犬の下痢止めの効果や使用時の注意点まで

【獣医師監修】犬の下痢止めの効果や使用時の注意点まで

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下痢はわんちゃんの病院にかかる理由として多いものだと思います。しかし、つらい下痢が続くのは心配になりますよね。そんな時は下痢止めを与えたくなると思います。今回はそんな犬の下痢についてご紹介します。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

犬の下痢

トイレをする犬

下痢以外に症状が見られずに元気そうであれば、様子をみることで落ち着く場合も多くあります。一過性のものであれば勝手に治ることがほとんどですが、下痢は脱水症状も引き起こすため、一度だけだったとしても注意は必要です。長期間続く場合は明らかに問題があると考えられます。

朝の散歩で下痢した後は元気だったのに、夕方にぐったりしているということも少なくありません。特に子犬やシニア犬、病気療養中や病後の犬は注意が必要です。突然悪化することもあるため、下痢をした場合には愛犬の様子をしっかりと観察するようにしましょう。また、観察する際は以下のような点を注意してみてください。

注意したい症状

床に寝る犬

  • 長期間続いている
  • 元気がない
  • 食欲がない
  • 嘔吐している
  • 便の回数が増加している
  • 便に血が混ざっている、便が緑色、白っぽい、黒に近い色をしている
  • 便がほぼ水の状態である
  • 体重に変化がある

これらを下痢と同時に確認し当てはまるものがあるようであれば動物病院へ相談しましょう。特に体重の減少がみられたり、ぐったりしている、長期間続いている、便の色に変化があるなどの場合は、様子見ではなくはやめに病院につれていきましょう。

下痢になる原因

鉛筆を持った犬

  • 食事
  • ウィルスや細菌感染
  • 胃腸の病気
  • 内蔵の病気
  • ホルモンの病気
  • 寄生虫
  • ストレス
  • アレルギー

主にこれらが下痢になる原因として考えられます。いずれの場合も、一過性のものと継続してしまうものがありますので、やはり継続している場合や他の症状も見られる場合は、飼い主さんが判断せずに病院へ相談をしてみましょう。

犬の下痢止めの効果

薬と犬

下痢が続くようであれば、下痢止めを与えたくなると思います。実際、ペット用の下痢止めは市販されています。

しかし、下痢は体内の悪いものを外へ排出する行為です。それを無理に薬で止めてしまうと、排出されるべきものが留まってしまい、更に体調が悪化する可能性があります。下痢の原因によっては犬が下痢の際は下痢止めではなく、お腹の調子を整えることが目的の「整腸剤」を与えることが望ましい場合もあります。

下痢止めはどうしても病院に連れていくことができないなどの「緊急一時対応」として使用しましょう。下痢止めで症状が改善されたように見えたとしても、その後はやはり病院へ連れていくことが勧められています。
また、市販されている下痢止めはお薬ではありませんので、使用する場合はその点も注意しましょう。

犬の下痢止め使用時の注意点

診察を受ける犬

先に紹介したように下痢止めを与えることで更に症状が悪化することがあります。例えば下痢の中でも細菌やウイルス感染、寄生虫が原因だった場合、効果がない、むしろ逆効果を引き起こす場合があります。これらは、抗生剤や駆虫薬を使わないと下痢はとまりません。そのためどうしても病院に連れていけないなどの緊急事態を除いて、下痢止めの使用には注意が必要だと考えられます。

まとめ

トイレする犬の後ろ姿

犬も人間も下痢になった時は水分がどんどん失われて脱水症状を起こします。また下痢になるからと水分を避けがちですが、水分が出ている分、しっかりと補給が必要です。愛犬の下痢を確認したら、十分に水分を与えるようにしてください。 ただ、がぶ飲みはいけないので、がぶ飲みするようならこまめに少量頻回で与えるようにしましょう。

なお、元気もあり食欲もあり下痢と共に他の症状が見られない場合は、一過性のこともあるのですこし様子をみてもいいかもしれません。一食分ごはんを抜いてお腹を休ませてみるのも一つです。

いずれにしても犬の体調変化に気付けるように、普段から便の様子もしっかりと確認するようにしましょう。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 月光

    愛犬は気温差に弱く、すぐにお腹がゆるくなります。食べるものや過ごす環境が同じでも、前の日より気温が冷え込んだりすると朝は便がゆるくなってしまいます。下痢止めの薬は、本当にひどいときは動物病院で注射をしてもらいますが、軽度のときは粉のビオフェルミンを常備しているので、フードにふりかけたり、舐めさせたりしています。たいていの場合はビオフェルミンですぐに良くなります。
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