運動神経抜群な犬種1.グレイハウンド
まずはグレイハウンドです。グレイハウンドには様々な種類がありますが、超大型犬と呼ばれるイングリッシュグレイハウンドが最も有名です。非常に細身の体型のため、一見運動神経抜群には見えないという声もありますが、それは違います。
実はこのグレイハウンドは、犬の中でも特に足の速い犬として非常に有名で、ドッグレースでは毎回大活躍する犬種の1つです。
しかし運動神経抜群だからといって、気性が激しい犬種ではありません。性格はとても穏やかな性格をしており、飼い主の言う事をしっかり聞くしつけのしやすい大型犬としても知られています。そのため、日本では体のサイズから馴染みがありませんが、海外では非常に人気の犬種です。
飼う際の注意点
基本的に従順な性格なので、最初にしっかりしつけをしておけば問題はありません。しかし、動く物を反射的に追いかけるという習性が非常に強い傾向にあるため、家の中であっても外で会っても動く物には注意が必要です。
例えば散歩中に他の犬が走っている姿を見つけてしまうと、そのまま追いかけてしまう可能性があるため、しっかり飼い主さんがコントロールできるようにしておく必要があります。
また走る事、動く事が大好きな犬ですので、他の大型犬よりも少々長めの散歩が必要となります。したがって、グレイハウンドを散歩させる時間と体力の余裕があるという方におすすめの犬種です。
運動神経抜群な犬種2.ボーダー・コリー
ボーダー・コリーは運動神経抜群なだけでなく、非常に賢い犬種でもあります。犬種の中で3本の指に入ると言って良いほど賢く、あの『名犬ラッシー』と同じ系統の犬種でもあります。その賢さは動物の域だけでなく、人間にも近いと言われるほどです。
また飼い主に対しては、しっかりしつけることで非常に従順で愛情深い子に育つ傾向が強く、家族としての信頼関係を大事にする一面も持っています。その反面、知らない人に対しては適度な警戒心を抱きつつ、飼い主さんの反応を見て相手の情報を得ることもあります。
家族に対して愛情深いということもあり、少々甘えんぼうな一面を持っている犬種でもあるため、一緒にいろんなところへ連れて行ってあげるなど、様々な体験を飼い主さんと一緒に行う事を好みます。
飼う際の注意点
上記で見るだけでも運動神経抜群・頭脳派といった完璧とも言えるボーダー・コリーですが、この賢さが仇となってしまう事もあります。しつけを正しく行えば問題ありませんが、行わなければ悪知恵を働かせ、飼い主さんを困らせてしまう事があるのです。
もちろん、しつけは飼い主さんの義務ですので、飼い主さん自身がしっかり行う事が好ましいですが、自信がない、もっとしっかりしつけをしたいという場合には、ドッグスクールに一緒に通うと良いでしょう。
運動神経抜群な犬種3.ジャック・ラッセル・テリア
小型犬でありながら非常に運動神経の良いジャック・ラッセル・テリアは、小型犬とは思えないほどの体力と好奇心を兼ね備えています。そのため、愛犬と一緒にいろんなところへ行きたい、一緒に走り回りたいという飼い主さんにはおすすめです。
また、一度リーダーと認識した相手に対しては、驚くべき忠誠心を発揮します。「待て」と指示をされればOKサインが出るまで待つなど、飼い主さんの指示にしっかり従う一面も持っています。
好奇心旺盛なジャック・ラッセル・テリアは、勇敢さも持っています。好奇心だけで行動に移さない犬種ではなく、興味を持ったら行動に移してしまうタイプの犬種ですので、危ない場所へは立ち入らせないようにしましょう。
飼う際の注意点
体力や勇敢さを兼ね備えたジャック・ラッセル・テリアは、その勇敢さから攻撃的になる事もあります。基本的には飼い主さんの指示を聞く良い子ですが、正しくしつけられていなければ、凶暴な犬になりかねません。
その攻撃的な性格から「羊の皮を被ったオオカミ」とまで言われるほどです。これは可愛い見た目に反して非常に凶暴な一面を持っている事を意味しており、正直、初心者の方ではコントロールしきれない可能性があります。
また噛み癖を持つ犬種でもあるため、初期の時点でしっかりと厳しいしつけをする必要があります。やはり一緒にドッグスクールへ行ったり、社交性を学べるような場へ参加すると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。意外にも足が速いグレイハウンドや、賢さと運動神経の良さを兼ね備えたボーダー・コリー、羊の皮を被ったオオカミとまで言われるジャック・ラッセル・テリアと小型犬から大型犬まで紹介しました。ぜひ街中で見かけたら観察してみてくださいね!