理由その1 コミュニケーションがとれる
犬は家畜として最も古い歴史を持ち・・・犬の起源は2万年前にまでさかのぼり・・・と、このへんのハナシはさておき。
長い長い犬の歴史。それは人の歴史と二人三脚。
こんなにも長く♡な関係を保つことができたのは、犬が、人間とコミュニケーションできる動物だから。
好みは人それぞれですが、「コミュニケーションがとれる」っていうことは、「飼いやすいペット」にもつながるのではないかな〜、という気がします。
犬ととれるコミュニケーションのかたち
- 犬は人の視線を追うことができる
- 指で示すほうを見て、示された意図を理解することができる
- 人間の言葉も理解できる
- 人間が言葉を発する前に、察知すらできる
- 遊んで欲しい時には、おもちゃをくわえて持ってくる
- 話しかければ、ひたすら聞いてくれる(おそらく、たぶん、聞いてくれてる)
- オスワリ、フセ、マテ・・・教えさえすれば何でもこなす
- 目と目で会話できる(たぶんできてる、きっとできてる)
犬は人とほぼ同じ程度の喜怒哀楽の感情を持っています。
それを共有できることは、一緒に暮らす相手として全く不足ありません!
そう、「飼う」というより、「一緒に暮らす」が、こんなにピッタリくるのは、犬ならではじゃないでしょうか?
理由その2 学ぶことができる
基本的に、犬は自分で勝手に色々学んでくれたりもします。それは優れた記憶力を物語っています。
犬が勝手に学ぶこと
- 飼い主が、こっそりおもちゃをしまった場所
- おやつの入ったストッカーの開け方
- 飼い主がメイクを始めたら、置いて行かれないよう、玄関に先回りする
- 「お風呂はいってくるからね」と言えば、一日の終わりを知りドッグベッドに向かう
- 爪切りに手を伸ばしたら、逃げるべし
- 爪切りをあきらめてキッチンに向かえば、すっ飛んでいくべし
- 何も出てこないとわかったら再び引っ込むべし、あるいは出て来るまで待つべし
- 出さない場合は、出すよう要求すべし
- おいしいおやつをくれた人には忘れずしっぽを振る
- 飼い主が忘れていても、散歩の時間を知らせる
- 他の犬が柵を乗り越えるのを見て自分もトライしてみる
- 他の犬のイタズラにヒントを得て、自らもトライしてみる
うっかりすると、覚えてほしくないことを覚えてしまうくらい、彼らの学習能力は侮れません。
これを上手に利用すれば、いろんな面でお互いに快適に生活することができます。
犬に教えられること
- トイレはちゃんとトイレシーツでできる
- 遊びに夢中になっていても、頃合いを見計らって「チッチは?」とトイレを指差し、粗相する前に気付かせてトイレに走って行かせられる。
- 飼い主がうっかり食べこぼしても「オスワリ!」「マテ!」で、拾い食いを阻止(犬のガマンと飼い主の根気は必要)。
- 人ごみでもちゃんと飼い主の足の横について歩く
- 飼い主が立ち止まればもちろん一緒に立ち止まるべし
- 行方不明になったおもちゃを「どこにある? 持ってきて」と言えば探してくる(見つけはするが、自分で取って来ないで飼い主に取りに行かせることもある)
- 「死んだフリ」
- 飼い主の「死んだフリ」は「モンダイナシ」と無視してもよい
- 犬にとっては意味不明でも「お手」を教えればちゃんとできる
- してはいけないこと(禁断のイタズラをした後はそそくさと足早に現場を離れる。その様子で飼い主にバレる)
犬の知能は2〜3歳児、165前後の言葉を記憶でき、5くらいまでの数も数えられる、などなど。
犬の能力に関する研究はたくさんありますが、それだけ人間にとってまだまだ興味の尽きない動物ということ。
この優れた能力があるからこそ、教えがいもあり、その人その人の暮らしに合ったしつけも可能な「飼いやすいペット」と言えそうです。
理由その3 人の気持ちをよく汲み取る
これこそ犬と暮らす醍醐味! 犬好きにとっての最大の理由かも!
- 泣いたフリは無視するが、本当に泣いている時には顔をなめて慰めてくれる
- ホラー映画を観ていて飼い主がドキドキすると、傍らにいても一緒に心拍数を上げてくれる
- 飼い主が病気になれば、付き合いの良いことに一緒に体調を崩すこともある
- 体調を崩さないまでも、ずっと寄り添っていてくれる
- 飼い主が本気で楽しいと、自分も楽しくなるらしい
- 競技など、飼い主が、成績重視のヤル気を出すと、とたんにやる気をなくす
まとめ
ちなみに、飼いやすいペットとしてよくランキング入りするのが、
- 猫
- ハムスター
- フェレット
- ハムスター
- インコ
理由は、「小さい」「散歩の必要がない」「トイレの世話がラク」「フードが大体決まっている」「飼育費用が低め」など。
対して犬は、まぁ、チワワのように小さいタイプもいますが、「散歩は必要」「トイレは頑張って教えないと失敗する(外でないとトイレしない犬もいる)」「フードの合う、合わない、好き嫌い、色々あって選ぶのに苦労する」「飼育費用がかかる」「吠える」「家具をかじる」「色々、破壊する」などなど、いわゆる「飼いやすいペット」の対極をなしています
はっきり言って、「ラクしたい」と思う人にとって、犬は決して「飼いやすいペット」ではありません。ヒジョーにメンドーくさいペットです。
飼い主が面倒くさがりだと、犬もやることなすことテキトーになります。
好き勝手に振る舞います。
それが高じて人側にとって困ったことばかりする「問題犬」にもなります。
でも、ペットに求めるものが「安らぎ」「癒し」だけでなく、一緒に「泣いて笑って楽しむ」ことであるのなら、そしてそのために「教える」「共に学ぶ」労力をいとわないなら、
- コミュニケーションがとれる
- 学ぶことができる
- 人の気持ちをくみとってくれる
そんな能力を持つ犬は「飼いやすいペット」と言えるでしょう。
全ては飼う人しだい。
この記事を読んでいる犬好きな方々はきっと、「うんうん」とうなづいてくれるのでは?
ユーザーのコメント
30代 女性 べーちゃん
たまに犬の学習能力に驚かされています。楽しい生活を送れるか、飼いやすいかどうかは飼い主次第ですね。
40代 女性 こみゃこ
20代 女性 小夏
我が家にはネコちゃん、うさぎちゃん、ハムちゃんといてますが、やっぱりコミュニケーションは犬が一番取れる気はしますね…
反応も早いですし、悲しい時はそばにいてくれる。トイレも覚えているので勝手にしに行ってくれる。言うことなしです。
だからでしょうね…
20代 男性 匿名