毛のない犬(ヘアレスドッグ)7犬種!
メキシカン・ヘアレス・ドッグ
原産 | メキシコ |
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体高 | 25cm~58cm |
体重 | 6kg~10kg |
メキシカン・ヘアレス・ドッグは子犬のころはやんちゃな性格をしていますが、大人になるにつれて穏やかになっていきます。
約3000年の歴史をもつ犬種のため、原始的なところもあり好奇心旺盛で狩猟本能が高く番犬に向いているといえます。
しかし、攻撃性はそれほど高くなく成犬であれば穏やかな個体が多いので、子供とも仲良く遊んでくれる家庭犬としても飼育しやすいでしょう。
チャイニーズ・クレステッド・ドッグ
原産 | 諸説あり |
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体高 | 23cm~33cm |
体重 | 5.5kg以下 |
外見はヘアレスタイプとパウダーパフタイプの2つの種類があります。
ヘアレスタイプは頭頂部と耳の周りには、人のような長い毛が生えており、足先としっぽにも短めの飾り毛が生えていますが、それ以外の箇所には全く毛が生えていません。
パウダーパフタイプは長く絹のような毛で体全体が覆われています。
被毛の色は様々ですがパウダーパフタイプの毛色は主に白が多いとされています。
性格は感受性が強く、主人を喜ばせようと献身的になったり、褒められると嬉しがって周りが明るくなるような存在です。
しかし、若干内向的でシャイな面もあり気がつくと殻にこもってしまうなんてこともあるでしょう。
ヘアレス・カーラ
原産 | ボリビア |
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体高 | 36cm~51cm |
体重 | 6.5kg~14kg |
この犬種はとても希少でボリビアの国犬にも指定されています。
昔は食用として扱われていましたが、その温厚な性格で飼い主に従順なところから、次第に家庭犬として迎えられることが増えるようになりました。
外見は2種類あり、1種類目は『ヘアレス・カーラ・メディオ(ポッタリータイプ)』、2種類目は『ヘアレス・カーラ・グランデ(サイト・ハウンドタイプ)』に分かれます。
グランデの方がメディオよりも脚が長いところが特徴です。
ペルービアン・ヘアレス・ドッグ
原産 | ペルー |
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体高 | スモール /25cm~40cm ミディアム/40cm~50cm ラージ /50cm~65cm |
体重 | スモール/4kg~8kg ミディアム/8kg~12kg ラージ/12kg~25kg |
かつては古代ヴァンカ族が食用犬として飼育しており、戦いに勝利した後の宴の中での料理として出されたり、飢餓を防ぐための非常食として扱われていました。
ヴァンカ族がインカ帝国に敗れた戦いでは、戦利品としてインカ帝国へ持ち帰られたことにより貴族用のペットとして飼育されるようになりました。
品種改良が行われたことで、全身の色が黒色の「ペルービアン・ヘアレス・ドッグ」と改良後の全身が薄い茶色の「ペルービアン・インカ・オーキッド」の2つの犬種に分かれそれぞれが別の犬種として扱われるようになりました。
アルゼンティニアン・ヘアレス・ドッグ
原産 | アルゼンチン |
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体高 | 25cm~45cm |
全身の肌が黒色で引き締まった体つきで、頭にはトサカのような毛が少し生えています。
警戒心が強く不審者には自ら向かっていく見た目も性格もクールな犬種ですが、飼い主にはとても愛情豊かで忠実です。
現在は個体数が減少傾向にあり絶滅寸前といわれています。
ペルービアン・インカ・オーキッド
原産 | ペルー |
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体高 | 小型/25cm~40cm 中型/40cm~50cm 大型/50cm~65cm |
体重 | 小型/4kg~8kg 中型/8kg~12kg 大型/12kg~25kg |
インカ帝国に持ち込まれてからは、主に食用として飼育されていたペルービアン・ヘアレス・ドッグとは反対に、貴族の飼育用として扱われるようになりました。
また、ペルービアン・ヘアレス・ドッグとは異なり、肌色がとても薄く日差しや紫外線に弱いことから、暗くした部屋で飼育されていました。
目の上の感覚毛とヒゲ以外の毛は全く生えていませんが、まれに登場部に白い毛が生えている個体もいます。
アメリカン・ヘアレス・テリア
原産 | アメリカ |
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体高 | 18cm~46cm |
体重 | 2kg~10kg |
1972年にアメリカン・ラットテリアに突然変異が起きた際に、毛の無い犬が産まれその後「アメリカン・ヘアレス・テリア」と名付けられました。
また、原産のアメリカでもとても珍しい犬種とされている為、飼育数は多くありません。
産まれた直後は体毛が生えていますが、数週間ほどで全て抜け落ちてしまいます。
なめらかな皮膚をしており、薄いピンク色や白地に、おもに黒い班模様があるのが特徴です。
犬種名にテリアとついていますが、テリア特有である気性の荒さもなく、運動量も比較的普通なのでとても飼育しやすいといわれています。
また、人懐っこく子供や他の動物とも仲良くなれる性格が、飼育しやすい要因の一つにもなっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
日本ではあまり飼育している方も多くない為、見かける機会が少ないヘアレスドッグたちですが、ほとんどの犬種が長い歴史を持っており、飼い主に対して愛情深い性格だということがわかりました。
中には希少であり頭数が減少している犬種もあります。
これらの犬種が絶滅することがないよう、理解に努めたいものです。
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女性 ししゃも