黒い犬種15選!大型犬から小型犬、特徴や飼うときの注意点をご紹介

黒い犬種15選!大型犬から小型犬、特徴や飼うときの注意点をご紹介

犬はさまざまな身体的特徴を持ちます。その被毛の色もいろいろとありますよね。今回は黒い毛を持つ犬種をご紹介します。かっこよくも、かわいくも見える黒い毛。お気に入りの犬種はいますか?

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黒い犬種1.ラブラドール・レトリーバー

ラブラドールレトリーバー

イギリス原産の「ラブラドールレトリーバー」は、ニューファンドランド半島に起源を持ちます。これまでに水鳥の猟を行う水猟犬として活躍してきました。現代でも盲導犬や警察犬、災害救助犬、麻薬探知犬、介助補助犬など、長い間、人間のパートナーとして人間と共に暮らしています。

短毛のダブルコートの被毛はブラック、チョコレート、イエローと幅広く存在します。知能レベルは高く、賢いながらも、穏やかで優しく、愛嬌のある性格をしています。人間や家族に対して愛情深く接することができ、時にはおとぼけな行動を見せるといった一面もあります。大型の猟犬のため体力があります。好奇心も強いため、運動量が必要です。1回につき1時間ほどの散歩を日に2回以上行いましょう。その名の通り「レトリーブ(回収)」するような遊びや運動をさせると喜びます。知能が高い分、子犬の頃からしつけを行い、信頼関係をしっかりと築きましょう。また、人間が大好きな犬種です。犬と十分に過ごす時間を確保してあげましょう。

黒い犬種2.ニューファンドランド

ニューファンドランド

カナダのニューファンドランド島原産「ニューファンドランド」。超大型犬の体を活かし、海難救助犬や作業犬として活躍してきました。現代では家庭犬としても人気の大型犬種ですが、カナダにおいては引き続き水難救助犬としても活躍しています。また、先に紹介したラブラドール・レトリーバーの先祖でもあります。

被毛はブラックのほかにもブラウン、グレーなどがあります。性格は優しく大らかで社交的だといわれます。そのため他のペットや来客とも仲良く接することができます。これらの性質のため、番犬には向いて以内といわれますが、危険事態には家族を守ろうと行動する姿が見られます。

体は大きくとも、依存心が強く甘えん坊な一面があるため、家族からのたっぷりの愛情を与えてあげてください。愛情を与えることで自信を付けさせることも大切です。体の大きさに応じて運動量も必要です。1回1時間以上の散歩を1日に2回以上は行いましょう。散歩以外にも運動が必要です。水難救助ができるように、泳ぎが好きな犬種です。できるだけ泳ぐ機会も与えてあげるようにしましょう。

黒い犬種3.ブラック・ロシアン・テリア

ブラック・ロシアン・テリア

ロシア原産の「ブラック・ロシアン・テリア」は、優秀な軍用犬として作出されてきました。筋肉質で骨太な身体を持ち、どのような気候にも対応できるようにウェーブがかった長い被毛を持ちます。これらの被毛は雪や雨から身を守ります。これまでに軍用犬や警察犬、番犬として活躍してきましたが、現代では家庭犬としても人気があります。

その被毛はブラック一色のみです。ブラックロシアンテリアは人間と過ごし、人間の役に立つこと喜びを覚える犬種です。とってこいなどの遊びを交えながら、思い切り走らせる機会を作りましょう。運動量も必要です。運動量が少ないことで、ストレスが溜まるだけでなく、わがままな性格になることがあります。毎日の散歩に加えて、遊びや運動は十分に行ってください。被毛の抜け毛は少ないため、週に2~3回のブラッシングを行いましょう。

黒い犬種4.スタンダード・プードル

スタンダード・プードル

「スタンダード・プードル」はフランスの国犬とされる犬種です。カモ狩りを行うための水猟犬として活躍してきました。プードルといえば胸と足先の被毛のみを残した独特のカットがされていることが多いですが、これは水猟の際に適したスタイルとして生まれたのだそう。

被毛はブラック、ホワイト、シルバー、グレー、カフェオレ、クリーム、ブルー、ブラウンとそのバリエーションは多数あります。性格はフレンドリーで愛情深く、大変聡明だといわれます。家族や他のペットとも仲良くすることができます。猟犬として活躍してきた犬種のため、運動能力は高いです。そのため毎日の十分な運動が必要です。知性の高い賢い犬種のため、頭を使う要素のある遊びを取り入れてください。

黒い犬種5.グレートデーン

グレートデーン

「グレートデーン」はドイツを代表する超大型犬です。ドイツでは「ドイチェン・ドッゲ」とも呼ばれるほどドイツに根付いた犬種でもあります。猟犬を起源とします。

被毛はブラック以外にも、フォーン、ブルー、ブリンドル、ハールクイン、マントなど様々あります。超大型犬ですが、その性格はとても温和。人間に対しても優しく、友好的です。子犬の頃から人間とのコミュニケーションを活発にすることで、人間の気持ちや意思を理解することができる犬に育つと言われています。その体は非常に大きいため、飼育スペースは十分な広さが必要です。成犬になると人間の大人以上のサイズにもなります。飼育スペースのみならず、十分な運動量は必須です。また、食費などもしっかりと計算したうえで迎え入れるようにしましょう。

黒い犬種6.ベルジアンシェパードドッググローネンダール

ベルジアンシェパードドッグは、毛先が黒いオーバーレイが特徴的なベルギー原産の大型犬です。知能が高く従順な性格であるため元々は狩猟犬・牧羊犬として活躍し、現在では警察犬としても重宝されている犬種です。ベルジアンシェパードドッグには、4種類に細分化され中でもグローネンダールは全身黒色の被毛を持つ品種となります。

前述の通りベルジアンシェパードドッググローネンダールは知性が高く賢い性格であるため、しつけやすい犬種です。警戒心も強い傾向にあるため番犬としても活躍します。 その一方で、十分な運動量を必要とするため毎日の散歩時間を長めに確保する必要がある他、大型犬ゆえ力が強く、体力がないと振り回されてしまい、イタズラを止めるのが一苦労となる可能性があります。散歩中に他所の犬に問題行動を起こそうとした場合、抑止できないとトラブルを招く恐れもあります。 賢い犬であるため、子犬の頃から継続してしつけ続ければ、外出中に問題を起こす心配は少ないです。

黒い犬種7.フラットコーテッドレトリバー

フラットコーテッドレトリバーは黒もしくは赤茶色の毛色を有する大型犬です。イギリスを原産国とし、過去には狩猟犬として鳥などを狩る際に活躍していました。明るくフレンドリーな性格である一方で、賢く知的な一面もある犬種です。

体格は大型犬の中では比較的小柄な方になりますが、筋肉はガッシリと付いているためパワフルな動きを見せてくれます。その分、フラットコーテッドレトリバーが必要とする散歩の時間とリードする負担は大きいですため、体力に自信がない方には不向きな犬といえます。

被毛が熱を逃がしにくく、暑さにバテやすい傾向にあるため夏場は体温管理に気を配る必要がある他、こまめなブラッシングと垂れ耳の掃除などケアも健康維持のために重要です。 社交的な性格の品種であるため、他の犬とも仲良くなりやすい魅力もあります。

黒い犬種8.ニューファンドランド

カナダのニューファンドランドを原産地とし、日本では知名度がそこまで高くなく珍しい犬種です。ガッチリとした体付き、力強い筋肉、水を弾きやすい被毛を有していることから水難救助犬としても活躍しています。

毛色は黒以外にも白黒・茶色(ブラウン)があります。穏やかで友好的な性格であり、知性も高いため、飼いやすい大型犬です。その一方で十分な運動力を必要とするため、散歩時間を多く確保してあげなければなりません。可能であればドッグランなど、ニューファンドランドが思い切り走れる環境に連れていってあげられると十分な運動量を満たしやすいです。

ニューファンドランドは、水を弾きやすい被毛の特性上、寒さに強く暑さに弱いので季節によって空調管理を意識してあげることも大切です。フレンドリーで人懐っこい性格はメリットである反面、不審者が家庭に侵入しても警戒しない可能性も懸念されるので番犬としては向いていません。

黒い犬種9.ジャイアントシュナウザー

黒い毛色が特徴的なジャイアントシュナウザーは、ドイツで誕生した大型犬です。牛追い犬として活躍していた歴史があり、現在では警察犬として活躍することもあります。ジャイアントシュナウザーは穏やかな気質で人間に従いやすい性格である一方、警戒心がとても強い子も多くいます。

体格が大きいことから力強く体力もあるため、飼育される方は振り回されないよう注意する必要があります。ジャイアントシュナウザーは警戒心こそ強いですが、しつけしやすく性格も穏やかであるため、そうそう他所の犬に問題行動をとることはありません。ただし、必ずというわけではないため飼い主さんが常にコントロールできるよう訓練しておきましょう。

ジャイアントシュナウザーに求められる日頃のケアとしては、被毛のブラッシングやシャンプーなどが大切です。特に口ひげの周辺は汚れが付きやすく皮膚に疾病が生じる恐れもあるため、こまめに異常がないかチェックしてあげてください。

黒い犬種10.グレーハウンド

グレーハウンドは視覚を駆使し獲物を追跡するハウンド犬の一種です。毛色は黒以外にもレッド、ブルー、グレー、フォーンなどがあります。グレーハウンドの中でも種類が複数あり、中でもイギリスを原産地とする大型のイングリッシュグレーハウンドとイタリアで誕生しウサギなどを狩っていたイタリアングレーハウンドが世界的に有名です。日本ではイタリアングレーハウンドの方が主流となっており、イングリッシュグレーハウンドはレアな犬種として扱われます。

いずれのグレーハウンドも気性が穏やかで人間の言うこともよく聞くため、家庭犬として飼いやすい特徴があります。ただし、散歩中に他所の犬や人などに反応してしまうことがあるため、飼い主さんは常にコントロールできるように心掛けておきましょう。 十分な運動量を必要とし、不足することでストレスを抱え込みがちです。また寒さにも弱いため、冬の季節などは生活環境を整えてあげる必要があります。

黒い犬種11.ポメラニアン

小柄で可愛い愛玩犬として人気が高いポメラニアンにも黒い毛色を有する個体がいます。今でこそ小型犬のポメラニアンですが、その祖先は中~大型サイズの牧羊犬でした。毛色もいまのメジャーなオレンジではなく、大半がホワイトだったようです。世界中で品種改良が進んだ結果、いまの小型サイズとバリエーション豊かな毛色が出現したとされています。

ポメラニアンの性格は活発でアグレッシブです。小さいながらも気が強い傾向にあるため、子犬の頃からしつけ訓練をしておくことが大切です。必要とする運動量は、そこまで多くはなく小型ゆえに力が弱い女性や子供でも散歩に連れていきやすいです。

注意すべき点として、ふわふわな被毛はチャームポイントでありながら、しっかりブラッシングをしてあげないと皮膚病を引き起こす可能性があります。他にも小型犬に多く見られる気管虚脱なども発症しやすいため、定期的な健康診断は長生きのために欠かせません。

黒い犬種12.トイプードル

日本でも小型犬として知られているトイプードルは、白や赤茶色以外に黒色の毛色も人気が高い犬種です。トリミングなど被毛のケアが必須であるトイプードルは、テディベアカットやサマーカットなどカットスタイルが多数あることでも知られています。そのままでも十分可愛らしいトイプードルですが、カットスタイルによって、また一味違った可愛らしい姿に変身します。同じカットスタイルでも担当するトリマーによって、仕上がりが異なるため事前にイメージ像などを確認しておきましょう。

トイプードルの性格は明るく穏やかで聞き分けもいい傾向にあり、しつけしやすいとされています。環境などによっても変動しますが、比較的他の犬と仲良く過ごせるため多頭飼育にも適している犬種といえます。

可愛らしいイメージが強いトイプードルですが、過去には狩猟犬として活躍していた歴史もあることから、それなりの運動量を必要とします。毎日の十分な散歩はもちろん、ドッグランなどトイプードルが思う存分、体を動かせる環境に連れていってあげることも大切です。

黒い犬種13.スキッパーキ

黒色の被毛が特徴的なスキッパーキは、小型犬の中でもがっしりとした体格の持ち主です。原産地はベルギーとされており、牧羊犬として活躍していた他、船乗りたちと渡航していたという説もあるそうです。そうした歴史があるだけに、スキッパーキの運動神経は優れており素早く走り回ります。十分な運動量が必要であるため、毎日の散歩は時間を多くとり充実させてあげましょう。

性格は好奇心旺盛でワガママな傾向があり、飼い主さんの言うことを無視し他所の犬や人に吠えてしまう子もいるため比較的しつけにくい犬種です。その一方で、警戒心が強いことから、番犬として活躍するケースもあるそうです。スキッパーキを飼育する際は、飼い主さんが主人であることを覚えさせた上で各しつけをトレーニングすることが大切です。

また、スキッパーキは遺伝子疾患や甲状腺疾患などを引き起こしやすい犬種です。定期的な健康診断はもちろん、日頃から飼い主さんが犬の様子を観察することが早期発見する上で重要となります。

黒い犬種14.フレンチブルドック

フレンチブルドックには、パイド・フォーンなど様々な毛色の個体が存在しますが中でも黒色の被毛が特徴的なのは、ブリンドルです。ブリンドルは黒色の被毛をベースにお腹や足先に白色の被毛が生える毛色タイプで、日本での人気も高いです。

フランスを原産地とするフレンチブルドックは穏やかな性格であまり無駄吠えしないことでも知られており初心者でも飼いやすい犬です。その飼育しやすさから、日本だけでなく世界中でも人気が高い犬種です。その一方で、興奮しやすい一面があり、小型犬ながら筋肉質でパワフルな力の持ち主でもあるため、飼い主さんには常にコントロールできるよう日頃からのしつけトレーニングが求められます。

また、フレンチブルドックは体温管理が苦手な品種でもあり、夏など熱い季節には熱を上手に逃がせず熱中症になりやすいです。フレンチブルドックを飼育するときは、エアコンなどで生活環境の空調を適温になるよう調整するようにしてください。

黒い犬種15.パグ

つぶれた鼻としわくちゃな顔がチャームポイントであるパグですが、その原産地は意外にも中国です。紀元前400年ごろから人間と暮らしていたパグは、時代と共にヨーロッパへと広がっていき、いまでは世界中で愛好家がいるほど人気が高い犬種となりました。

可愛らしい小型犬で飼育しやすそうに思えるかもしれませんが、実は頑固な性格に育ちやすい犬でもあります。飼い主さんが主人であると正しく認識させておかなければ、無駄吠えなどの問題行動を繰り返す恐れもあります。その一方で明るく有効的な性格でもあるので、しつけさえしっかりできていれば、一緒に暮らしやすい犬といえます。

パグには毛色が複数存在し、イメージが強い肌色のフォーン以外にも真っ黒なブラック被毛の個体もいます。パグは体温管理が苦手な犬であるため、エアコンなどによる空調管理は必須です。また、角膜潰瘍や壊死性髄膜脳炎、短頭種気道症候群などパグがかかりやすい病気は多いため、定期的な動物病院での健康診断、飼い主さんによる日頃からのケアが長生きのために必要となります。

まとめ

プーリィ

黒い被毛を持つ犬種は小型犬から大型犬まで数多くいます。同じ犬種でもホワイトやブラックがいるのはおもしろいですよね。今回は黒い毛を持つ犬種5選をご紹介しました。それぞれの特徴や飼う時の注意点が参考になれば幸いです。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 もふころ

    黒いラブラドールは「黒ラブ」の愛称までありますよね。毛艶が格好いいなと思っていました。
    グレートデーンに黒もいたんですね。テレビなどで見かける毛色はフォーンばかりだったので、新たな発見でした。
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