室内犬は「口臭トラブル」を起こしやすい?口臭トラブルの原因と解決法!

【獣医師監修】室内犬は「口臭トラブル」を起こしやすい?口臭トラブルの原因と解決法!

愛犬の口の臭いが気になったことはありませんか?室内犬は口臭トラブルが多いという話があります。今回は室内犬の口臭トラブルが多い理由や、口臭トラブルの原因と解決法をご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

口臭トラブルを起こすのは室内犬が多いの?

柴犬の口

最近では犬は室内で飼うのも当たり前のになってきました。
外に出るのはお散歩のときだけ、というのも珍しくありません。
しかし元々犬は外で活発に走り回っていたい動物なので、運動不足になりがちな暮らし方は知らず知らずのうちにストレスが溜まっていきます。
緊張したときに口の中がカラカラに乾くのと同じように、ストレスを感じると唾液があまり出なくなってしまいます。
そしてカラカラに乾いてしまうと口の中の細菌が増殖しやすくなります。
口の中で細菌が増殖するとそれが口臭となってあらわれてきます。
ストレスだけではなく水をあまり飲まない犬も口が臭くなります。
また室内犬はいつも人間と接しているため、口臭トラブルにもすぐ気づくという点もあるでしょう。

犬の口臭がきつくなる原因

舌を出す犬

口の中の乾燥

口の中は通常唾液で潤っていますが、口の中の水分が不足すると口臭の原因になります。
ストレスで唾液の分泌量が減る他に、水を飲む量が少なかったり、鼻炎などで鼻がつまっていて口を常に開けている状態などが原因で乾燥することがあります。
臭いとしては生臭かったり、魚臭いと感じるでしょう。
暑い日などには口をあけて息をすることが多いので、いつもよりも乾きやすくなっています。
いつも以上に水分補給が必要となるので、常に水が飲めるように水を用意してあげましょう。

口の病気

病院で口を見られる犬

犬の口臭の原因として多いのが口の病気で、特に歯周病が多い傾向にあります。
歯周病は歯周病菌によって引こ起こされるものです。
歯肉だけが炎症起こす歯肉炎とは違って、ひどくなると歯を支える骨にまで炎症が起こってしまいます。
犬は歯垢が歯石へと変わるスピードが早いため、人よりも早く歯周病が悪化していきます。
症状としては歯茎の赤み、歯のぐらつき、腐敗臭がする、食事の時に痛がる、ひどくなるとくしゃみや鼻水、顔が腫れるといったものがあります。
歯周病は抗生剤で炎症をおさえる治療法が一般的です。
しかし歯周病を引き起こす原因である歯垢や歯石を取り除くことも大切です。
治療をしても口内環境が同じであれば、また歯周病になりやすいからです。
歯垢や歯石を取り除いた後は、飼い主さんが定期的に歯みがきなどのデンタルケアをしてあげてください。

内臓疾患

胃腸などの消化器、肝臓や腎臓の病気や不調も口臭の原因となることがあります。
すっぱい臭いの場合は胃腸の不調であることがあります。特に胃が荒れている場合には、嘔吐した胃酸がこみ上げてくるため胃酸のすっぱい臭いがします。
胃の不調の原因としては感染症や中毒、別の疾患での二次的な症状などがあります。
アンモニアのような強い臭いがある場合は、腎臓や肝臓が正常に働いていない可能性があります。腎不全や肝疾患が悪化している可能性があり、命にかかわるケースもありますので早めに動物病院を受診しましょう。
うんちの臭いがすることもあり、その場合はひどい便秘や口の中の問題の他に、腸閉塞や腸のねじれなどの重篤な症状であることがあります。
いずれの場合も放っておくと危険な症状であることもありますので、病院へ連れて行って診てもらってください。
特に腸閉塞や腸のねじれはとても危険です。必ず獣医さんに診てもらいましょう。

ドッグフードの劣化

ドッグフードは開封して酸素に触れた時から劣化がはじまっています。
また、ドッグフードに含まれる油分と炭水化物は口臭の原因にもなります。

口臭を解決する3つのポイント

歯磨き

1.ちゃんと水分補給をさせる

水分不足で口の中がカラカラに乾いていると口臭もきつくなります。
特に夏場は暑いので口で息をして体温を下げるため、口の中が乾燥しがちです。
いつでも水を飲めるようにする他に、自分であまり水分を取らない犬にはウェットフードをまぜたりしても良いかもしれません。
少しでも水分がとれるように気をつけてあげてください。

2.デンタルケアをする

ドッグフードの食べ残しなどが口の中に残って、臭いを発したり、歯垢や歯石のせいで歯周病になったりすることで口臭がきつくなる場合があります。
毎日の食事の後に歯磨きや歯をシートで拭いてあげたりすることで、口臭がきつくなるのを防ぐことができます。
すでに歯石がこびりついていたり、歯周病になっている犬の場合はなるべく早めに病院へ連れて行って相談することをオススメします。
麻酔をかけて歯石の除去を行うこともできますが、犬に負担がかかるため早めに対応したほうが良いでしょう。

3.フードを変える

フードに問題がある場合はフードを変えるだけで解決することもあります。
フードの消費期限がきれていないかチェックをしてみましょう。
またフードによっては元々臭いがきついものもあるので、臭いが少ないものに変えてみるのも良いでしょう。
天然の成分が使われているものは臭いをおさえられるものが多いので、そういったものを選んで与えてみてください。
油分や炭水化物が多いものは酸化しやすく、口の中に残りやすい傾向があるためそれらが少なめの物を選んでみると良いかもしれません。

まとめ

笑顔のトイプードル

なんだか愛犬の口が臭う…と思ったら今回あげた3つのポイントも参考にしてみてください。
病気の可能性もあるので、気になるようであれば一度、病院に連れて行ってみると良いかもしれません。

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