前を呼んであげたり、声を掛けてあげることで、外に出てもこちらの声に反応してくれるようになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。飼い主が散歩を面倒くさがってしまうと、その環状が愛犬にも伝わってしまい、愛犬も散歩を思いっきり楽しむことができなくなってしまいます。
そのような状態にならないためにも、今回紹介したような犬が喜ぶ散歩の方法を実践し、持続させることで、毎日の散歩をより充実したものにしてあげるよう努力していきましょう。
ユーザーのコメント
40代 男性 カツヒト
女性 匿名
伊賀の近くの道の駅で泊まる事になり食べる物を買出しにいくとき
一組のカップルがジャックラッセルを連れて散歩をしていました 家内と可愛いねといいながら買い物を済ませ車に戻り夕食 カーテンを閉めて就寝 朝目覚めて表にでて洗面所に行くときに 車止めのポールにリードを巻付けられているジャックラッセルそれは昨日散歩をしていた犬でした 心無い飼い主に捨てられて寂しそうに回りをキョロキョロと飼い主を探しているようす 後を警察のかたにお任せし次の目的地に移動をしようと思いましたがショックがあまりにも大きくその先に行く気が無くなり帰宅しました 今私どもが飼っているゴールデンRは2年前7才の子の里親になりました 少しでもこんな子が少なく成ります様にと日々願っています