朝晩ぐっと冷え込む日も増え、肌寒くなってきたこの季節。寒さの分だけ、犬を抱っこして寝る時に感じる温もりもひとしおです。今回は毛がフサフサの犬種を5種、紹介します。フサフサ、ふわふわしたわんちゃんと触れ合えれば、寒い冬も乗り越えられるかも?
毛がフサフサの犬種5選
①ニューファンドランド(Newfoundland)
「ニューファン」という略称で親しまれているニューファンドランド。体高が高く、力強くがっしりした体と手足を持つ大型犬です。足には水かき用の膜があり泳ぎを得意としているため、ニューファンドランド島では猟犬・海難救助犬として活躍した歴史を持っています。大きな体を持て余し、運動不足になることが多いため、1回1時間、1日2回以上のお散歩は必須です。性格は人懐っこく穏やかなため、番犬には向いていない反面、頭が良く服従心も強いのでしつけは比較的容易だと言えるでしょう。
②チャウ・チャウ (Chow Chow)
チャウチャウはダブルコートまたはスムースコートの長毛を持つ大型犬。毛色は茶色系統や黄金色系統が主流で、毛色と長い毛が相まって小さなライオンのような愛くるしい見た目をしています。可愛らしい見た目に反して、気質の荒い系統も多くしつけが難しい犬種としても知られ、初心者向きの犬とはいえません。長毛で、厚い下毛を持っているため、週に2〜3回ほど丁寧にブラッシングをしてあげましょう。
③スタンダード・プードル (Standard Poodle)
優雅で美しい立ち姿で有名なスタンダード・プードル。様々なサイズがいるプードルの中でももっとも大型の犬種です。毛色はブラックやホワイト、ブラウンから、シルバー、レッドなど様々。ふわふわとして触り心地の良い独特の毛質を持っています。鴨猟師に飼われ水猟犬としての起源を持つことからわかる通り、運動能力抜群。狭い場所に閉じ込めてしまうとすぐにストレスになってしまうので、こまめに散歩に連れ出し、十分に運動をさせてあげるようにしましょう。
④グレート・ピレニーズ(Great Pyrenees)
グレート・ピレニーズは白い毛色でダブルコートの厚い被毛に覆われており、垂れ耳が印象的な犬種です。ヨーロッパの山岳地帯で番犬や牧羊犬として働いてきた歴史を持ち、忠誠心が強く運動能力も非常に高いといわれています。佇まいの優雅さと飼い主に忠実な性格に人気が集まっています。かなり大きくなる犬種のため、飼育するにはスペースの確保が必須。寒い地域が起源の犬種のため、暑さ対策にも気を配る必要があります。体格が大きい上にダブルコートであることも相まって、換毛期以外でも相当な抜け毛があります。抜け毛対策は十分に行いましょう
⑤ブラック・ロシアン・テリア (Black Russian Terrier)
ブラック・ロシアン・テリアは、第二次世界大戦後のロシアで軍用、警備用として作られた犬種です。ダブルコートで非常に長い被毛は、寒冷地での警備に適応した結果です。顔の毛が目に覆いかぶさり前髪のようになっているのが特徴です。飼い主に忠実で勤労意識が強く、しつけやすい犬といわれています。原産地のロシアでも被毛を5~15cmにカットして飼うことがほとんどです。暑さ対策のため、特に夏場はこまめなカットと、ブラッシングを心がけましょう。
まとめ
これからの季節、一緒にいるだけで温もりを感じさせてくれる毛の長い犬種たち。思わず抱きしめたり、なでたりしてあげたくなってしまいますね。ブラッシングや夏の暑さ対策などに気を配りながら飼育すれば、最高のパートナーになること間違いなしです。