散歩の時間は決めないほうが良い理由1:要求吠えにつながる
例えば毎朝6時に散歩に行くことが習慣になってしまった場合、飼い主さんの休日や体調不良の日も関係なく、朝早くからお散歩に行くことになります。
犬には曜日の違いは分かりませんし、今日は休日だから朝はゆっくりしようと思っていても、「なんで今日は散歩に連れて行ってくれないの?」と犬は不思議に思います。
散歩の時間が決まっていなければ、「今日はいつ行くのかな!?」とワクワクして待っているかもしれませんが、お散歩に行く時間がきっちりと決まっていて習慣になっていれば、「時間だよ!!早く連れて行って!!」と飼い主さんを呼ぶため無駄吠えをするようになってしまう場合が多いのです。
散歩の時間は決めないほうが良い理由2:犬にストレスになる
理由1でも触れましたが、散歩の時間を決めてしまった場合、犬はずっと「まだかな?まだかな?」と待ち続け、散歩の時間になっても行かなければ、連れて行ってくれないことに対してストレスを感じてしまいます。
私たち人間も、連絡なく待たされるのにはストレスが溜まりますよね。犬も全く同じです。散歩の時間を決めていなければ、犬も自分のしたいことをしながら余裕を持って待つことができます。
散歩の時間はいつが良いの?
散歩の時間を決める基準になるのが「気温」です。
犬にとって外気温は大きなストレスの要因となります。「何時になったから行く」ではなく、冬だったら暖かい昼間、夏ならば涼しい早朝又は夜のように気温を目安にしてお散歩に行くことができれば、犬への身体的な負担を少なくすることが出来ます。
特に、真夏の炎天下での散歩は最悪の場合死にもつながります。季節に合わせて、適切な時間帯に、飼い主さんとワンちゃんがお互いに快適なお散歩ができるようにしたいですね。
散歩の時間は決めないほうが良い理由3:より安全に散歩できる
大雨、大雪、強風、雷・・・など天候は日によって変わります。もし散歩の時間をきっちり決めていて、その時間に散歩に行けるような天候ではないとき、人間なら仕方がないと諦めがつくかもしれませんが、犬にとっては違います。
多くの犬は危険性を考えて判断するよりも、「散歩に行く時間だから」と体感&直感で散歩に行きたいと思うのです(犬の体内時計は驚くほど正確ですよね)。
また、いつもの散歩道が工事をしていたり、土砂などによりとても歩けるような状況でなかったりしたとき、人間は散歩に行けないと判断しますが、犬の場合はそこまで判断することは出来ませんよね。このような状況になった場合は、犬と飼い主さんの思考は異なるので、散歩に行く時間を決めておくと犬にストレスを与えてしまいます。
おわりに
いかがでしたでしょうか。犬の散歩の時間は決めないほうが良いと言われる理由を3つ挙げましたが、どれも愛犬のことを考えると納得できるものではないでしょうか?
もちろん、散歩の時間を決めたほうが上手く行く性格のワンちゃんもいるでしょう。その子に合わせたルールや対応をしてあげてくださいね!