畜犬登録とは
- 狂犬病予防接種を受け証明書をもらう
- 証明書を持って市町村で畜犬登録をする
- 犬の鑑札をもらう
- 登録自体は犬の生涯に1回
畜犬登録とは、犬を飼ってから、又は生後91日から30日以内に、飼い主が狂犬病予防接種を受けさせ、その証明書を持って市町村の定める管轄で登録をし、鑑札をもらうものです。
登録自体は生涯に1回するもので、犬を飼う人の義務となります。最近では狂犬病予防接種を行い畜犬登録も行ってくれる動物病院や、畜犬登録だけならペットショップで代行してくれるところもあります。
畜犬登録が必要な理由
- 犬の登録番号で迷子になっても飼い主のもとへ戻れる
- ペットホテルや、ドッグランなどの施設で必要
- 狂犬病の予防接種をした証になる
畜犬登録の鑑札
畜犬登録の鑑札には、登録番号があり、迷子になっても飼い主のもとへ戻れるようになっています。犬の住民票のようなものですので、首輪等につけていないと、いざというときに困ってしまいます。また、迷い犬の捕獲、抑留を減らすためにも役立ちます。迷子は早くお家に帰ってほしいですよね。
最近はマイクロチップが装着されている犬もいますが、すべての犬ではありませんし、すべての保健所がマイクロチップを確実に調べ管理しているかどうか、はわかりません。愛犬と家族をつなぐ大切な鑑札ですので必ず犬に装着し、紛失しないようにしましょう。
万が一なくしてしまっても再交付(有料)が可能です。ペットホテルや、ドッグランなどの施設でも鑑札の登録番号が必要になるところもあります。ただ義務だから、と思って登録するよりも、なぜ必要か考えると、とても意味のあることだと思います。
最近ではかわいらしいデザインの鑑札や注射票の自治体も増えています。玄関や軒先にある『犬』シールも注射票と一緒にもらえます。
狂犬病予防法
- 狂犬病予防接種(毎年1回)をする
- 鑑札と注射済み票は犬につけておく事
畜犬登録をすると鑑札、狂犬病予防接種(毎年1回)すると注射済み票が交付されます。これらは必ず犬につけておかなければならないと法律で定められています。
この法律は、狂犬病予防法というもので、犬のため、人間のために作られた法律です。ちなみに罰則もありますので犬を飼う際は必ず登録しましょう。また、飼い犬が他人に危害を加えてしまったときもより重大な責任を問われる可能性もあります。
畜犬登録の方法と費用
畜犬登録に必要なもの
- 飼い主の身分証明書(現住所がわかるもの)
- 狂犬病予防接種済み証明書
- 犬の名前や種類、毛色など(犬を連れて行く必要はありません)
- 手数料
畜犬登録の手数料
- 新規登録手数料(鑑札交付):3,000円
- 注射票交付手数料 :550円
- 再発行:鑑札/1,600円
- 再発行:注射票/340円
畜犬登録は、先に述べたように飼い始めて30日以内、生後91日以上に行います。畜犬登録の場所は、各市区町村により違いますので、必ずHPなどで確認しましょう。例えば、市の動物愛護センターや、保健所、市役所の生活環境課などです。
なお、畜犬登録の再発行の手数料は、鑑札が1,600円、注射票が340円です。ただし、手数料に関しては地域により異なることもありますので必ず確認してください。畜犬登録に必要な注射票は毎年予防接種を受けるごとにその年の注射票が交付されます。
畜犬登録の現状
- 畜犬登録している人は全体の約6割
- 畜犬登録は義務
- 法律違反になる
現在犬を飼育している人の調査人数と、畜犬登録数を比べると、おおよそ6割の登録状況となっています。つまり飼い主のみんなが畜犬登録しているとは言えません。
しかし、畜犬登録は法律で決まっており、予防接種を含め義務であることから、畜犬登録しないと事実上法律違反となってしまいます。
狂犬病の予防
狂犬病も日本では1957年以降根絶し、発症例もありませんが、諸外国との交流が多い今、予防としては必要性がないとは言えないと思います。また狂犬病の予防接種について日本は清浄国で必要ないという意見もありますが、今現在法律で定められていることですので必要です。それとは別に畜犬登録をすることは家族となる犬にとっても、飼い主にとっても重要です。
まとめ
- 畜犬登録は犬を飼う人の義務
- 畜犬登録は飼い始めて30日以内・生後91日以降におこなう
- 狂犬病の接種を済ませた際に市区町村へ犬の登録をする
- 登録した際には鑑札をもらう
- 犬の鑑札は必ず首輪につけなければならない
- 狂犬病予防法でワクチンの接種が法律で義務付けられている
- 犬を飼っている人全てに畜犬登録は法律で義務付けられている
私も実際犬を飼うまで、畜犬登録という言葉は知りませんでした。飼うときに登録するということを知り、どこでやっているのか、何が必要かなど自分で調べなければなりませんでした。
私の住むところでは、畜犬登録をするには保健福祉センターという施設での登録でしたが、平日仕事の私は休みを取って予防接種と登録をすることになり、ちょっと面倒だなと思いました。
畜犬登録は法律で決まっているからと思い何となく登録しましたが、その後登録する理由や狂犬病の詳細を調べた結果、犬を飼う上で犬と人が安心して暮らすために必要なことだと思いました。
ユーザーのコメント
女性 めろんぱん
ペットショップや動物病院で手続きをしてくれるところもありますが、限られているのと希望しなければ(飼い主が断れば)手続きしないままの状態で終わってしまいます。
年一度の狂犬病ワクチンも受けないといけないことを知らなかったりと、最近は躾面には力を入れる飼い主さんも多いですが、ワクチンや畜犬登録については適当な方も多いです。
飼育放棄も多いこの国では、責任感のない方でもペットショップでペットをすぐに飼えてしまうし、畜犬登録についての説明などもされないため(するところもあります)知らないままなんですよね。
ペットホテルやドッグランなどの犬可能な施設を利用するときや、ペット可のマンションに入居する際に畜犬登録ナンバーや狂犬病ワクチン、混合ワクチン、飼い犬の写真を以前住んでいたマンションの入居の際は提出しなければなりませんでした。次の年以降に提出は求められなかったですが。
畜犬登録に関しては法律で決まっているので〝しなければならない〟のですが、メリットとしては愛犬が行方不明になった際など首輪に畜犬登録のプレートをてけていてナンバーがわかることで、保護された際にスムーズだったり、犬可の施設を利用できたりとメリットはあるんですよね。
登録に関しては登録料金はかかってしまいますが、動物病院なら狂犬病ワクチンを受けた時にお願いすればすぐ手続きして貰えますし、役所でも手続き自体はすぐに終わります。
引越しで登録の住所を変更手続きした際もすぐに終わりました。
平日に行かなくてはならない点だけ困りますが、ほかの手続きの際に一緒にしてしまうとスムーズだと思います。
登録に関しては、我が家はしていますし法律で決まってるのでする必要がありますが、他人のことはどうでも良いため登録していなくても別に良いのですが、狂犬病ワクチンなど免除理由なく接種しないのはほかの人に迷惑がかかるリスクがあるため、やらないのは如何なものかなと思いました。
女性 ザック