犬が遊びたくないときに見せる7つのサイン

犬が遊びたくないときに見せる7つのサイン

飼い主さんと遊ぶことが大好きな犬であっても、常に飼い主さんと遊びたいというわけではありません。時には1人でゆっくり休みたい時もあるのです。今回はそんな犬が遊びたくない時に見せる行動やしぐさをご紹介します。

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犬が遊びたくない時に見せるサイン

クッションに首を置く柴犬

犬は飼い主と遊んだり、触れ合うことが大好きです。飼い主さんとスキンシップをとることで、幸福度が上がるという研究結果も発表されています。

しかし、四六時中飼い主さんに構って欲しい、遊んで欲しいというわけではありません。犬も人間と同じように、遊んだり構ったりされず、1人でのんびりしたい時もあるのです。では、犬が遊びたくない時はどのようなサインを見せているのでしょうか。

①目線を飼い主から反らす

シーズー

まず飼い主さんが「遊ぶ?」などと声をかけると、いつもならばこちらを振り返ったり、喜んでこちらに走ってくる愛犬でも、遊びたくない時には無視をします。目の前に飼い主さんがいる場合には、目線を飼い主さんから反らすのです。

犬は興味を持った事に対しては、ジッと見つめ注目しますが、興味が無いことに関しては基本的に無視をします。

そのため、この目線を反らすという反応は「興味がありませんよ」「あなたも私に興味を持たないでください」という意味があり、今は構って欲しくないというサインになるのです。

特にこの時、目線を反らすだけでなく、尻尾が下がったままの状態であれば、遊んで欲しくないサインであると思いましょう。

②顔を背ける

柴犬

さらに目線を反らすだけでなく、顔を飼い主さんから背けた場合、先ほど紹介した「目線を飼い主から反らす」サインよりも、より強い意味を持っていると考えて良いでしょう。つまり、「興味を持たないでくださいね」ではなく、「遊びたくないから放っておいて!」というような強い意思が見えるのです。

この反応は、飼い主さんが「遊ぶ?」と呼びかけ、目線を反らせたのにもかかわらず、続けて飼い主さんが近寄ってきて遊びに誘ってしまった時などに見られます。

もっとわかりやすい反応をする子であれば、飼い主さんが近寄ってきた途端、違う場所にスッと移動してしまう子もいます。

③後ずさりする

子犬

飼い主さんが遊びに誘った際、後ずさりする行為も「遊びたくないです」という意味を持っています。この行動は、比較的家に来てまだ日数が経っていない子に多く見られます。

家に来てまだ時間が経っていないこともあり、飼い主さん自身に警戒心が無いとは言い切れない状態です。したがって、飼い主さんに慣れていないため、普段は警戒しない犬でも、遊んで欲しくないという拒否反応から後ずさりしてしまうのです。

この場合は、しばらく放っておき、遠くから愛犬の様子を見てあげるようにしましょう。遊んで欲しくなったり、構って欲しいという気持ちが出てきましたら、愛犬の方から近寄ってきてくれます。

④近付いても眠っている

居眠りする犬

近付くといつもならお腹を見せてきたり、起きたりする愛犬も、「遊んで欲しくない」「構って欲しくないんです」という気分の時には、そのまま寝る体勢を崩しません。「とにかく今は眠いから、起きてまで遊ぶ元気はありません」という気持ちなのです。

もちろん、犬にとって遊んであげることも大切ですし、犬自身も普段は飼い主さんに遊んでもらうことに幸せを感じます。しかし、無理に寝ているところを起こしてしまうとストレスに繋がる可能性もありますので、寝ている時にはそっとしておいてあげましょう。

⑤首を掻く

首を掻く柴犬

犬が首を掻いている時は、不安を感じていたり、今は一人で落ち着いていたいという心境を表しています。そのため、この動作には「今は1人でいたいから放っておいて欲しい」という気持ちが隠されているのです。

しかし、ただ首が痒く掻いているだけの時もあります。見分ける方法としては、飼い主さんが何かアクションしたことに対して首を掻いたのか、そうでないのかという点が重要です。

もしも前者であれば、飼い主さんが遊びに誘ったことに対してのアクションということになりますので、「今は遊びたくないんです」という意味になります。

⑥あくびをする

あくびをするチワワ

犬にとってあくびは不安や緊張の表れですので、あくびをした時にストレスがかかっていることを意味しています。したがって、飼い主が遊びに誘った時にあくびをした場合、それに対してストレスを感じている可能性があるのです。

なぜそれに対してストレスを感じているのかといいますと、愛犬の心理としては「今は遊びたくないけれど、飼い主が無理に構ってくる」という状態であり、自分の気分と飼い主さんの行動が重なっていないことがストレスの要因なのです。

⑦1人で落ち着ける場所に移動

窓際で寝る犬

「愛犬がいない」と思ったら、1人で寝室に移動して寝ていた、あるいは日が当たる少し遠い位置に移動していたということはありませんか?

これは「1人で落ち着きたいけれど、リビングはテレビの音や飼い主さんの行動音がするから落ち着かない」という心理の表れです。つまり、1人になりたいということですので、「今は遊びたくない気分だし、構っても欲しくない。ゆっくり寝ていたいんです」という気持ちが1番近いと言えるでしょう。

人間も「いつもは楽しい事が好きだけれど、たまに1人になりたい時がある」という気持ちになる事がありますよね。それと同じ心境だと理解しましょう。

まとめ

眠そうな犬

いかがでしたでしょうか。このようなサインを出した時には、「今は遊びたくないよ」という気持ちの表れです。このような時は無理に構ったりせず、1人でのんびりさせてあげるのが1番です。ぜひ飼い主さんも遊びたい気持ちをグッとこらえ、愛犬の気持ちを尊重してあげましょう。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    50代以上 男性 老犬の父

    屋内犬(チワワ)と屋外犬(豆柴)は同い年ですが、屋内犬が最近お遊び嫌いで一人にして欲しがる時間が増えました。
    人間との付き合う時間が長い分、彼女にはストレスも多い様に感じます。
    かなり好き放題の行動が目立ちますが、特にチワワは独立心が旺盛ですから好きにさせる様にしています。
    自分から「遊んで!」と寄って来るまで好きにさせておいた方がスキンシップが取りやすいですね。
    豆柴は、そもそも自立心が旺盛ですから彼女からスキンシップを求めない時以外は、こちらから要求しないようにしています。
    人間は加齢と共に、感情表現もボディーランゲージも衰えていきます。
    彼女たちは、敏感に気付き反応している様に思います。
    こちらの都合だけでなく、お互いの「遊びたい時に思いっきり遊ぶ」事がいいのかな?
    犬だけが急速に年を取り、こちらは変化していないと思わない事が
    犬と共存する為には、重要と思います。
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