犬のワクチンの料金について

【獣医師監修】犬のワクチンの料金について

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ワクチン接種は犬を飼っているなら、年に一度は動物病院で行うことですね。しかし、犬のワクチンの料金や接種時期、注意点などご存知でしょうか?今回は犬のワクチンについて詳しくお話します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬のワクチン料金一覧

悩む女性

犬を飼うと必ず動物病院でのワクチン接種を行います。その際に一体どれぐらいのお金がかかるのか不安に思う方も多いでしょう。そんな不安を解消するためにもワクチン料金知っておくと便利です。

  • 2種混合ワクチン  3500円~6000円程
  • 6種混合ワクチン  6500円~7000円程
  • 9種混合ワクチン  7000円~9000円程
  • 10種混合ワクチン 8000円~10000円程
  • 狂犬病ワクチン 3000円前後

ワクチンも様々な種類があり何種混合が良いのかは地域の流行ってる病気にもよりますので獣医師と良く相談の上選んで接種してください。混合ワクチンは地域によっては上記の料金よりも安い場合があったり高い場合があります。上記の料金はあくまで目安です。だいたいこの料金がかかると思っていただいて、動物病院に行く際は少し多めにお金を持っていった方が無難ですね。

また、狂犬病ワクチンは地域関係なくどの犬も打たなければいけない義務付けられたワクチンです。自治体からの通知もきますので必ず接種するようにしましょう。狂犬病ワクチンは全国的に見てもそれほど料金に開きはありません。

犬のワクチンの種類と料金について

ワクチン内容ステッカー

各ワクチンはそれぞれ予防できる病気の種類が違います。種類が増えれば増えるほど多くの病気を予防できますが、種類が増えるほど体内に入る抗体の量が増えるので副作用の可能性も高くなります。また、使用される薬剤もそれぞれですので覚えておくと良いでしょう。

2種混合ワクチン

2種混合ワクチンの料金はおおよそ「3500円~6000円」程度の値段で受ける事ができます。

予防できる病気

  • ジステンパー
  • パルボウイルス

使用される薬剤

  • ノビバックPUPPYDP

6種混合ワクチン

6種混合ワクチンの料金はおおよそ「6500円~7000円」程度の値段で受ける事ができます。

予防できる病気

  • ジステンパー・パルボウイルス・イヌ伝染性肝炎
  • アルデノウィルス2型・パラインフルエンザ・コロナウィルス

使用される薬剤

  • デュラミューンMX6・バンガードプラス5/CVなど

9種混合ワクチン

9種混合ワクチンの料金はおおよそ「7000円~9000円」程度の値段で受ける事ができます。

予防できる病気

  • ジステンパー・イヌ伝染性肝炎・アルデノウィルス2型
  • パルボウイルス・コロナウィルス・パラインフルエンザ
  • レプトスピラ感染症3種(横断出血型・カニコーラ型・へブドマディス型)

使用される薬剤

  • バンガードプラス5/CV-L4など

10種混合ワクチン

10種混合ワクチンの料金はおおよそ「8000円~10000円」程度の値段で受ける事ができます。

予防できる病気

  • ジステンパー・アルデノウィルス2型
  • パルボウイルス・コロナウィルス・パラインフルエンザ
  • 犬伝染性肝炎
  • レプトスピラ感染症4種(カニコーラ型・イクテロヘモラジー・グリッポチフォーサ・ポモナ)

使用される薬剤

  • バンガードプラス5/CV-L4など

狂犬病ワクチン

狂犬病ワクチンの料金はおおよそ「3000円前後」の値段で受ける事ができます。

予防できる病気

  • 狂犬病

使用される薬剤

  • 松研狂犬病TCワクチン・日生研狂犬病TCワクチン・狂犬病TCワクチン”化血研”
  • 狂犬病ワクチンーTC・狂犬病TCワクチン「北研」

犬の混合ワクチン金額と接種する時期

抱っこされているダックス仔犬

混合ワクチンの種類はそれぞれ以下のような料金になっています。

  • 2種混合ワクチン・・・3500円~6000円程
  • 6種混合ワクチン・・・6500円~7000円程
  • 9種混合ワクチン・・・7000円~9000円程
  • 10種混合ワクチン・・・8000円~10000円程

基本的には予防できる病気の種類が多くなると高くなるようですが、重要なのは、愛犬に合わせた接種時期や接種回数を把握しておく事が大切になってきます。獣医さんに相談したうえで、病気をしっかりと予防してあげましょう。

接種時期

混合ワクチンは、仔犬の頃に母体から受け継いだ免疫抗体が消失していまう生後2ヶ月~4ヶ月に複数回行うことから始まります。複数回接種する理由は、抵抗力のない仔犬に様々な感染症から守るために適切な免疫をつけるためです。

十分な抗体ができたらその後、ワクチン接種の頻度が減り、1年に1回というペースで行います。動物病院での混合ワクチン接種を受けるとだいたい期限の1ヶ月前辺りからはがきが届き、「ワクチン接種の時期となりました。」というお知らせをいただけますのでそれを目安に混合ワクチン接種を打ちにいきましょう。

また、狂犬病ワクチンに関しては、登録済みの方は、お住まいの自治体からはがきが来て「4月~6月までに狂犬病のワクチン接種を」というお知らせをいただきます。狂犬病ワクチンもこのお知らせの時期を目安に年に1回は打ちにいきましょう

狂犬病ワクチンの場合は自治体で行う集団接種もあり、お近くの公民館などで数回行われています。動物病院が苦手な犬や動物病院へ行く暇のない場合はこちらでの接種がおすすめです。

なお、混合ワクチンの場合、接種する犬種や薬の種類により、持続する長さが変わってきます。一説では、3年~7年ほど効果が持続するという意見もあります。
最近では、2003年に米国動物病院協会が発表した、「1歳以上の犬と猫は3年から4年ごとの接種でよい」という意見もあり、日本の動物病院でも、1年に1回のワクチン接種を見直す獣医が増えています。

ワクチン接種の注意点

まずは仔犬の時期のワクチン接種についての注意点です。先程もお話した通り、仔犬は母犬から母乳を介して免疫抗体を受け継ぎますが、生後2ヶ月から4ヶ月頃までにその免疫抗体が消失してしまいます。

ですから、必ずこの時期に混合ワクチンの接種を行うようにしてください。これを怠ると、抵抗力のない仔犬はあっという間に命を落とす事もあります。そうならないためにも混合ワクチンをしっかり接種してあげましょう。

ただ、ここで注意しなければいけないのが、混合ワクチンの種類が多いものは体内に入る抗体の数が多く、仔犬のアナフィラキシーショックが懸念されています。

たくさんの病気を予防できる方がいいですが、まだまだ未熟で成長過程の体の仔犬ですので、最初の方は2種混合ワクチンからはじめて月齢が大きくなるに連れて6種混合にし、成犬になってから生活環境などを考慮して何種のワクチンを接種するのかをかかりつけの獣医師と相談して決めていくのが良いでしょう。

次に成犬の混合ワクチン注意点ですが、成犬でもやはり個体差があり、アナフィラキシーショックを起こす犬もいます。そのため、必ず午前中に動物病院で接種するようにしてください

なぜ午前中が良いのかというと、もし、夜に混合ワクチンを摂取して家に帰ってから熱が出たり、顔が腫れたり、呼吸困難になってしまったら動物病院が時間外で開いてないという事態が起きてしまいます。

そうなると24時間やっている動物病院を探さなければなりませんし、いつもの動物病院ではないためにデーターがなく、なにかと手間がかかってしまいます。命に関わる場合もありますのでできるだけ午前中にワクチン接種を行うのが理想です。

また、老犬の場合のワクチン接種ですが、こちらも仔犬同様に混合ワクチンの種類が少ないものを選ぶようにした方がいいです。やはり老犬になると若い頃のような体力もありませんし、あちこち衰えているため薬剤が強すぎてしまい、アナフィラキシーショックをお越しやすくなったり、接種後に様態が急変して命に関わってしまう場合もあります。

ですから、10歳前後や、高齢により何らかの疾患を患っている場合は獣医師と相談し、混合ワクチンの種類の少ないものに切り替えるようにしましょう。

狂犬病ワクチンの料金と接種時期について

ワクチン

狂犬病ワクチンは、「3000円前後」で受ける事ができる予防接種です。料金的にも比較的安い部類にはいるので、必ず接種させるようにしましょう。

狂犬病ワクチンの時期

狂犬病ワクチンの時期は4月~6月を目安に摂取します。このワクチンは皆さんもご存知の通り国で義務付けられているワクチンであり、必ず年に1回行い自治体で登録します。
狂犬病ワクチンは生後90日を超えた犬が対象です。必ず行いましょう。

狂犬病ワクチンの注意点

狂犬病ワクチンの注意点はこちらも同様にできれば動物病院で午前中に接種するようにしましょう。狂犬病ワクチンもやはり熱が出たり顔が腫れるなどの症状が出る場合もありますので午前中に接種しておけば遅くとも午後の診察には診てもらえますし、重篤な場合は急患としてお昼休み中でも診てもらえます。

次に、自治体が主催で行う集団接種の場合ですが、動物病院よりも多数の犬と接触しますのでなんらかの病気に感染してしまう可能性もあります。

また、たくさんの犬が集まりますので、興奮状態になり噛んだ、噛みつかれた、逃げてしまったなどの問題が起こる場合もありますので、キャリーに入れて連れて行ったり、リードや首輪はゆるみや劣化がないかをしっかり確認し集合接種場所に行くようにしましょう。

まとめ

子供と犬

犬のワクチンは予防できる病気の種類が増えれば増えるほどやはり費用は高くなっています。また、地域によって料金が違う場合があることを念頭に置いておきましょう。
ワクチンの種類は費用で選択するのではなく、犬の年齢や体調、愛犬の生活スタイルなどを考慮してワクチンの種類を選ぶようにしてください。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    50代以上 女性 ソナタ

    混合ワクチンは種類が多いため、どれを選べばいいのか不安でした。
    記事を読んで、ワクチンの種類がたくさんあるし、料金の差がかなりあることがわかりました。わからないときは獣医師に相談してみるのもいいですね。

    大切な愛犬を危険な疾患から守ることが大事ですし、愛犬の年齢や体調を考えてワクチンの種類を選ぶようにします。
  • 投稿者

    40代 女性 まみ

    予防接種、こんなに種類があるなんて知りませんでした。もちろん、最低限のものは全て打っていますが…。
    料金については、人間のワクチンも高いですし、健康を守るため仕方ない妥当な値段かなぁと思います。
    追加で打とうか検討したいと思います。
  • 投稿者

    30代 女性 YY

    狂犬病のワクチンを暑い夏に打ちに行ったわんちゃんがその日に亡くなった話を聞いたことがあります。行くまでに暑かったのか、帰り道が暑かったのか。。。ワクチンを打つ季節も気をつけたいです。

    料金は人の任意のワクチンもおなじくらいするので妥当なのでは?
  • 投稿者

    30代 女性 ちょびこ

    うちがお世話になっている病院で扱っているのは、5種混合と8種混合です。ワクチンメーカーによってそのあたりは違うようですが、その時々の感染症情報やお出かけ範囲に応じて使い分けています。ワクチンは病気を予防するとても重要なものですが、信頼しすぎるのもいかがなものかと思っているので、できるだけ体に負担が少ないようにしてあげたいなと思っています。ペット文化の先進国では毎年ではなく3年に1回とかが主流になっていると聞いたりもするので…。それにしても犬のワクチンも人のインフルエンザとかのワクチンにしても、かなりいい値段がしますよね。毎年のことなのでできるだけ安く打ちたい、と思ってしまいますが、犬のワクチンについては信用できるところでお願いしたいので、値段はやや高くても経験豊富な先生がいるかかりつけで必ず打つようにしています。
  • 投稿者

    30代 女性 zzz

    狂犬病ワクチンと混合ワクチンは1度に接種が出来ません。しかし病院へ行くとその都度ワクチン代の他に、診察料金がかかってしまってお財布に痛いです。
    出来るだけまとめてなんとかならんか、ということで、私は毎年、4月に狂犬病ワクチン接種と、健康診断を兼ねた血液検査(フィラリア検査も一緒に)、フィラリアの薬とノミダニ駆除薬をまとめて買っています。混合ワクチンはその半年後に再度健康診断(触診のみ)を兼ねた診察を兼ねて行っています。
    健康そうでも定期的に健康診断をしてもらって大病には備えたいと半年に1度は病院へ行くようにしています。
    毎年のワクチン接種は正直必要なものなのか疑問ですが、1年以内のワクチン接種証明書がないとペットホテルやドッグランなどが利用出来ないため必ず行うようにしています。
  • 投稿者

    女性 マロニー

    毎年狂犬病ワクチンと5種混合ワクチンの接種をしています。ワクチン接種は健康診断とセットで行っているため、トータルで3万円くらいの支払いをしています。狂犬病ワクチンは4000円くらいでしょうか。春から夏にかけてワクチン接種に加えて、フィラリア薬やノミダニ予防薬を処方してもらったり、一気に家計に響く金額になってしまって毎年ため息ですが仕方ないですね。
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