犬を飼うとできなくなること
犬を飼うと毎日新しい事の発見があったり、楽しい時間を過ごす事ができます。多くのポジティブな面がある一方で、犬を飼う事により以前は当たり前のようにできていた事ができなくなるという事も多くあります。
「犬を飼う事は簡単な事ではない」という事は覚悟の上でしょうが、ここで今一度、犬を飼うとできなくなってしまう事を確認し、
本当に犬を飼う覚悟があるかを自分自身に問いかけましょう。
自由に使えるお金が少なくなる
犬を飼うにはお金が必要
今までは自分や自分の家族に使えたお金も、犬を飼う事によって、お金の一部が犬の生活費用や医療費、保険料に回されるため、自由に使えるお金が少なくなります。
犬を飼う際に必要な物
では、犬を飼うにあたって、どの程度の費用が必要になってくるのでしょうか。細かく確認しましたか?まずは初期費用として買わなくてはいけない物がたくさんあります。
- 水皿、食器
- ドッグフード
- おやつ
- キャリーバッグ
- サークル
- ベッド
- トイレ、トイレシーツ
- リード
- おもちゃ
さらにこのドッグフードやトイレシーツは無くなれば新たに買わなくてはいけない消耗品ですので、毎月費用がかかると考えておきましょう。また、ドッグフードに関しては安い物もありますが、犬によってはアレルギーを持つ子もいますので、アレルギーに配慮したドッグフードを買うとなれば、少々お高めのドッグフードを買わなければいけなくなります。
さらに愛犬の世話をするために必要となる歯ブラシやブラシ、シャンプーも忘れてはいけません。お散歩をする時には、お水を入れて持ち歩くボトルやうんちを入れる袋なども必要となってきます。
病気の備えも必要
病院費用も考えなければいけません。混合ワクチンの注射と狂犬病予防ワクチンの注射は必ず年に1回行わなければいけないという飼い主さんの義務が発生します。他にもフィラリア予防の薬も必要となりますので、年間必ず支払う病院代だけでも約3万前後はかかります。
そして新たに愛犬の病気が発覚したり、怪我をしてしまった場合には、 人間と同じようにとても高い医療費が必要となってくる事も忘れてはいけません。 もちろん、この時に医療費を負担して貰うために、ペット保険に入る事も忘れないようにしましょう。
自分の自由な時間が減る
自分の自由な時間が減るという点もしっかり理解しておく必要があります。お仕事が終わり、疲れて家に帰ってきたら、今まで皆さんはどのような生活リズムを送っていましたか?
やはり多くの人は夕食を済ませ、お風呂に入り、テレビを観たりしながらその後就寝というスタイルが多いのではないでしょうか。
犬の生活リズムに合わせる
犬を飼ったらその生活リズムが一変してしまう事を覚悟しなければいけません。まずは帰ってきたら愛犬の散歩は欠かせません。犬種によって散歩の時間は変わりますが、小型犬で30分程度、中型犬、大型犬は30分~1時間程度は運動不足解消に必要となります。
お世話をする時間も必要
ごはんをあげたり水を取り替えてあげたり、トイレシーツを替えて、愛犬と一緒に遊ぶ時間も作ることになります。そうしますと、やはりどうしても今までの自分だけの生活とは一変してしまうものです。
散歩をする時間
散歩に関しては中型犬、大型犬を飼う場合、夜だけでなく朝も必要になりますので、今までよりも早めに起床し、散歩に行かなければいけないのです。そのため、自分の自由な時間が以前より失われてしまう事は覚悟しなくてはいけません。
長時間の外出
仕事をしている場合、出勤している間は仕方がありませんが、その後毎日友達と出かけたり、飲みに行ったりという行動が難しくなるという点も承知の上で飼うようにしましょう。
犬と一緒に過ごす時間を作る
犬は飼い主さんと一緒に過ごす、遊ぶという行為によって幸福度が上がりやすいと言われています。反対に、まったく構ってあげなかったり、極端に遊んであげる時間が少なくなってしまうとストレスが溜まり、病気にもなりやすくなってしまいます。
そのため、今までよりも長時間の外出を極力控えるように努力する必要が出てくるのです。
いつでも病院に連れて行ける環境にする
また、犬が病気になってしまった場合、すぐに病院へ連れて行かなければいけません。その時、すぐに病院へ連れて行ける環境が整っているかどうかも必ず確認しておきましょう。
できれば飼い主さんご本人が連れて行ってあげる事が好ましいですが、仕事をしている場合、どうしても難しい日が出てくるでしょう。そんな時、近くに親が住んでたり、一緒に家族が住んでいる場合は代わりに連れて行ってもらえるかという承諾を得ておく事で、いざという時に病院へすぐに愛犬を連れて行ってあげる準備を整えておく事ができます。
このように犬を飼う時には、様々な事態を考えて行動する事が必要となりますので、 「今までの生活に犬を迎える」という考えではなく、「今までの生活を一変させて犬を迎える」という考えを持っておく事が重要です。
気軽に旅行できない
そして旅行が好きな方にとって、犬を飼うという事は難しいと言えるでしょう。今までは「ちょっと遠くまで1泊で旅行しよう」と思えば、気軽に行く事はできたと思います。しかし、犬を飼ってしまうとそれは難しいです。
犬だけの留守番はNG
なぜならば、家に1晩、犬をひとりぼっちでお留守番させるという事はするべきではないからです。家族と一緒に飼うならば別ですが、その場合も家族旅行が難しくなることを頭に入れておく必要があります。
ペットホテルを活用する
最近ではペットと一緒に泊まれるお宿も増えているため、旅行が好きな方でも犬と一緒に旅行を楽しむ事ができるようになりました。しかし、犬と一緒に旅行をするという事は、今までの旅行とは違った楽しみ方をすることになります。
第一に愛犬のことを考えなければいけませんので、自分のペースだけで、自分の行きたい場所に訪れることは難しいのです。
またペットホテルも多く存在しますが、犬にもそれぞれ性格がありますので、ペットホテルに預けたことでストレスが溜まってしまい、体調が悪くなってしまうという子も少なくありません。
気軽に旅行することが好き、よく旅行するという方は、今一度、犬を飼うことは自分の趣味を制限してしまう可能性があることを考えておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬を飼うということはメリットだけでなく、自分の生活を制限しなくてはいけないことも多くなります。飼ってから「やっぱり無理」ということはできません。してはいけないのです。
犬を飼うということについては、責任を持って最後まで家族として一緒に暮らすことを重々承知の上で決めなければいけません。
今回は「犬を飼うとできなくなること」という題でデメリットをいくつか挙げてまいりましたが、今回ご紹介した4つのことが「全然大丈夫!」「それは既に承知の上!」という覚悟ができているのであれば、大変なことも多いですが、愛犬との楽しくて愉快な素敵な生活が待っている事でしょう。
ユーザーのコメント
女性 うさぎ
長期の旅行は、犬に寂しい思いをさせてまで行かなくなりました。
50代以上 女性 匿名
30代 男性 じおばんに
同棲期間1年半の同棲相手がどうしても飼いたいというので引き取りました。
本当かどうかも今となってはわかりませんが、彼女の友人がプードルをブリーダーから買った際に近隣のブリーダーが崩壊して引き取ったチワワがいるので引き取り先を探してくれないかと頼まれたそうです。
その話を彼女が聞きつけ、同棲生活にマンネリしていた彼女は飼いたいと言ってきたようでした。
結婚を視野に入れていた自分はペットを飼う=結婚に近づくと愚かにも考えてしまいました。
しかし、万が一別れた場合のことも考えておこうとどちらが飼い主なのかキッチリ決めようと話し合いました。当然彼女は私の犬なのだから私が飼い主。世話も食費も医療費も全部自分が払う。あなたは場所だけ提供してくれればいいとのことでした。よって犬の鑑札も彼女の名前です。
結局、一週間もしないうちに世話もしなくなりました。ある日彼女に夜中の2時に起こされ、室内で糞をしているから片付けてほしいと言われました。糞を見つけたのなら自分で片付ければいいのに汚いから嫌だそうです。注射の安静期間も終わり一緒に散歩に連れて行こうと誘いましたが、面倒くさい・チワワは室内だけで充分と言ってききません。朝夕の散歩は私の日課となりました。トイレシートの交換もしません。食事すら与えません。水の交換すらしません。爪が伸びても病院に連れていきません。フィラリアの時期にも対処しません。ノミダニ、混合注射、狂犬病注射、まったくの無視です。
毎晩のように飲み歩き、犬の食事の準備も散歩もしなかったため、彼女を店に置いて家へ帰り私が世話をしていました。酔っぱらった彼女から「私の犬を勝手に世話してんじゃない!早く迎えにこい!」とキレられ、もうこの女とは一緒に住めないと確信しました。仮に結婚して子をなしたとしても必ずこの女は放置するだろうと思うとゾッとしました。
別れを告げるとダラダラと文句を言ってましたが、ある日同棲先の自分の荷物を回収したいとの申し入れがありました。「あーこれであの犬ともお別れか」と思うと切なくなり、併せてその先の犬の運命を思うといたたまれなくなりました。回収しているところなど見たくもないので夜中の2時まで飲んだくれて家に帰ると真っ暗な部屋の中で「くぅー・・・」と弱弱しく鳴く犬が。。。そうです。あの女は約束を反故にし、犬を置いて行ったのです。私は犬を精一杯褒めてやり、食事を与え、これからは二人で生きていくことを決めました。翌日有休をとって近くのドッグランへ申し込み、今では毎週2回連れて行っています。
そのドッグランの女性スタッフと現在ではお付き合いをしています。
犬はファッションではありません。旅行もまともにいけないしいいことばかりではありません。
覚悟を持たない人は犬を飼わないでもらいたい。
40代 女性 ラッキー坊や
マンションに寝るだけに帰っていたのが、今では休みは引きこもりか愛犬とデートしています。
仔犬の時に皮膚病で1年以上病院通いをしました。お金、時間、根気が培われました。
室内フリーで留守番しています。
未去勢オスで、トイレは外でしかしません。
朝晩一緒に散歩していると自然に1-2時間1日軽く一万歩は歩いています。
この3年、風邪で寝込んだりもしていません。
犬と暮らすのは決して簡単ではありませんがそれ以上の喜びと癒しがあります。
今では愛犬が居ない暮らしは考えられません。