毛のない犬はアレルギーの人でも飼えるわんちゃんかも?

毛のない犬はアレルギーの人でも飼えるわんちゃんかも?

世の中には毛のない犬がいるというのはご存知ですか?犬は好きだけれど犬に対してアレルギーがあって犬を飼えない…と諦めている方も多いでしょう。でも、毛のない犬ならそんなあなたでも犬が飼えるかもしれませんよ。

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毛のない犬種

毛のない犬というのはあまり一般的には知られていないだけで、実は何犬種か存在しています。
では毛のない犬種がどんな犬なのかをご紹介しましょう。

アメリカン・ヘアレス・テリア

アメリカン・ヘアレス・テリア

テリアというと犬飼いのベテランで、しつけもしっかりできないと飼えないというイメージがありますが、それを見事に拭ってくれる犬がこの『アメリカン・ヘアレス・テリア』です。

性格はとてもお茶目でとても賢く、遊び好きなため子供ともよく遊んでくれます。
名前の通り、毛のない犬なので犬の抜け毛によるアレルギーを起こしやすい人でも飼える可能性があります。

ただ、この犬は水の中で泳ぐことが苦手な犬なので、プールや川などの水遊びは避けるようにしたり、もし水遊びをさせる時は注意深く様子を見る必要があります。
また、気温の暑さや驚いたときなどに他の犬よりもすごく汗をかいてしまうという特徴があります。
その様子を見てはじめは驚くかもしれませんが、この犬種はそれが普通なので心配はいりません。
もう一つの特徴としては、他の毛のない犬に比べて皮膚は強い方で、皮膚のトラブルなどは少ないそうです。
その点も飼うのに安心な点ですね。

ヘアレス・カーラ

とても知名度の低い犬ですが、アメリカ先住民のモホーク族と共に生きてきた毛のない犬で、脚の短いタイプの『ヘアレス・カーラ・メディオ』と脚の長いタイプの『ヘアレス・カーラ・グランデ』の2サイズに分かれています。

毛のない犬なので皮膚が弱いという弱点があり、乾燥や日焼けには十分注意が必要になります。
そういった理由から、もし飼われる際は犬の服を着せたりなどの対策が必要です。

しかし、その姿はとてもかっこよく、誰もが羨むあなたの良きパートナーとなること間違いなしです!
脚が長いタイプがいいのか、短いタイプがいいのかあなたのお好みで好きな方を迎えてあげてみはいかがでしょうか。

チャイニーズ・クレステッド(ヘアレス)

チャイニーズ・クレステッド

チャイニーズ・クレステッドは毛のない犬の中でも割と知名度の高い犬なのですが、この犬の場合、全く毛がないという訳ではなく、尻尾や頭部脚などの一部に毛が生えています。
なので、全く毛のない犬に比べると毛によるアレルギーを起こす可能性はありますが、比較的低いと言えます。

しつけの面では犬の基本である、飼い主がリーダーだという主従関係をしっかりしていれば、良いパートナーとなります。
絶対に「お犬様」にならないよう注意しましょう。

ショロイェツクウィントリ

ショロイェツクウィントリ

とても言いにくい名前の犬ですが、こちらも毛のない犬で、元々は食用の犬として飼われていた歴史があります。
別名は「メキシカンヘアレスドッグ」とも言いますが、2011年に犬種名が「ショロイェツクウィントリ」となりました。
この犬は3タイプあり、トイ、ミニチュア、スタンダードと、大きさが異なりますので、ご自身の生活スタイルに合わせて選ぶとよいです。

まれに頭に毛が生えて生まれてくるものもいます。その場合ヘアレスドッグの欠点である欠歯の状態というのがなく、きちんと歯が生えそろうような傾向にあるそうです。
性格は保護意識や警戒心が強く、いい番犬になってくれます。

ペルービアン・インカオーキッド

ペルービアン・インカオーキッド

目の上の毛とヒゲ以外は毛のない犬で、肌の色が薄く桃色をしているのが特徴です。
同種でグレーの肌色はイズクウイントリという名になり、肌が黒い場合はペルーヴィアン・ヘアレスドッグという名になります。

肌の色が薄く桃色のペルービアン・インカオーキッドは「ムーンフラワー」という異名を持ち、その名の由来は日焼けに弱いため部屋を暗くした部屋で花を飾り愛玩されており、夜になると外に出て散歩をしていたためにこの名がつきました。

性格は先住犬や子供に寛大なため、お子さんがいる家庭でも比較的飼いやすいと言えます。しかし主従関係はしっかりしないとすぐに自分が主導権を握ろうとするので注意しましょう。毛のない犬は皮膚を守る被毛がないため、寒さには弱い傾向があります。冬には体温調整のために服を着せる必要が出てくることもあります。

毛のない犬は犬アレルギーでも飼えるかもしれません

そもそも犬アレルギーの原因となるのはなにか。それは犬の被毛によるものがとても大きいです。抜け毛やフケはハウスダストと混ざり、ダニなどを増やしてしまう原因になります。

犬アレルギーとは、犬に対するアレルギーではなく、犬の持つ被毛の抜け毛やフケがアレルギー発症の原因のひとつになるということなのです。犬の唾液がアレルギーになることもあるので、一概に被毛だけとは言い切れませんが、犬アレルギーの多くは被毛によるものです。

そのため、毛のない犬の多くは被毛による抜け毛やフケなどがないことから、犬にアレルギーを起こしやすい人でも比較的飼いやすい犬と言えます。「犬が好きなのに飼えない」というジレンマをここで拭えるかもしれませんね。

また、他の犬はグルーミングが大変で毛玉や被毛の汚れなどの心配もあり、こまめにブラッシングやシャンプーをしなければなりませんが、毛のない犬は汚れてもすぐに拭けばきれいになりますし、清潔に保つことができます。

こういう点でも犬にアレルギーのある人におすすめな点です。
また、ノミがつかないという点もあり、犬によるアレルゲンを減らすことができます。

しかし、100%犬アレルギーが出ないという訳ではありませんのでアレルギー治療をしている、またはアレルギーの心配がある方は必ず医師に相談の上飼うようにしてください。里親募集の「飼えなくなった理由」を読むと、「犬アレルギーがあったから」という言葉をとても多く見かけます。

正当な理由のようであって実はとても自分本位な言い訳です。人間のエゴでそういうことがないよう、犬を飼う前には自分のことをちゃんと理解してから飼うかどうかを考えるようにしましょう。

それは自分への責任でもあり犬への責任でもあります。
自分が毛のない犬を飼ってもアレルギーが出ない、出にくいということがしっかり分かった上で最後まで飼育してくださいね。

まとめ

ソファーでくつろぐ犬

毛のない犬は、毛がなくても他の犬と同様にあなたの良きパートナーとなります。
とても賢く優秀な犬ばかりなのでしつけさえきちんとできれば、良い家族の一員として子供と遊んでくれたり癒しや元気を与えてくれます。

犬アレルギーで長年犬を飼いたいという願望を封印していた人でもこのタイプの犬「毛のない犬」なら飼える可能性があるのです。
しかし、100%犬アレルギーが起こらないという訳ではないので必ず医師と相談しましょう。そして、その犬の生涯が終わるその日まで責任を持って飼いましょう。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    30代 女性 Chappy

    だいたいアレルギーって、毛が原因だったりしますよね。
    それなら、毛がないワンちゃんなら大丈夫かも!とは思ったことがありませんでしたが、毛があるワンちゃんよりはノミやダニなどもまとわりつくことも少ないですし、なにより一番は犬の毛が人間の鼻に入ったりしてアレルギー起きたりするので、本当に犬を飼いたいけど、アレルギーで諦めてきた方には嬉しい情報ですね♪
  • 投稿者

    30代 女性 ミニー

    私自身、ハウスドスドのアレルギーがあり体が反応します。
    パピヨンの毛が抜ける時期は、少し反応しました。私の場合は、軽く済みましたがアレルギーがある方は、やはり医師に相談してかが無難です。
  • 投稿者

    20代 女性 すず

    毛のないわんちゃんであれば、アレルギー持ちの方でもわんちゃんを飼えるかもとありこれは素晴らしいことだなと思いました。わんちゃん好きでもアレルギーで……ということはよく聞きます。
    わんちゃん好きの人にそんな悲しい思いをしてほしくないので、もちろん人それぞれアレルギーの度合いも違いますし合う、合わないがあると思いますが少しでもわんちゃんを飼える人が増えたら嬉しいですね。
  • 投稿者

    20代 女性 ゆり

    毛のない犬種は全部皮膚が弱いと思っていましたが、そうでない犬種もいたとは驚きです。しかも汗をかく犬がいるなんて…もし飼うとしたら、その犬種のことをよく知った上で飼わないと、初めてのことに戸惑いそうです。
    アレルギー体質の人は年々増えているようですが、こういった毛のない犬種であればアレルギー反応が起きにくい、という話は諦めていた人には朗報だと思います。正確な研究結果として広く公表されて欲しいなと思いました。
  • 投稿者

    20代 女性 TIKI

    今まで犬アレルギーの人はいくら犬が好きでも飼えないというジレンマがあったと思いますが、記事にあるような毛のない犬種ならもしかしたら大丈夫かもしれないですね。ノミがつかない・ブラッシングやシャンプーがいらない等、飼い主の負担も少ないようで初めて飼う方はスタートしやすいと思いました。ただ、本当にアレルギーが出ないかを確認しないと途中で飼育放棄につながりかねないので注意が必要ですね。
  • 投稿者

    女性 匿名

    毛の無い犬は、保湿保温など、他の犬種とは別の手間がかかりますし
    ダニやノミやら、全く虫が付かないわけはないです。
    人間でも蚊に刺されたりアウトドアでダニやノミ付く事があるでしょう?
    むしろ人間よりも体温が犬の方が高いから付きやすいかも。ついたらすぐ確認できるので、対策は素早くできるでしょうが。
    犬自体、コートがないので皮膚トラブルもありますのでメンテナンスが出来ない人にはおすすめ出来ません。

    あと、使われてる画像がトイマンチェスターとイタリアングレーハウンドですよね。
    彼らは無毛じゃないので、
    画像で誤解を招くのではないかな。
  • 投稿者

    女性 ヘアリー

    今回の記事はとても興味深く拝見させていただきました。というのも、先ほど愛犬の毛の掃除をしていて、「あー!毛が無ければこんなに掃除しなくていいのに」と思ってしまったからです 笑。愛犬はパグなのですが、とにかく毛が抜け落ちます。黒い色の洋服なんかを着ていると、毛が目立ってしまって大変です。なので、毎日掃除をしなければ毛がフワフワ舞ってしまうし、アレルギーのある方はとてもじゃないけど、飼えないと思います。そこで、今回の毛が無い犬はアレルギーのある人でも良きパートナーとなってくれそうですね。個人的にはヘアレス・カーラが細長くて、顔も好みでカワイイと思いました!グルーミングなどに連れて行く心配も無さそうで経済的ですね。
  • 投稿者

    女性 colo

    個人的な見解から言わせてもらうと、ヘアレスドッグはあまり好きではありません。皮膚を守る被毛が無い姿は、どうしても皮膚病のように見えてしまうからというのが大きな理由です。この犬種が好きな方もたくさんいらっしゃるので、私の意見が少数派なのは重々承知の上です。

    犬アレルギーは犬の被毛ではなく、フケや抜け毛などが混ざるハウスダストの方に大きな原因があると思います。一概に被毛がないから大丈夫、というのは少々安直な考えかもしれません。

    犬が飼いたい人は犬ならなんでもいいわけではありません。好みの犬種があって、その子を育てたい人が大半だと思います。そこで最初の話に戻ります。曲解し過ぎですが、犬アレルギーが重い方はヘアレスドッグでも飼うべきではありません。犬アレルギーはショック症状が出ることもあるので甘く見てはいけないと思います。
  • 投稿者

    女性 コロ

    人間のアレルギーも程度にもよりますが、命に関わるほど重篤化することもあるので、ヘアレスドッグをあえて選ばなくてはならないほどの症状があるなら犬を飼わない方が賢明です。
    アレルギー持ちが犬を飼うということは、被毛がなければいい、それだけでは済まない点がとても多いです。犬と生活していく以上、飼い主さんの状態も万全でなくてはいけないと思います。
  • 投稿者

    女性 ゴン吉

    アレルギーを甘くみてはいけません。犬アレルギーでもヘアレスドッグなら大丈夫かもしれない可能性はありますが、そうして生活していくうちにアレルギーが悪化してしまうこともゼロではありません。
    ヘアレスドッグは被毛がない分、皮膚への負担も考えなくてはならないので直接触れる機会も多いです。本当に犬が飼いたいか、最後まで面倒をみれるのかをちゃんと考えてからにしてほしいです。
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