犬を大事に育てている人がしていることとは?
ほとんどの飼い主さんが愛犬を愛し、大切にしていることでしょう。一緒に遊んであげたり、スキンシップをとることは非常に重要です。しかし、心の底から犬を大事にしている人には下記のような共通点があります。当たり前の事のようですが、皆さんは当てはまっていますか?
1.定期的に健康診断・ワクチン接種をしている
犬を飼っている方ならば当たり前、と思われるかもしれませんが、愛犬の健康にとって非常に重要なことです。基本的に健康診断は、健康な成犬(6歳頃まで)は年に1度が目安とされています。
シニア期に入ると体の不調が出てきたり、あるいは病気を患ってしまうことも多いため、半年に1度の定期検診が推奨されています。お金はかかりますが、犬の病気は人間と同様に早期発見が重要です。特に人間よりもわかりにくいため、発見が遅れてしまうと手遅れ、という事態になりかねません。定期検診は必ず受けさせましょう。
また、ワクチン接種は子犬の時期に受けさせる必要があります。特に狂犬病の予防接種に関しては、国で義務づけられているので、ブリーダーさんやペットショップ側がまだ行っていないということであれば、必ず受けさせましょう。
2.犬が嫌がることはしない
「犬を大事にしている人は何をしているのか」ということも大事ですが、「しない」ということも重要です。自分がされて嫌な事は他人にしない、と教わったように、愛犬に対しても愛犬が嫌がることはしないということを守っている飼い主さんが多いです。
例えば、おしゃれをさせるために愛犬に服を着せようとしたけれど、すごい拒否された、という場合には、愛犬は嫌がっている証拠です。したがって、その服を無理矢理着せることはやめるべきでしょう。
前述したように、この「嫌がること」というのは、犬にとって必ずしも必要ではないことを無理にさせるということを指しています。お世話(歯磨きやシャンプーなど)を嫌がるからしない、ということではありませんので誤解しないようにしましょう。
3.犬の習性について理解しようと努力する
次に犬の習性について理解しようと努力している飼い主さんも多いです。この習性というのは、犬が本来持っている本能だったり、あるいは気持ちを伝えるために使うボディランゲージのことを指します。
愛犬を大事に育ててあげたいという思いは多くの飼い主さんが抱いていますが、「言葉が話せないから今の気持ちが読めない」というお悩みを持つ人もまた多いでしょう。
そんな時、犬を大事にする飼い主さん達は、愛犬のことを理解しようと犬のボディランゲージや心理的行動について理解することで、愛犬との信頼関係をしっかり築こうと努力しているのです。これにより、愛犬のストレスを軽減させたり、体調を確認することも可能です。
4.しつけをしっかり行っている
「あまり叱ると可哀想」という思いから、しつけを満足に行わない飼い主さんがいますが、これは飼い主にとっても愛犬にとっても良い結果に繋がりません。
しつけは人間との共存生活を行えるようにするトレーニングの意味合いもありますが、犬の集団行動心理の観点から見ても、まったく指示してくれないリーダーというのは頼りがいが欠けていると感じてしまうところがあります。この場合のリーダーは飼い主に当たります。
しつけのトレーニングを日々行うことで、飼い主と愛犬との間に上下関係が生まれます。犬は「この人は自分のリーダーなんだ」と認識することで、「この人がいれば安心」「頼りになる」といった安心感を得ることができるため、心の拠り所ができるのです。愛犬の精神的な面でもしつけは犬に重要と言えるでしょう。
また、ドッグランやドッグカフェなど、犬を連れて訪れることのできる施設は「しつけができている」ということを前提で提供してくれているところが多いです。しつけができていなければ、一緒にお出かけできる範囲も限定されてしまいます。
5.日々の細かいケアを怠らない
最後に、犬を大事にしている飼い主さんは、毎日の細かいケアを怠らないという共通点を持っています。ここでの細かいケアというのは、ブラッシングや歯磨きといった日常の範囲内で行えるケアのことを指します。
当たり前のように思いますが、意外と忘れてしまっている飼い主さんも多い細かいケアは、ちりも積もれば山となるということわざのように、放置してしまうと健康にも影響が出る恐れがあります。
愛犬を大事にしている飼い主さんはそれを理解しているため、毎日自宅でこまめに行ったり、あるいは病院で歯磨きを定期的に行ってもらうなどの方法をとっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。多くの飼い主さんは今回挙げた5つのポイントを当たり前として行っているでしょう。これらを見て「怠りがちだな」と感じた方は、ぜひ今日から愛犬との生活について見直してみてくださいね!