犬の飼い主が気付きにくい意外な虐待行為5つ

犬の飼い主が気付きにくい意外な虐待行為5つ

愛犬を迎え入れたその日から、飼い主さんは愛犬へ惜しみない愛情を注いでいることでしょう。でも、ちょっと待ってください。飼い主さんが愛情をもってしているその行為は、愛犬を苦しめていませんか?この記事では、犬の飼い主さんが気付きにくい意外な虐待行為についてご紹介します。

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気付かないうちに愛犬を苦しめていませんか?

窓の外を見つめる犬

時折目にする動物虐待のニュースは、動物を愛する人たちの胸を締めつけます。虐待というとまず、暴力によって肉体的な苦痛を与えることをイメージするかと思いますが、必要な世話をしない飼育放棄、つまりネグレクトによって肉体的のみならず精神的な苦痛を与えることも虐待です。

そして、大きなストレスを与えることも虐待に当てはまります。これが、意外と犬の飼い主さんには気付きにくいもの。愛する愛犬のためによかれと思ってやっていることが、気づかぬうちに愛犬にストレスを与え、虐待行為になってしまっているかもしれないのです。また、愛犬の喜ぶ顔が見たくてやってしまうことが虐待につながることも…。

では、犬の飼い主さんが気付きにくい意外な虐待行為とは、どのようなものなのでしょうか?愛犬への愛情が、気付かないうちに愛犬を苦しめてしまっていないか、一緒に見ていきましょう。

意外な虐待行為①過度に太らせる

体重計に乗る犬

犬は人間よりも満腹中枢の働きが鈍いため、基本的に食いしん坊です。かわいい愛犬におやつや食事のおかわり、あるいは飼い主さんの食事をおねだりされると、飼い主さんはついついあげてしまいたくなりますね。

しかし、愛犬の欲しがるままに食べ物を与えていては、愛犬は肥満になってしまいます。そして肥満は、心臓病や糖尿病などの病気を招き、愛犬の健康を蝕んでいきます。

海外では、愛犬を太らせ続けた飼い主に対し「過度の肥満は虐待である」という裁判の判決も出ています。愛犬の喜ぶ顔が見たくて与える余分な食べ物が、愛犬の健康を蝕み、寿命を縮めるということを肝に銘じておきましょう。愛犬の健康管理は、飼い主さんの責任です。

意外な虐待行為②いつも一緒にいる

抱きしめられる犬

愛犬が寂しがらないように、いつも愛犬と一緒にいてあげることが愛情。そう考える飼い主さんもいるでしょう。確かに犬にとって、飼い主さんとのふれあいやコミュニケーションはとても大切なこと。

だからといって、四六時中べったりくっついてかまっていたり、どこへでも一緒に連れて行くのは、愛犬にしてみれば気が休まらず苦痛であるかもしれません。また、飼い主さんと離れて過ごせなくなる分離不安症を招く可能性もあります。留守番上手な犬にするためにも、愛犬にひとりでリラックスできる場所や時間を与えてあげましょう。

意外な虐待行為③甘やかしすぎる

女王様犬

愛犬がかわいいからといって、甘やかしすぎるのはよくありません。甘やかして、基本的なしつけをせずに愛犬の好き放題にさせていると、人間社会の中で適切に行動することができなくなります。

また、愛犬が嫌がるから、かわいそうだからといって、他人との接触や留守番、お手入れなど人と生活する上で最低限慣れるべきことに慣れさせる機会を与えずにいれば、いつまでも苦手なものに対してストレスを抱えながら生きていくことになります。

そして、どちらも攻撃的な行動に発展しやすく、人との共生が難しい犬になる可能性があります。場合によっては、飼い主さんにさえ噛みつくようになって手に負えなくなり、愛犬を手放すことを選択する…ということにもなりかねません。たとえ手放さないにしても、人との共生が難しくなった犬の生涯は、幸せとは言い難いものになるでしょう。

基本的なしつけや苦手なものに慣らすことは、愛犬が幸せに暮らすために必要なことなのです。

意外な虐待行為④におい嗅ぎをさせない

地面のにおいを嗅ぐ犬

散歩のときのにおい嗅ぎは、犬にとって大切な情報収集の時間です。しかしにおい嗅ぎは、マーキングや拾い食いを誘発します。そのため、飼い主としての責任や愛情から、愛犬ににおい嗅ぎをさせたくないと考える飼い主さんもいるかと思います。

確かに、住宅街や公共の場所でのマーキングは他人の迷惑になりますし、拾い食いは愛犬の命に関わることもありますから、マーキングをさせたくない場所や飼い主さんの目の届きにくい場所でのにおい嗅ぎは避けた方がいいでしょう。これが散歩のマナーを守ることや、愛犬の命を守ることにつながります。

しかし、におい嗅ぎは犬の本能のひとつであるため、一切それをさせないのは愛犬にとってストレスになります。ですから、飼い主さんがにおい嗅ぎOKの場所を決めて、その場所ではにおい嗅ぎをさせてあげるといいでしょう。

意外な虐待行為⑤夏の日中の散歩

犬と温度計

散歩を一日の楽しみにしている犬は多いです。飼い主さんが疲れていたり多少体調が悪かったりしても、愛犬を毎日散歩へ連れて行くのは、散歩の時間を楽しみに待っている愛犬への愛情があってこそでしょう。

しかし、夏の散歩は時間を選ばなくてはいけません。夏の日中に愛犬の散歩をしている飼い主さんを見かけることがありますが、第三者にはハアハアと荒い息をしながら歩く犬の姿はとてもかわいそうに思えます。

毎日その時間に愛犬に散歩を催促されるから、どうしてもその時間しか散歩の時間が取れないからなど、その飼い主さんなりの理由があってのことかと思いますが、夏場の日中は、アスファルトの温度が60℃を超えることもあります。人よりも体高が低い犬は、アスファルトの照り返しの熱を直接受けることになり、とても暑くつらいです。熱中症や肉球をやけどする危険性もあります。

夏の散歩は、日中は避けて早朝に行くのが理想的です。遅くても朝7時前までには済ませるようにしましょう。日没後も地面に熱気が残っていることがあるので、夜の散歩も注意が必要です。夏は散歩へ行く前に、地面に飼い主さんの手をつけて熱さを確かめるのを忘れないようにしましょう。

最後に

なでられる犬

犬は、人間とは違った生態や習性を持った動物です。ですから、人間には快適であることが、犬にもそうであるとは限りません。このことをしっかり理解していないと、飼い主さんの愛情が間違った方向へ行ってしまい、結果的に愛犬を苦しめることになります。

この機会にいま一度、犬の生態や習性に対する理解を深め、どうしてあげることが愛犬にとって幸せであるのか考えてみてはいかがでしょうか。

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