多頭飼いの悩み「犬同士の喧嘩」
「犬同士が喧嘩」ことは、多頭飼いをしている飼い主さんの、悩み事のひとつではないでしょうか。
私も新しく犬を迎えるとき、先住犬と仲良くすることができるのか、先住犬は後住犬を受け入れてくれるのか、いつもドキドキしています。
一代目と二代目の愛犬たちは、合わせた途端に喧嘩を始めてしまい、仲良くなれるのかと最初はとても不安でした。
三代目と四代目の愛犬たちは、これまでに全く喧嘩をしたことがなく、合わせた瞬間から仲良くなることができました。
ケンカになる原因とは?
犬同士が喧嘩をしてしまう原因は、「上下関係を築けていないから」です。
犬は群れで生活をする動物であり、それは人間と暮らす中でも同じことです。群れの中にはリーダーがいて、その下のものたちの間にも上下関係があります。
現在の我が家の上下関係を、1つの家族に例えるなら、
- 私お母さん(一番上)
- 三代目お姉さん(二番目)
- 四代目弟(三番目)
このような上下関係になると思います。
多頭飼いで犬同士が喧嘩する時の対処法
対処法 その①「喧嘩は無理に止めない」
喧嘩が始まってしまったとき、すぐに止めてしまいたくなると思いますが、命の危険がない喧嘩であればやめさせる必要はありません。
何故ならば、「犬は喧嘩をすることで上下関係を築こうとしている」からです。
築こうとしているにも関わらず、飼い主さんが中途半端に喧嘩をやめさせてしまうと、いつまでも上下関係を築くことができず、喧嘩が続いてしまいます。
私の一代目と二代目の愛犬たちの喧嘩は、決して相手にケガを負わせることありませんでしたし、先住犬が後住犬に対して教育しているように感じました。
ケガを負わせてしまうほど激しい喧嘩に発展してしまったときはとめた方が良いですが、そうでないのであれば見守ってあげましょう。
対処法 その②「状況によっては飼い主さんが上下関係を作ってあげる」
先住犬と後住犬の上下関係を築くため、飼い主さんは先住犬を優先し、自分が下のものであることを後住犬に教える必要がある、という考えがあります。
私もその考えを応用することがあり、状況によって変わりますが、お散歩に行くのは先住犬が先と決めています。
愛情は平等にそそぐ
愛情は全ての犬に対して平等である必要があります。また、愛情が平等であることで、犬は安定します。
愛情に優先順位が出来てしまうと、犬はそれをストレスに感じてしまい、そのストレスが喧嘩に原因になってしまうこともあります。
対処法 その③「それぞれにテリトリーを与える」
食事をする場所、くつろぐ場所、寝る場所など、犬それぞれに自分のテリトリーを与えてあげることで喧嘩をなくすことができます。
仲の良い犬同士であれば問題ないと思うのですが、相性の悪さから喧嘩をしてしまう犬同士の場合、大きなストレスの原因になってしまうんです。
上下関係を築くことができていても、そのストレスが爆発してしまったとき、喧嘩に発展してしまうことがあります。
たとえば、それぞれにケージを与えます。
- 食事それぞれのケージの前にお皿を置く
- トイレそれぞれのケージの中に用意しておく
- 寝るときそれぞれのケージの中で寝かせる
このように、自分だけのテリトリーを与えてあげることが、ストレスを軽減し、喧嘩を予防できるでしょう。
まとめ
どんなに仲の良い犬同士でも、たまには喧嘩をすることがあります。
上下関係を築くことができていれば、「これは僕のおもちゃだぞ!」「貸してくれても良いじゃないか!」といった、ちょっとした小競り合いで済みます。
先にご紹介した私の一代目と二代目の愛犬たちの喧嘩も、上下関係を築いてからは全く喧嘩をすることはありませんでした。犬同士がしっかり上下関係を築くことで喧嘩をすることはなくなるのです。
最も大事なことは飼い主さんがリーダーであることであり、飼い主さんがリーダーであると認めていない場合、「自分がリーダーになるぞ!」と、犬同士が激しい喧嘩をしてしまう可能性があります。
ケガを負わせるほどの喧嘩や命の危険もあるほどの激しい喧嘩になってしまうこともあるので、まずは飼い主さんが犬たちから信頼されるリーダーであるようにしましょう。
ユーザーのコメント
40代 女性 花ちゃん
メスに 噛みつくように
なり 今別々の部屋に していますが
今まで通り仲良くならないでしょうか?
また発情期なのでしょうか?