ロングリードとは?
「ロングリード」という犬商品を知っていますか?まずリードとは、犬の散歩時に首輪やチョークにつける、紐の事を指します。このリードがある事によって、散歩中の脱走を予防したり、自由にはしゃぐ愛犬を引っ張って行動を抑えてあげたり、他人にも迷惑をかけないようにするなどの効果がありますね。
そんなリードの中でも「ロング」な長さを誇るのが「ロングリード」と呼ばれるものです。また、ロングリードの中でも長さは様々で、それぞれの長さのリードをいろいろな用途で使用することが出来ます。中には何十メートルにもなるリードもあったりします。
ロングリードで「おいで」をおぼえさせよう!
広々とした公園で思い切り犬を遊ばせることができる「ドッグラン」。愛犬家のみなさんにとても人気がある施設ですよね。
かわいい愛犬がイキイキとした顔をして走り回る姿を見るのは、飼い主にとって何よりの喜びです。
「早速私の愛犬も・・・・」そうお考えのあなた!実はドッグランに連れて行く前に、ぜひ教えておきたい事があります。
それは、「おいで」です。
この「おいで」を覚えさせておけば、離れた場所からでもしっかり呼び戻しができ、犬同士のトラブルも回避できます。
ロングリードを使った犬のトレーニング方法
まず「おいで」を教えるためには犬と飼い主が距離を取る必要がありますが、公園なども含め、自宅以外の場所では基本的にノーリードにすることはできません。そんな時に役立つのは訓練用のロングリードです。
これは10mから25mと長さを選べますが、遊ばせることが目的ではなく、「おいで」を教えるためなので、10mのタイプが適しています。
実際、私もその長さのロングリードで練習をしました。あまり長いと犬に合図を送れないし、長さがある分だけ重さが出てくるので、犬が勢いよく走れなくなります。
ロングリードを使うのは「おいで」の意味を理解してからでOKです。最初は普段の散歩で使っているリードを使ってトレーニングを始めます。
おいでを教えるトレーニング ステップ1
最初はリードを持ったまま犬と対面し、「お座り」「マテ」を命じます。
飼い主は一歩下がり、「おいで」と命じます。もし反応しなければ、リードでショックを与えます。
このショックというのは犬の訓練用語ですが、簡単に言えば合図です。
誰かと一緒にいる時、相手がよそ見していることがありますよね。そんな時、「ねぇ、こっちを見て」と、相手の腕や肩をポンポンと叩いて注意を引く、そんな使い方です。
だから犬にリードを使ってショックをかけると言っても、思い切り引っ張る必要はありません。
注意を引くことができればいいのです。
さて、話しを元に戻しますが、一歩下がって「おいで」と言い、近寄ってきたら「そうだ」と励ましながらまた一歩下がります。
するとまた犬は近寄ってきます。これを何度か繰り返すごとに、「おいで」というのは呼ばれたら近寄ることだと理解します。
言葉と行為がリンクできたら次のステップです。
おいでを教えるトレーニング ステップ2
今度はオフリード(リードはつけているけど手から離す状態)にして少し距離を取ります。(写真のような状態)
これがクリアーできたら、さらに距離を取り、距離を取った分だけ犬にわかりやすい指示を出します。(写真のように思い切り両腕を広げる)
とにかく「おいで」のコマンドに従ったことだけを褒めてください。褒めた分だけ犬はワクワクしながら勢いよく走り寄ってきます。(写真のように)
この勢いとワクワクする心が大切なのです。「おいで」呼ばれて仕方がないからしぶしぶ近寄るのと、飼い主の元に行けばいいことがあると思ってワクワクしながら行くのとでは天と地ほどの違いがあります。
前者の場合は、途中に興味を引くものがあれば、呼ばれたことを忘れてそちらに興味を持ち、道草を食います。
でも、ワクワクして飼い主の元にすっ飛んでいくほどの勢いがあれば、他の物は目に入らず、一目散に走り寄ってきます。
それができて初めて呼び戻しができるワンコになれます。
おいでを教えるトレーニング ステップ3
最終ステップがロングリードを使ってのトレーニングです。
もし10mのロングリードを使うなら、10m離れます。10mの距離となると、はっきりとした声で「おいで」とコマンドをかけないと犬には伝わりません。要領は以上と同じですが、もし反応が遅い場合はチョンチョンとロングリードでショックを与えます。
来るのが遅くても叱るのは逆効果です。
それをすると「せっかく来たのに叱られた」と解釈します。「そうだ、上手、凄い」などの励ますような言葉をかけて、犬のモチベーションをアップさせるのがコツです。
呼んだら来たことだけを褒めれば、犬はもっと褒めてもらいたくて飼い主の元に走ってきます。それを繰り返せば、犬との絆はどんどん深まります。
リードがなくても、見えないリードで心はしっかりと繋がります。
そうすればドッグランだけではなく、どこに行っても安心です。
ぜひ参考になさってください。
ユーザーのコメント
40代 女性 TIKI
この記事のように、日頃からロングリードでの呼び戻しを習慣化していれば、リードにつながっていても行動範囲は広がるし、事故も防げますね。
我が家も広い公園ではロングリードを活用して、ストレスなく運動させています。
20代 女性 いおり
なかなか難しいおいでのトレーニングですが、これなら上手に出来そうだと思います。やはり飼い主側の気持ちも大切なんだと改めて勉強になりました。
40代 女性 のんのん
こちらがしっかりと構えていればちゃんとワンちゃんは応えてくれます。例えたくさんの時間がかかっても。
30代 女性 きなこ
最初は、周りの誘惑のない静かな場所で始めるのが覚えやすいかもですね。「オイデ」は柴犬を飼ってる身としては、けっこうハードルが高いコマンドだと感じます。しつけ教室で「マテ」「フセ」「オスワリ」などと共に教えたのですが、「オイデ」だけは来る時と来ない時が…他の柴犬の飼い主さんも同じ様な悩みを抱えてるみたいです^^;
30代 女性 ミニー
30代 女性 匿名
ロングリードは愛犬が自由に広く走れるのがいいところですが、リードが細くて固めの為、人間の肌に擦れると熱傷したり、肌を切るので周りの方がいる時は、要注意です。
女性 れっど
40代 女性 momo
30代 女性 38moto
「おいで」のトレーニングの前に「待て」をパーフェクトに覚えてから、広いところで効果的に使用するといいですね。初めて使うならロングリードではなく短めのリードやフレキシリードから入るといいかと思います。短めリードでも十分効果ありました!
ロングリードは使用する用途が限られるものであって、通常の散歩に使用するとやはり他の方の危険に繋がってしまいます。訓練時のロングリードと散歩用リードを上手く使い分けて、愛犬のストレスにならないようにしたいですね。
女性 ポメ
30代 女性 さくら
最初は大型の犬が使うものなのか、慣れた方が使うもので使いこなすには少し難しいものではないかと思い普通のリードを使用していました
しかし、呼び戻しをしつけるのに使っていると聞き小型犬用を1歳になった頃購入して使っていました
そのころ河原に行くことが多くその度思いっきり走らせてあげられるので愛犬にとってもうれしかったと思います。
普通のリードと違い細いので、首に絡みついてしまわないかちょっといらぬ心配をしてしまったりもしましたが、
勝手に伸び縮みしてくれるので安全なんですよね、ただ通常の散歩では長くなりすぎると他のわんこをびっくりさせてしまうので普通のリードと使い分けをすることをお勧めします。
女性 コロ
以前ロングリードで間違った使い方をしている飼い主さんを見かけてから苦手意識が出てしまいました。リードを付けているから安全ではないんです。犬の行動を制することができなければ、人がいるところでロングリードを使っては駄目だと思います。
個人的には「ロングリードがあればしつけができる」ではないと思っています。使う飼い主さん次第だと思います。
30代 女性 はるか
女性 もふころ
人のいないところ、車の来ないところを選んで使ってほしいです。
女性 匿名
犬の苦手な人にとっては訓練用ロングリードはノーリードと大差ありません
また突然の災害時など、無言でも犬をコントロールしなくてはならない場合、ロングリードでは役に立ちません
訓練用ロングリードはあくまでも訓練に向いた特定の場に限って使用すべきではないのでしょうか?
またフレックスタイプのリードは、非常に高速で引き込まれるため、私自身、何度か他の方のリードに触れて火傷を負いました
お散歩には危険な道具だと思っています
女性 匿名
正直、ノーリードと変わらないです
何かあったときに飼い主が扱いきれるのリードでなければ意味がないですね
本当はいけない事ですが伸縮タイプを長い状態で使っている人を見かけるとわざと引っ掛かってあげたりもします