悲しい気持ちになること1:仲間はずれにされること
犬は「群れで生活する」という習性をもつ動物です。ですので、自分が独りでいる状況は心地の良いものではありません。自分が仲間だと思っている人(犬)とは同じ行動を取りたがります。たとえば、飼い主さんとその家族が、美味しいものを食べていたり、楽しそうに遊んでいたりすると「僕(私)はどうして仲間はずれなの?」と思ってしまうでしょう(性格的に気にしない子もいますが)。
犬はペットだから人間とは別ける、という意識ではなく、「仲間」だという意識で接してあげてほしいです。美味しいものは一緒に分け合って食べる(犬が食べてはいけないものはダメですね)、楽しいことは参加させてあげる・・・など気を配ってあげましょう。
悲しい気持ちになること2:長時間独りでいること
たとえば、長時間のお留守番(6〜8時間以上)は悲しく不安なキモチになります。ちなみにドイツの法律では、4時間以上(場合により6時間)の留守番は禁止で、10時間以上犬を独りで留守番させると、動物虐待とみなされて通報されることもあるそうです。また、ケージにずっと入れたまま飼育することも禁止されています。
それくらい、犬にとっては他の生き物との接触を遮られて独りでいることは辛いものです。私たちもしっかりと「犬を独りにさせたり閉じ込めることは罪だ」という意識を持ちたいですね。
悲しい気持ちになること3:大好きな人がいなくなること
たとえば、
- 大好きな飼い主さんが他界してしまった
- 大好きな家族の内の一人が引っ越してしまった
- 一緒に暮らしていた動物が亡くなった
など、仲間がいなくなったことに対して犬は敏感に感じ取ります。
実際に悲しさが犬に影響を及ぼした例として、テレビ番組で見たのですが、飼い主さん(ご主人)が亡くなったことによって悲しいキモチを強く感じたことが原因で、真っ黒な毛並みをもつワンちゃんが、真っ白な毛並みに変わってしまったということがあったそうです。とても不思議な例ですが、犬にも悲しみが身体に及ぼす影響が強いことが言えますね。
悲しい気持ちになること4:期待はずれなことが起こること
たとえば、おやつを見せられて「もらえる!」と思ったのに実はお預けでもらえなかった・・・という場合や、一緒にお散歩に行くような素振りを飼い主さんが見せてきたけど行かなかった・・・などが挙げられます。
犬は常に飼い主さんや家族のことを信じ、全力で生きています。犬にイタズラをしたり、からかったりすることはやめてあげましょう。ストレスを感じて犬本来の穏やかさが失われてしまうかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
こうして挙げてみると、犬が悲しいキモチになることは人間とすべて同じですね。身体の仕組みの違いや、習性の違いはありますが、心は同じと私は思っています。犬は私たちにたくさん癒やしや幸せを与えてくれるので、私たちも愛犬や周りのワンちゃんにたくさんの幸せをあげられるように心がけたいですね!!
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50代以上 女性 ももばあば