犬の無駄吠えは酢で防止できる?使ったときの効果や作り方、使い方と注意点

犬の無駄吠えは酢で防止できる?使ったときの効果や作り方、使い方と注意点

犬が吠えるのには必ず理由があり、きちんとしつけをすることで改善が可能です。犬の無駄吠えには、お酢が効果があると言われています。今回は、お酢の効果や、犬に使うときの注意点についてご紹介します。

犬の無駄吠えのしつけに酢は使える?

犬の無駄吠えのしつけに酢は使える?

犬の無駄吠えで悩んでいる人も多いと思います。犬の無駄吠えを防止するしつけ方法やグッズは様々ありますが、犬の無駄吠え防止のしつけ方法で「酢」を使うことがあります。

お酢の成分を大きく分けると「アミノ酸」と「クエン酸」の2つです。アミノ酸もクエン酸も、犬の健康に害を及ぼさない成分なので、犬のしつけにお酢を使っても問題はありません。

お酢のスプレーを使った犬の無駄吠えのしつけ方法は、テレビなどでも時々見かけることがあるので、知っている人もいるのではないでしょうか。

様々な種類のお酢がありますが、犬のしつけに使うお酢の種類は、どんなものを使っても基本的に大丈夫です。

犬の無駄吠えに酢を使ったときの効果

犬の無駄吠えに酢を使ったときの効果

お酢のスプレーを犬に使うと、なぜ無駄吠えを止めることができるのでしょうか。

人でもお酢の刺激があるニオイが苦手な人がいるように、犬もお酢のニオイが苦手です。犬の嗅覚は人の何千倍とも言われているので、人よりも犬がお酢のニオイを嗅いだ時の刺激はとても強くなります。

お酢スプレーのニオイにビックリしたり、お酢の刺激臭でくしゃみをしたり、ニオイが気になって吠えるどころではなくなることで、犬の無駄吠えを止めることができます。

しかし、この方法は即効性がありますが、一時的なものに過ぎず失敗しやすいので、お酢のスプレーだけでは無駄吠えを完全に抑えることはできません。

無駄吠えを止めるには、犬がなぜ吠えているのか、その理由を探さなければいけません。

犬の無駄吠え防止に使えるお酢スプレーの作り方

犬の無駄吠え防止のお酢のスプレーは手作りで作ることができます。ただし、お酢のニオイはとても刺激があるので、原液のまま使うのはやめましょう。

犬の無駄吠えのしつけに使うスプレーの作り方は、霧吹きにお酢を5~10倍の水で薄めたものを入れます。犬は嗅覚が鋭いので、お酢が薄くてもニオイを感じ、不快感に繋がります。最初は薄いものから試してみてもいいでしょう。

お酢スプレーの使い方

お酢スプレーの使い方

犬の顔にお酢のスプレーをかけて、目に入ると炎症を起こしてしまうかもしれません。犬にお酢のスプレーをかけるときは、犬の頭上に2~3回程度吹きかけ、顔を目掛けてスプレーを吹きかけるのは絶対にやめましょう。

また、犬は頭が良いので、何度も使っているとお酢のスプレーが来ることを察知し、逆に興奮してしまうかもしれません。犬が無駄吠えをした瞬間だけに使ったり、犬に噛まれたくない家具や場所に、あらかじめお酢のスプレーをしておきましょう。

ただし、家具などにお酢のスプレーをかけても、お酢は時間と共にニオイが蒸発してしまうので、ある程度の時間が経つと、効果が薄れてしまうので注意が必要です。

犬が問題行動を起こした瞬間に、お酢のスプレーをする方法が一番効果が期待できるでしょう。犬のしつけにお酢のスプレーを使うときは、ここぞという時だけ使うようにすることがポイントになります。

お酢のアレルギーに注意!

お酢のアレルギーに注意

食べ物で犬のしつけをする時はアレルギーにも気をつけなければいけません。そもそもお酢を与える機会がないので、お酢のアレルギーがあるのかわからないと思います。

お酢でアレルギーを引き起こす可能性は低いですが、穀物からできているお酢は、お米や小麦などにアレルギーを持つ犬にアレルギー反応が見られるかもしれません。これは果実酢も同様です。

犬の無駄吠えが酢のスプレーだけでは防げないこともある

犬の無駄吠えが酢のスプレーだけでは防げないこともある

お酢のスプレーを使うことで、犬によってはある程度の効果は期待できるかもしれませんが、犬は賢いので、無駄吠えをして怒られたり、嫌なことが怒る前に逃げたり隠れたりするでしょう。

さらにお酢のスプレーを使うことで、部屋中がお酢のニオイになったりと、飼い主にとっても不快に感じることもあるでしょう。

その犬の性格や生活環境などによっても、効果が感じられないなど個体差があるので、お酢のスプレーだけで無駄吠えを改善させるのは難しい場合もあります。

犬が酢のニオイに慣れて効果が続かない

最初のうちは効果があっても、何度もお酢のスプレーを使うことで、お酢のニオイに慣れてしまったり、逆にお酢が好きになって犬が喜んで舐めてしまったといった意見もあります。慣れてきたら再び吠えだすということが考えられます。

犬が吠える根本的な原因に対処できていない

何かをして欲しくて吠えている要求吠えや、恐怖や不安を感じている警戒吠え、寂しい時の遠吠えなど、様々な理由があって吠えています。

なぜ吠えているのか飼い主が原因がわからないと、無駄吠えの対処にはなりません。吠えている理由を理解して、正しい対処方法を取らなければ、犬の無駄吠えを解決するのは難しくなるでしょう。

飼い主に対する不信感を生む可能性がある

飼い主に嫌なことをされることで、信頼関係を損なうかもしれません。飼い主が嫌なことをしたとわかると、飼い主に対して攻撃的になる可能性もあります。

お酢のスプレーをかけているところを見られないようにするなど工夫をしないと、愛犬に嫌われてしまうかもしれません。

犬が飼い主より上の立場になっている

犬は、群れで暮らすという習性が本能として残っています。犬が飼い主のリーダーになっている場合は、リーダーとして吠えているので、群れや縄張りを守るために吠えているので、その行動は当たり前のことであり、人がリーダーである自分に従わないことで吠えているということも考えられます。

犬が運動不足でパワーが有り余っている

運動不足な犬は、エネルギーを発散させようとして吠えている場合があります。

吠えることを抑制させようとしても、逆にストレスになり、破壊行動をしたり、脱走をしようとするなど、別のトラブルを引き起こすかもしれません。

犬の無駄吠え習慣を酢のスプレー以外で直す方法

犬の無駄吠え習慣を酢のスプレー以外で直す方法

犬の無駄吠えグッズには様々なものがありますが、犬の体を傷つけるようなものは選ばないようにしましょう。

体を傷つけないものでも、少なからず精神的な苦痛を与える可能性があるということも理解した上で、できる限り愛犬の負担にならないようなものを選ぶようにしましょう。

超音波で不快な音を出す

犬が吠えたら、その声を察知して、犬が不快に感じる超音波を出すグッズがあります。犬が吠えてる間、超音波が発せられ、吠えるのをやめると止まる自動装置です。

犬が超音波を不快に感じていれば効果はありますが、犬によっては気にしなかったり、超音波の音に慣れてしまうことがあります。

吠えられないように口輪をする

「吠えると口輪をされる」と覚えさせ、吠えるのをやめさせる方法です。犬が吠えたら、口輪をすることで鳴き声を小さくすることができます。

ですが、水を飲むことができなかったり、口輪のつけっぱなしは犬にとって大きなストレスとなるので、長時間の使用には向いていません。犬種によっては口輪が外れやすいなどの欠点もあります。

口輪をつけられるのが嫌で、無駄吠えが減ったという犬もいますが、一時的な効果に過ぎないので、どうしても無駄吠えを抑えなければいけない時などに使用するといいでしょう。

しつけ教室へ通う

飼い主がプロからしつけの仕方の指導を受け、犬と一緒に改善させていく方法です。

無駄吠えグッズと比べると、料金が高くなりますが、褒め方や叱り方などを学ぶことができ、うまくいかない時は直接相談ができるので、安心感もあり改善へと近づくことが実感できます。

まとめ

犬の吠える声がストレスに感じてしまったり、ご近所さんから苦情を言われるかもしれないと、神経質になってしまう人もいます。

話せない分、吠えることは犬にとっては大事な感情表現です。言葉がわからないのでなかなか難しいことですが、愛犬の気持ちに寄り添うことが無駄吠えをやめさせる一番の近道です。

まずは、簡単に作れるお酢のスプレーから始め、正しくしつけをしながら、無駄吠えの解決方法を色々と探ってみてはどうでしょうか。

愛犬とコミュニケーションを取りながら、無駄吠えがいけないことだと覚えさせ、焦らず少しずつ改善させていきましょう。

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