犬をもらうことになった
犬なんて飼った経験のない私が、どうして犬と生活することになったのか。
それは、犬好きの夫が犬の保護団体にせっせと通ったことがきっかけです。
通っていた一番の目的は、ブリーダーから大量放棄されたブルドッグに会うこと。
それまでも、犬が好きな夫と一緒にペットショップでブルドッグを見てはいましたが、まさかブルドッグの成犬をもらうことになるとは、想像もしていませんでした。
アボと出会ったあの日のことは忘れられない
ブルドッグたちと対面したあの日、夫の一目惚れでアボを引き取ることになりました。
保護団体では、保護したブルドッグ全部に避妊手術を施していました。
そうです。
繁殖目的で飼育されていたので、全てメスで多くは体がぼろぼろだったんです。
保護団体がつけたアボカドという名前ごと、アボをもらうことにしました。
犬だって戸惑っている
アボを引き取るまで、犬があんなに繊細な生き物だと知りませんでした。
うちに来た当初は、散歩に行っても歩かなくなり5分の距離に1時間かかることもありました。
ご飯は食べるけど、どんどん痩せて、下痢、下血、血尿。
あの時は悩みました。
今思えば、初めての環境でアボの方が、ずっとずっと緊張していたんですね。
来てすぐに、リラックスして甘えていたので、問題ない思っていたんです。
もっとアボの様子を観察して、アボにペース合わせてやれば良かったなと思います。
何も分からないから手探りで
誕生日も何回出産したのかも、何も分かりません。
でも、アボの足に残るはげた部分を見ていると、色々なことが想像できます。
何も分からないから、よく観察することは大切です。
ある日、何気なく手を振り上げたらアボが縮こまりました。
きっと殴られていたんでしょう。だから、そういった行動は取らないようにしています。
何を喜んで何を嫌がるのか。
何を知っていて何を知らないのか。
全ては、見えない過去の中です。わかり合うためには、時間が必要です。
そんな見えない過去を知るひとつの手段として、獣医さんにきちんとみてもらうということも大切なことです。
まとめ
一緒に家族になろうねという気持ちでアボと接してきました。
その為に、アボが私たちに合わせるだけでなく、私たちもアボに歩み寄ることにしました。
過酷な過去を持つアボの余生を、1日でも長く幸せにしてやることが私たちの努めだと思っています。
そして、そんな私たちに想像以上の幸せをくれたアボに感謝しています。
ユーザーのコメント
40代 女性 あずきときなこ
わが家も、まったく同じ状況です。
繁殖犬として生きてきた誕生日もわからないヨーキーを今年の夏に迎えて過ごしています。
セミの鳴き声や、おいしいおやつ、初めて出会う物すべてにクビを傾げてなんだろう?って考えてる姿。愛しくてたまりません。
アボちゃんもきっと愛しい存在ですよね。
ツライ過去を忘れて1日でも多く笑顔溢れる日が続きますように。