ドイツ原産の犬種6選
ペット先進国といわれるドイツ。古くから動物愛護に関する法律が整備されていたり、しつけを徹底する文化が浸透していたりなど、ペットに対する意識が高い国です。日本で身近に見られるおなじみの犬の中にも、ドイツが原産の犬種が多くいます。今回はその中から6犬種をご紹介します。
1.グレートデーン
ドイツを代表する犬であり、ドイツでは「ドイチェン・ドッゲ」と呼ばれています。猟犬を起源とする超大型犬ですが、性格は温和で優しく友好的です。体格が大きいので飼育には運動するのに十分なスペースが必須。幼犬の頃から飼い主や家族とのコミュニケーションが活発な環境で育てることで、人の気持ちや意思を理解する犬に育ちやすいと言われています。成長すると人間の大人以上のサイズになるので、食費や飼育スペースの確保など十分な準備をした上で迎え入れてあげましょう。
2.ジャーマンシェパード
ジャーマンシェパードは、牧羊犬由来の犬種です。聡明で忠誠心が高く、正しくしつければ飼い主に対して従順でおとなしい犬に育ちます。一方でしつけられずに育つと攻撃的な性格が表に出てしまいます。訓練は素人には難しいので、幼犬の間にドッグトレーナーに依頼するのがおすすめ。忠誠心が高く運動好きな犬なので、毎日コミュニケーションを取りながらの散歩を欠かさないようにしましょう。
3.ジャーマンポインター
ジャーマンポインターはその名の通りドイツで作出されたポインター犬種です。俊足で持久力と粘り強さを持ち合わせた優秀なポインター犬種として作出されました。ドッグショーと狩猟の両方において活躍した歴史を持ちます。家族に対して従順で優しく温厚な性格をしているといわれます。反面、縄張り意識と責任感が強いため、見知らぬ人や動物には強く反応するため、番犬に向いている犬種です。
4.スタンダードシュナウザー
スタンダードシュナウザーは、ドイツ原産のシュナウザーの原型ともいえる犬種だといわれています。丈夫でがっしりとした体つきは、横から見ると正方形に近い形をしています。針金のように硬い被毛や、頬ヒゲに口ヒゲ、目の上にある毛が大きな特徴です。性格は大胆で活発、楽しいことが大好きな犬種です。頭がよく、頑固な面もあるため、飼い主さんは毅然とした態度でしつけをする必要があります。信頼できる飼い主さんの家族には献身的に尽くす番犬タイプのため、忍耐強く強固な信頼関係を築いてあげましょう。
5.ダックスフンド
日本でも人気のダックスフンドもドイツ原産の犬種です。アナグマ猟で活躍してきたダックスフンドは、アナグマの巣穴に入り込めるように、体長が体高の2倍近くあり、いわゆる胴長短足の体型をしています。明るく活発な性格で物怖じしない性格だといわれています。小さくても立派な猟犬のため、毎日のしっかりとした運動時間の確保が必要です。頑固な一面も持ち合わせています。けじめをもったしつけを行い、信頼関係を築きましょう。
6.ミニチュアピンシャー
ドーベルマンにも似た外見を持つミニチュアピンシャーもドイツ原産の犬種です。ドーベルマンを小型化したと思われがちですが、実際はミニチュアピンシャーのほうが、ドーベルマンよりも古い歴史を持ちます。愛玩犬と分類されながらも、しっかりと番犬の役割を果たすことができるエネルギッシュな犬種としても知られています。負けん気が強く、自分よりも大きな犬に向かっていくこともあるのだそう。活発で運動能力も高いため、毎日の散歩や運動は欠かせません。プライドが高い面も持ち合わせているため、飼い主さんは確固たるリーダーシップを発揮する必要があります。信頼関係を作ることで、優秀な相棒となってくれるでしょう。
まとめ
犬にとっての天国ともいわれるドイツ。日本が見習い、参考にすべき制度も多くあります。そんなドイツ原産の犬は多種多様です。どこか本来の犬らしい、毅然とした犬種が多い気もします。どんな犬種にも統一して言えることですが、飼い主さんがリーダーシップを取ることで、お互いに最高のパートナーとなれるといいですよね。